Monthly Archives: 11月 2023

畑の棚田と鵜川四十八躰仏

↑↑↑は、滋賀県内で唯一 『日本の棚田百選』に指定された畑(はた)の棚田の集落内で

見つけた何とか駐車できそうな場所です。ナビには掲載されていない道路でスマホの

Google マップにしたがって入り込みました。そもそも、この地を訪れたのは針江生水の郷で

一緒に案内を受けた方からオススメされたからでした。

どうやら、私は棚田写真家にはなれそうもありません。じゃあ、何写真家ならなれるんだ?という

ツッコミは、やめてください。泣きますよ。

集落内で謎の屋根付きウッドデッキを見つけました。残念なことに一部が朽ちています。

ウッドデッキのすぐそばにあった ↑↑↑ の大木は好き。

30分くらい集落内をウロついていましたが、見かけた人は、ただひとり。

それも高い石垣の上に立つ民家の庭で、洗濯物を取り込もうとしてる?方だけでした。

ナビで「名所」で検索して見つけた鵜川四十八躰仏を見にきました。学生時代を

大分で過ごしたせいか石仏とか磨崖仏とか聞くと、そわそわしてしまうのです。

写真を撮ってると中年女性二人組が、あとから歩いてやってきました。ここには駐車場が

整備されていたのですが、そうとは知らない私は、ちょっと手前にあった展望台を駐車場と

勘違いして駐めてしまいました。軽四でないとバック駐車は、かなり厳しい場所です。

「立派な駐車場があったんですね。車は、下に置いたんですか?」

「ここまで入ってくるのは、ちょっと勇気が要りますからね」

「すみませんね。誤誘導させてしまったようです」

しかし、会話はハズみませんでした。「ひとりで運転してると人恋しくなるもんで

すみませんね」と謝っておきました。

いいお顔をした仏様たちでしたよ。

針江 生水(しょうず)の郷

私のナビで、きちんと針江生水の郷を目的地として指し示すことに失敗したため、とにかく

針江地区という名称の地を目指して進み、すぐ近くまで到着した時点でスマホの情報などを

使って目的地に達そうとしました。しかし、近くの温泉付別荘地に迷い込んでしまって

二進も三進もいかなくなってしまったため、やっと見かけた別荘地の住人の方に道を

教えてもらって、やっと到着したのが、10:00 直前でした。案内の申込所に飛び入りで

10:00 スタートの案内をお願いできるかどうかを聞いたところ受け付けていただけることに

なったので、続けて車を置くところを尋ねると受付場所から300mほどの距離がある

グランドの駐車場を指示されました。さっそく、車に飛び乗って駐車場に車を置き、

ダッシュで受付場所まで折り返しましたが息があがって大変でした。結局、5分遅れで

受け付けてもらって、すぐ近くで案内人の説明を聞いていた一行に追いつくことが

できました。

針江では、綺麗な湧き水を生水(しょうず)と呼んで昔から大切に利用してきました。

集落の中を巡る水路やその水を生活用水に利用したシステムを"かばた"(川端)と呼んでいます。

↑↑↑ 実際の壺池部分です。壺池からあふれた水は同じく家庭内の端池に流れ込み

この端池で各家庭では鯉を飼っています。この鯉は、かつて、ハレの日のごちそうになったり

飢饉のときには、最後の命の綱になったりしていましたが現代では食用にすることなく

一種のペットとして飼っているので、どんどん大きくなって1mを超えそうな鯉が

ゆうゆうと泳いでいたりします。

自噴した湧き水はポンプで家庭内の台所に繋いでいて生活水として使っています。

各家庭で使った水は地区内を流れる水路ではなく整備された下水に流します。

壺池ではスイカを冷やしたり野菜を洗ったりします。

生活水は自噴水だけで足りるのですが各戸には上水道も引いてあります。洗車などには

水道水を使うかなあという話でした。

地区内を流れる水路の水はきれいで名前を知らない川藻と並んで梅花藻も見られます。

水路には、コイ、フナ、ヨシノボリ、カワニナ、沢ガニ、川エビが住み着いており、

琵琶湖からニゴイ・アユ・ハヤ・ビワマスが遡上してきます。

