日帰りとはいえ、観光目的のお出かけは数ヶ月ぶりです。
砥峰高原(とのみねこうげん)は、兵庫県神崎郡神河町にある西日本有数のススキの
大草原が広がる高原です。約90ha ですから、東京ドームが19個すっぽりと入る
大きさですね……って言っても、東京ドームに行ったことがない私には、まったく
わからない尺度です。仙石原すすき草原の4~5倍というほうがわかりやすい?
でも、仙石原の広さは、16ha、17ha、18ha、22.7ha と、サイトによってまちまちの
数字なので割り算がやりにくいのです。映画「ノルウェイの森」「信長協奏曲」
「燃えよ剣」NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」「平清盛」など数多くの映像作品の
ロケ地として使われたことで知名度を高めたようです。シーズン中は、駐車料金500円が
必要になるようですが、緊急事態宣言中のせいなのか、徴収してませんでした。
平日だということもあってか、ピーク時でも駐車場は1/3くらいの利用率でした。
アクセスは峰山高原側からのほうが道路が広くて、おそらくシーズンまっさかりでも
通行量も少ないと思われるのでオススメです。
起伏があり、水が豊富で湿原もあって、9月の終わりというこの時期なのに花もたくさん
見ることができました。
一番、目立ったのは、ウメバチソウ。ススキの陰になっていましたが、かなり大きな群落を
こさえてました。ツリガネシャジンやカワラナデシコ、アキノキリンソウなども花を
咲かせていました。リンドウは、たった一本しか見つかりませんでした。
主役のススキは、あまりほうけたススキが好きではない私には、今が見頃に思えました。
曇り空で光が足りなかったのは、少しだけ残念でしたが、そのぶん涼しくて虫にも
悩まされず悪い面ばかりでもありませんでした。帰路の3/4くらい過ぎたあたりで
後方に広がった青空を見たときには、正直、口惜しいと思いましたけど。
今日の全走行距離は、280km ほど。自宅から砥峰高原までは、途中、トイレ休憩を
とっても2時間ほどでした。後付けオートクルーズが大活躍してくれたことは言うまでも
ありません。