水路の護岸には川魚たちの休息場所としてブロックで横穴が設けられています。

水路を利用して水力発電も行われています。この電気を利用して風情ある常夜灯を

灯しているのですが、実は、この常夜灯には、もうひとつの役割があって下水路への

空気取り入れ口になっています。無粋な空気取り入れ口を粋な常夜灯に変身させるとは

なかなかやりますね。

曹洞宗正伝寺の川端。

菊の御紋の使用を許された由緒正しいお寺だそうです。

一年中、温度が変わらない水なので山葵も育てることができるようです。

他の見学者達とも、ワイワイガヤガヤ、楽しくおしゃべりしながらの生水の郷巡り。

案内の80歳のおばあさんは耳が達者で、そういう見学者のおしゃべりにも加わって

いろいろ説明もしてくれるし、さまざまな質問にも快く答えてくれて見学時間は

一時間半にも及びました。

他の二組の夫婦の方もグランド横の駐車場に駐めていたので、ジンちゃんをお披露目。

皆さんを見送ったあとは、ポカポカ陽気の中、リゾットと味噌汁でお昼ご飯をしました。

湖北野鳥センター

長浜市湖北町にある湖北野鳥センターは、琵琶湖に生息する水鳥の生態を学び、

水鳥や野鳥の自然環境の保護を啓発することを目的として、1988年に整備された

「湖北町水鳥公園」の中心施設として開設されました。

入館料200円を払って券売機でチケットを買って入館すると同時くらいに

おねえさんに「オオワシが見えてますよ」と望遠鏡に案内されました。

山本山のおばあちゃんと初対面です。おばあちゃんは、 越冬のため長浜市に飛来した

オオワシで、26年連続 で長浜市で越冬しているんだそうです。私が、湖北野鳥センターを

訪れた3日前に飛来したばかりということで、非常にラッキーでした。

おばあちゃんと言っても、推定年齢は31歳とのことで、31歳で「おばあちゃん」も

ちょっと気の毒な感じもしますが、体長1m、両翼2.5m の堂々たる体格です。

作シーズンの飛来は、11月26日だったそうで繁殖の有無を見分ける指標とされる

腹部の羽の状態がボロボロだったことから、湖北野鳥センターは「繁殖に成功して

渡来した可能性が高い。まだまだ元気な証拠」とみているそうです。

ホラ、やっぱり、現役バリバリじゃん。

餌は主に魚で、魚が捕れないときには水鳥を捕食することもあるそうで

最近は他の水鳥、たとえばミサゴが捕った魚を横取りすることも増えてきたそうです。

ミサゴから魚を奪った直後にトビから激しい攻撃を受けているのが上の写真で

なかなか厳しい世界ではあるようです。

センターの館内には生命の進化についての展示や

鳥の生態についての展示

鳥のデコイなんかも展示してありますが、全体的に展示品は少なめで

せっかく生きた鳥が周囲にたくさんいるのだから本物を見なさいよって

感じで、自由に使わせてもらえるズラリと並んだ双眼鏡や望遠鏡で

琵琶湖の水鳥を観察できるようになっています。

センターのすぐ近くの湿原

山本山の近くでオオワシの写真を撮ってるカメラマン達

センターとカメラマン達の中間地点にある野田沼。

センターだけではなく、周辺一帯が野鳥を観察するためのフィールドに

なっていて、この日もでっかいレンズをつけたカメラを持った人々が

たくさん集まっていました。

旅の Wi-Fi 事情

9月に義母が施設に入ったので楽天モバイルが不要になったのですが

今回の旅をすでに計画していたので契約を継続していました。

おかげで旅の間、パソコンもスマホも自宅にいるのと同様の Wi-Fi 環境で

過ごすことができました。この先、旅先でのネット環境をどうするかを

考える上で貴重なデータを得ることもできました。

思ったより少なくて済むんですね。車内に

↑↑↑ を置いてるだけで、たとえば給油のとき車外にいても Wi-Fi が繋がるので

宇佐美の会員証を出したり、クーポンをゲットできたりして便利でした。

一度の旅行で、20GB もあれば余裕で Wi-Fi 環境でいられて、朝ドラも夜ドラも

自らの都合に合わせた時間帯にNHK+で見ることができるし、いいことづくめだと

思いました。ただし、楽天モバイルは、自分の環境だと常に契約状態でいると

コストが掛かりすぎると思って、帰宅後、すぐに解約しました。解約しても

ポケット Wi-Fi は手元に残るし、SIM も 「そちらで処分してください」で

送り返さなくてもいいし、あっさりしてます。

パラパラッと調べた限りでは、初回入会時にバカにならない事務手数料を払わなければ

ならないところもあるし、旅に出るときだけ契約みたいなプランは見つからないのかも

しれないけど、次の旅までにいろいろ研究してみようと思います。

旅先では気づかなかったのですが、文字通りポケット Wi-Fi として観光のために

歩き回ったりするときにはルーターをポケットに入れて持出せば常に Wi-Fi の

恩恵を受けることができるわけで、ちょっとした調べ物をスマホでできちゃうし、

マップも見放題なわけで、次回からは車を置いて出かけるときにはルーターを

携帯しようと思いました。

せめて、ネットワーク エラー問題を片づける

昨夜というか、今朝の未明まで、このブログの更新やら、弁護士へのメールやら

tp-link のWi-Fiルーターへのアクセスができない問題に取り組んだりしていた

わけです。さすがに、ちょっと朝寝坊してしまって、昼前に何やら忙しそうにしている

女房に、「昼飯、作ろうか?」と尋ねると

「助かる、頼む」との返答。

チャンポンを作ったら、おいしいと言ってましたが、私としては時間管理のミスで

ちょっとノビぎみだったのが残念。

午後は、持っていった衣類の片づけをした覚えはあるけど、他に何をしたか

あまりよく覚えていません。あ。そうそう。眼鏡フレームを買った Yahoo! ショッピング の

ストアレビューを書こうとしたら、 「あなたのお買い物レビューランク」が繰り返し現れて

邪魔するということもあるけど、そもそもレビュー投稿欄に至るインターフェースの

マズさから投稿そのものがやりにくくなっているという罠に、どっぷりと浸かって

かなりの時間を浪費してしまいました。

夕食から女房の就寝時間までは、「博士ちゃん」や録り溜めたTV番組などを鑑賞して

↑↑↑ のエラー解消の続きに取りかかったのは、日付が変わった頃という、あいかわらず

不健康な時間の使い方をしてしまってます。

昨日、見つけておいた「ルーター/中継器をブリッジモード変更後に管理画面が

開かない場合は、どうすればいいですか?」のFAQの中身は、TP-Link Tetherアプリを

起動し 、 画面に現れたルーターの画像をタップすると現在のIPアドレスが表示されるという

ものでしたが、いつまでも読み込み中のまま表示されませんでした。ここで「ちょっと、待てよ」

ブリッジモードに変更したのだから、TP-Link は、 CTU の DHCP から割り振られたアドレスを

持ってるはずじゃんって気づけば、あとは簡単です。パソコンから http://192.168.1.2 、

http://192.168.1.3 ……と順番にアクセスしてみれば、http://192.168.1.8 でビンゴ。

後は管理メニューの設定から192.168.1.18 の固定アドレスを与えてやれば、OK。

最後に、Aterm もアクセスポイントモードにしておかねばならないので取扱説明書を

読んだら、物理的なスイッチだったので、RTモードからAPモードに変更して、OK。

以上で、ネットワークエラーは、完全解決となりました。

Wi-Fi ルーターの前にルーターがあって、RTモードだと不具合を起こすというのは、

何年も前に、ご近所サポートで知っていたのに、自分のこととなると思い出せない

というか、それよりも、当時、Aterm を APモードにしておかなきゃって、なぜ、

思わないのか不思議というか、私の知識も底が知れてるというか、トホホな結果の

エラー解決業務でした。

帰還。もぬけの殻シンドローム?

週末は、グッと冷え込むという天気予報で湖北は若狭湾からの

風の通り道、雪の通り道。着雪なんかあったらノーマルタイヤなので

帰ることはおろか、身動きできなくなって来春まで湖北強制移住?

家路についたのは、あたりが真っ暗になるまで観光をしたあと。

R161が混んでいたので地元の車とおぼしき車について行って、ほとんど

動かない車列の1~2km先に行って時間を短縮したりもしましたが、

そのうちにナビが、R161 から外れて湖西道路を走らせてくれたので

渋滞からは解放されました。

もっとも、そのあたりになると R161も流れが少しは良くなっていたのかも

しれません。琵琶湖大橋を渡ったところで給油。栗東IC から乗りました。

大津SA で、この旅唯一の外食。大阪王将で餃子定食 ¥790 美味でした。

ただし、唐揚げは、ちょっとだけ好みと違ってました。

再び、走行。三木小野SAまで突っ走りました。到着は22時半頃でしたか。

いずれにしても、このまま行けば、24時前に高速を下りて深夜割引きの

対象外になってしまいかねないので、運転席をちょっとだけ倒して仮眠したら

しっかりと日にちが変わってました。

年内一杯は解かれそうもない山陽自動車道(下り線)の播磨JCT~赤穂IC間の

通行止めのため、龍野西ICで下りて赤穂ICで再び山陽道に乗りました。

給油して帰宅できたのは、草木も眠る3時半頃でした。

翌朝、tp-link のWi-Fiルーターのブリッジモード(アクセスポイントモード)への

動作モード切り替えを管理画面から行ったものの再起動後、管理画面が

開かなくなってしまったため、サポートのFAQに従って「ブリッジモードルーターの

IPアドレスを確認する方法」なるものを明日にでも、やってみなくては

なりません(← 先ほど該当FAQの存在を見つけた)

荷物の片づけも中途半端なまま。録り溜めたTVドラマなどを観てたら、

あっという間に時間が過ぎて、うたた寝を繰り返しながら、現在、日にちが

変わって、a.m. 3:00 を過ぎてしまいました。女房への旅の報告は

楽しかったのですが。

道の駅でも事件は起きる(笑)

一昨日も今日も良い天気です。特に昨日は絶好の行楽日和。

針江 生水(しょうず)の里に始まり、畑の棚田、鵜川の四十八躰仏と

一日中、観光してました。今日は湖北野鳥センター。山本山の

おばあちゃんにも会いましたよ。昼飯を食べようとしたところで

女房から、

「↑↑↑んなエラーが出たけど、使って大丈夫です?」

と、プラスメッセージが届きました。先ほど調べたら女房への対応を

誤ったようです。どうやら、三ヶ月前に買ったWi-Fiルーターを

RTモードにしたままだったかな?いずれにしろ「帰宅してからでないと

対応できない」という部分だけは間違いではありません。

そういえば、この旅の最初のほうで、ご近所サポートの依頼が

ありました。サポート依頼そのものは、非常に簡単で、ひとつ確認を

するだけで回答できるものでしたが、その確認のための検索を

しようとするとパソコンに大きな負荷がかかってブラウザが、

まともな動きができなくなるという不具合が発生しまして、

その原因を調べるのに非常に手間取ったといったことがありました。

まあ、そうした観光やパソコンの話題は帰宅してから、ゆっくりと

また記事にするかもしれません。

今日の話題は水問題に起因する話です。

お試し瀬戸PAでの初日に、思ったより水の消費が大きいゾと

気づいて自宅に帰ったときに、清水タンクに14リットル、2リットルの容器に

2本。計18リットルの水を積み込んで出発しました。

その水が、だんだんと枯渇してきて明日をも知れないという状況になったので

今朝、道の駅の掃除のおばちゃんに水をもらうわけにはいかないかと尋ねたら

掃除用のホースから出る水じゃダメ?と聞くので、さすがにそれはホースリールの中の

長ーーーいホースの中が清潔とは、いえないので……というとバックヤードに連れて

行ってくれて、花への水やり用に汲むシンクから水をあげてもいいかどうか事務所の人に

聞いたげると、すぐ横の事務所のドアを開けて事務員さんを呼びました。

そのとき、横合いから「何?何?」と口を挟んできた職員さんが来たので

「14リットルほど、水をいただけないかとおたずねしてたところです」と説明しました。

すると、その職員さん「この水は飲用にしてもよいかどうかの水質検査をしていなので

差し上げるわけにはいかない」と言うので「そういうことでしたら、あきらめます」

と、私。「ところで、いつごろ出発するの?」と職員さん。「準備だけ

済んだら、すぐに出発しますよ」「店の真ん前に、ずっと駐められたんじゃねえ。

宿泊の車は、ずっと端っこのほうに駐めてもらってるから」「ああ。そうですか。

まもなく出発しますよ」

これで、職員さんとの会話は終わって、バックヤードから掃除のおばちゃんと

連れだって店の表まで帰ってきました。そこへ、追っかけるように、先ほどの

職員さんがやってきて

「このタンクに汲めばいいの?」

「はい。14リットルほど」

職員さんはタンクを手に店内へと入っていきました。ここからが

おかしくて、掃除のおばちゃんが

「あの男は偏屈でね」

「あ。私も偏屈なので、よくわかりますよ。水質検査してないって言ってたし」

「だから、私たちは、あの男とあまり話さないようにしてるの」

とまあ、打ち明け話?をしてくれて

「これから、どこへ行くの?」

「日帰り温泉にでも行こうかと」

「駅の近くに北近江温泉というのがあるよ」

「そう。たぶん、さっき調べたのが、そこじゃないかと」

そこへ職員さんが満タンにして、たぶん、16リットルくらい入れたタンクを

下げて帰ってきました。

「誰にでも頼まれると困るからね」

「はい。内緒にしておきます」(このブログに書くだけにします)

職員さんは、さっさと店のほうへ帰っていきましたが、

掃除のおばちゃんは、我々が言葉を交わしている間にスッと消えていました。

危うく火だるま焼死 ← 私

今回の旅でジンちゃんの車内ではダウン半纏をいつも着てます。

軽くて暖かくて何年も自宅で使ってるので、少々汚れても

気にならないため、車内だけではなく、けっこー平気で外に

着て出ます。

車内では、さまざまな事故が発生します。一番多いのが失せ物事故。

現在も菜箸が1本、行方不明です。手袋が片方見つからなく

なったり、LEDライトが、どこに行ったかわからなくなったり、

しょっちゅう探し物をしています。

次に水の事故。今回も片手鍋をひっくり返して中の湯を

こぼしてしまい大騒動したことは前回書きました。

しかし、今回、火の事故を起こしてしまったのには

あわてました。夕食の用意をしているときにカセットコンロを

バッテリーの箱の上に置いて湯を沸かしていました。

冷蔵庫の冷やゴハンを取ろうとして手を伸ばしたときに

ダウン半纏の袖がコンロの火に近づき過ぎたのでしょう

パッと燃え始めたのです。冷蔵庫の中に視線が行ってるので

目の隅に炎が見えたとき、何が起こっているのか一瞬

わかりませんでした。次の瞬間、燃えてるダウン半纏の

袖の外側を左手で直に何度も、はたいて何とか消火は

できましたが、あまりのことに、しばらくボーゼンとしました。

あたりを溶けたダウン半纏の袖の穴から出た羽毛が舞って

います。穴の大きさはこぶし大くらい。

「羽毛に火がついたら、大変だ」

コンロの火を止めてコンロの中にも落ちてる羽毛を拾っては

ゴミ袋に入れる作業をしばらくしてました。

やっと、左手の指先がヤケドをしていることに気づいて

フリーズドライの味噌汁を夕食時に飲もうと用意しておいた

紙コップに水を入れて指先を冷やしました。

左手で紙コップを掴んで指先を冷やしたまま、右手だけで

モタモタと夕食の準備をしました。電子レンジが作動しないので

冷やゴハンも冷えた作り置きのポークジンジャーも湯煎しか

温める手段はありません。冷やゴハンをジッパーバックに入れ、

ポークジンジャーは、お昼ご飯に食べた湯を入れて3分で食べることが

できる携行食のガパオライスの空き袋を洗ったものに入れて

湯煎を開始しました。

ところが、あまり時間もたたないうちに、ポポポとコンロの火が

消えてしまいました。

今回、予備のガスボンベは1本しか持ってきていなくて、その1本も

すでに交換していたのでした。スーパーでカセットコンロ用の

ボンベも目に入ったのですが例によって3本組だし高いし

買わなかったので終了。

水から左手を出したらジンジンするし、沸騰しきっていない湯の中に

漬けただけの夕食はぬるいし、味噌汁用の湯を沸かすことは

できないしトホホながらも、大事に至らずに済んで良かったと

やっとコトの重大さに気づきながら、惨めな夕食を食べ続けました。

洗い物は、どうするの?

11月17日の大津SAの朝は、その前の夜の洗い物で始まりました。

ポークジンジャーの残りが、そのままフライパンの中にありました。

車の中は、震えるほど寒いので傷む心配はありません。しかし、

フライパンをキレイにしないと朝食のパンを焼くことができません。

汚れたものは、包丁や、おろし器、計量のスプーン、まな板などの

調理具とフライパンです。食器は紙食器や割り箸を使っているので

そのまま捨てるだけでよろしい。まずはヤカンで湯を沸かし、

あまり油汚れがないものから順番に熱湯を含ませたキッチンペーパーで

拭っていきます。醤油の汚れがある計量スプーンは、鍋に向かって

ヤカンの湯を掛けながら文字通り洗っていきます。

フィルムまな板などは、たっぷりめに湯を浸ませたキッチンペーパーで

しっかりと汚れを落とし、新たなキッチンペーパーで残った水分を

拭き取ります。

おろし器は、湯を掛けて大ざっぱに汚れを落とし、細かいところは

湿らしたキッチンペーパーで丁寧に取っていきます。

この写真には映りませんが左横にフライパンを安定良く置いてあって、

鍋に注ぎ入れた湯は、すぐにフライパンへと移します。これには、鍋は

柄のモーメントで安定が悪いのでひっくり返らないうちに、さっさと中の湯を

捨てておきたいのとフライパンの底にある油汚れを湯で浮かしておきたいという

二つの理由があります。フライパンの中に残っていたポークジンジャーは、

あらかじめタッパーに取って空にしています。

万一、鍋がひっくり返っても大丈夫なようにしておくのは実際にひっくり返したことが

あるからです。しかも、今回の旅の初日に鍋の中の湯を使っていって

少なくなってしまったときにバランスが崩れてひっくり返してしまったのです。

包丁などは、ナッツのチャック付空き袋に入れて保管します。初日に使った

ナイフとフォークも、この中に収納しています。丈夫なビニール袋なら

ナッツの袋である必要はありません。念のため。

最後に大物のフライパンを何回にも分けてキッチンペーパーで拭っていきます。

たっぶりとネットを浸したキッチンペーパーを夕食時に使った割り箸を柄の

代わりにしてモップ掃除の要領で油汚れを吸い取りながら取っていきます。

常に熱湯になるように何度もヤカンで沸し直しながら取って行き、汚れた湯は

鍋に排水していきます。

フライパンがキレイになったら鍋の中の湯をトイレに流して、さらに熱い湯で

浸したキッチンペーパーで鍋の中の油分を取り除きます。

こうした流れで、けっこう、大量にキッチンペーパーを使いながら“洗い物”を

します。この洗い物で使った水は約500ccでした。

ところで、今日も天候は荒れ気味で観光どころではなく、昨夜から泊まっている

道の駅 藤樹の里あどがわ で、一日中過ごしました。今夜も連泊の予定です。

サブバッテリーの電圧は、現在、11.9Vを示しています。昼間、日照時間が

短く、思うようにソーラー充電できなかったためです。あ。11.8V に下がりました。

これは、ヤバいのでエンジンをかけて走行充電モードでチャージすることに

します。ついでにヒーターかけて、ちょっと車内温度を上げることにします、

寒さもヤバい状態です。バッテリーに余裕があれば、電気毛布をONすれば

済む話なんですが、せっかく、1時間か2時間ほどアイドリングを続けるなら

ヒーターのほうが手っ取り早いということになります。

今夜の夕食メニューはネギ入り肉味噌でした。タマネギ2個入りです。

ウマーーッ でしたよ。たっぷりと作り置きもできましたが、実は、昨日の

夕食時に電子レンジが動かなくなりました。インバーターが作動しなく

なってしまったからですが、おそらく、インバーターのブレーカー落ち

だと思うのですが確かめようがありません。冷蔵庫からギャレーから

すべてハズしてしまわないとバッテリー庫の蓋が開かないからです。

おかげでご飯を温めるのも、湯煎で15分ほどかかりました。

禍福は糾える縄の如しなる一日

ぐっすり眠ったので爽快な目覚め……といっても夜中に二度ほど

トイレに行かねばならなかったのは古稀を超えた印?

あまりにも、バックキャリアの重量があるので片手や頭で支えての作業が

不可能とは言わないけれど、かなりツライのです。初日に瀬戸PAで

経験してわかったことです。

そこで、昔、親父が何の目的なのか作った棒があって、七つの忘れ物の

ひとつとして取りに帰ったのです。接地面は長年、里山の作業小屋に

立てかけられていたせいか、ちょっと傷んでいたので切り落としましたが

重宝しています。おそらく里山にあった樫の木を使ったのでしょうけど

用途は天秤棒だったのかな?

設営の時だけではなく、清水タンクから車内用の2リットルボトルに給水するときも

便利です。

さて、表題の最初は【福】

賤ヶ岳SA近くを走っていたとき、変な角度で高速の側道をUターンした

白い乗用車。室内に赤灯が見えたのです。即座にスピードをゆるめて

追い越さないように併走してると私の車の直前に合流して来ました。

そのまま走行してると、私の車と抜きつ抜かれつしていた2台の車が

追いついて追い越していきました。その2台も抜きつ抜かれつ状態でしたが

1台がスピードを緩めて順番が入れ替わったタイミングでスーッと

覆面パトガが先頭車両の後ろにピタリとつけて、速度測定できたのかな?

右車線側に出て先頭車両としばらく併走してから(おそらく停止する場所を

指示していた)前に出て、少し先の路肩が広くなった場所に停車させました。

その横を通り過ぎてから、また快走に戻りました。

ところで、覆面パトガが不自然なUターンをしたように見えた場所は

あとで調べたら

↑↑↑ でした。高速上でUターンできるようになっていて、何でも

雪氷車両のUターンと呼ばれるもので除雪車などが、ここで折り返して

効率良く作業をするための設備なんだそうです。覆面パトも、ちゃっかり

利用して効率良く赤切符を切っているのでしょう。

木之本ICで下りて宇佐美で給油し、ナフコという名のホームセンターで

あらかじめリストアップしておいた買い物をしました。ナフコの駐車場で

インスタントラーメンを作って食べましたが、もたもた作ってしまったのか

ノビてしまっていたので、ちょっぴり【禍】

長浜市内で、やたらとツーリング中のバイクを見かけてたのでイヤな予感が

してたら、バイクも車も、山ほど集まっていました。その場所は

高島市のメタセコイア並木。

この度で初めての観光スポット。到着してのは16時頃でしたが、

車、車、車、バイク、バイク、バイク、人、人、人。

でもまあ、最初の無料駐車場に、スッと駐車できたので、これは、ちょっぴり【福】

並木道を歩いて往復したと思ったら、近くの(といっても、6km以上ある)スーパーに

向かう時、ジンちゃんで通ったら、歩いたのはホンの一部で全長2.4kmあるらしい。

無料駐車場から折り返していたら、これを知ることはなかったので【福】

スーパーで買い物してたら、あこがれのペヤング焼きそばを見つけて【福】【福】【福】

西日本では売ってないんですよぉ。

近くの道の駅で検索して向かったのが、「しんあさひ風車村」

到着したハズなのに「本日の営業は終了しました」のゲートに「道の駅は300m先右折」の

貼り紙があるだけ。とりあえず行ってみると「STAGEX高島」という名称の

グランピング施設の第二駐車場とおぼしき、だだっ広い駐車場があるだけ。隣接する

公園への入り口は「本日の営業は終了しました」という表示があるゲートで

封鎖されています。いくら眺めてみても駐車場に道の駅の表示もトイレらしき建物もありません。

再び、ナビが指し示した元の場所に戻って、もう一度調べていたら、STAGEX高島の

スタッフが声をかけて来ました。「道の駅は、ちょうどあの明かりがある横にありまして、

300m先を右折していただくとおいでになれます」

「あの細っそい道を行ったところにあるだだっ広い駐車場?」と、私。

「そうそう、そうです」と、にこやかにスタッフのお兄さん。

「トイレはある?」

「公衆トイレがあります」

あとで調べたら、どうやら隣接の公園内にあるみたいですが、夜間は通路が封鎖されてるし。

夜間といっても、このとき、18時頃です。道の駅のスタンプだけは、STAGEX高島の

センターハウスにあるそうですが、営業時間内だけね。まあ、私自身はスタンプに

興味を持っていないので、とりあえず、この話を高島市の担当者を見つけて電話するか

明日、訪問するか。とにかく、この事件が本日の【大大大禍】でした。