Monthly Archives: 11月 2021

秋の陣、撤退

昨日、今日と温かく、下地処理のラストスパートに取りかかって

いました。ひょっとすると、昨日完了するかな?と思ったのですが、

さすがにラスボスは手強かった……

とにかく、デカい、重い。材料は通常の瓦3枚分ぐらい必要でした。

昨日、7割方できていたので、今日の材料は通常の半分のセメント 250g で

調合しました。ちょっと、水が多くユルかったので、若干、セメントを

足しました。

計119枚。ラスボスも1枚に数えていますが、端っこ用に割った瓦は 1/2枚で

カウントしました。片付けまで全部済ませてしまいたかったのですが、明日は雨の

予報なので今日処理した瓦は物干しの屋根の下で乾かさねば白トビしてしまいます。

手すりのカバーというか、ふとん干し用の桟を若干修正しなければならないし、

ちょっとだけ、12月まで残務処理が残りますが、本隊は引き上げることに

しました。次回、春の陣は、おそらく、4月半ば以降ってことになりそうです。

女房、ヤマカガシを狩る

昨日とは違って、今日は暖かかったので水源に至る谷川の倒木を

切断するために里山に出かけました。他にも、5日ごとのシイタケの

収穫と勤労感謝の日を過ぎたのでキウイの収穫時期でもありました。

谷川を遡行するために着替えたりチェーンソーを準備していたら、

女房に呼ばれました。「マムシだと思う」と指さした先にヤスで

突き刺して地面に縫われた細身の蛇がノロノロとのたうっていました。

背中に模様はありますが色も濃いし、頭がシュッとして小さく

マムシの特徴であるズングリ体型でもありません。アオダイショウの

幼体のマムシに擬態したやつかなとも思いましたが、60cm以上と

長いのと、もっともっとマムシに似た模様のハズなので、これも違います。

穴を掘って埋めるときに腹が見えて黄色かったので、ヤマカガシ?と

思いましたが、十数年前に一度見ただけで記憶がさだかでなく、

こんなに小さな頭だったかなあと自信がありませんでした。蛇を見つけて

すぐに女房は私を大声で呼んだそうなのですが、その時はわからず、

あとで考えると遠くで女性の声がしたのは聞いたけど里山の隣の駐車場での

声かなと思って気にしていなかったんですね。今年の5月に私がマムシを

ヤスで突いたのを見ていた女房は、呼んでも私が来ないのでヤスを取りに

小屋まで行き、(そのあいだに、どうか蛇が逃げてしまっているように……と

願ったのもむなしくまだいたので)頭を狙ってヤス突こうとしたけど

ウマクいかず胴体を突いて地面に縫い付けておいて手頃な棒で頭を何度も

突いてツブそうとしたというのです。怖さゆえとは言え、よくも、ひとりで

蛇を仕留めたものです。

あとで、この話をお隣の山主さんと話していたら、どうやら、年に

2、3匹は麓の畑でヤマカガシを鍬で殺すそうで、腹の黄色が決め手と

なって、ヤマカガシだったと確定。頭も毒蛇とは思えないほど小さいのも

特徴のひとつなんだそうです。ヤマカガシに噛まれたら、ハブやマムシの

ようにすぐさま症状がでるのではなくて、噛まれて二十日ほど経ってから

死んだりするので因果関係がよくわからず50年くらい前まで毒蛇と

わからなかった要因のひとつになったという話をしてました。

さきほどまで、ネットで、いろいろ調べていたらヤマカガシの毒は

マムシの数倍も強く、おまけに奥歯だけではな、首のところに毒を

蓄えていて噛まれなくても、そこから毒液を飛ばすことがあるので

棒などでたたいたりしないことという注意喚起がなされてました。

この毒液、眼に入ると失明することもあるそうで、ウィキ の受け売りを

すると、この毒はヒキガエルを補食したときに得た毒を蓄えたものという説が

あるようです。ヒキガエルも見つけたらソッとしておいたほうがいいとは

聞いていますが、失明させられてはかなわないので、より警戒を強めることに

します。それと、女房には、ハッキリとマムシとわかった場合以外は蛇を

見たら退散してもらうのが上等ということを明朝知らせておこうと思います。

↑↑↑のようにホースの上に倒木があるとエア抜き作業ができません。

↑↑↑のように、ただ倒すだけではなく、ひとりで運べる重さになるよう

玉切りしておきます。奥側の木は倒木ではないのですが、谷川を横断する

形で低く生えてる木も谷川を遡行しているときに頭を打ったり通行の邪魔を

したりするので同様に玉切りしておきます。

その様子を反対側から写したのが ↑↑↑ です。

↑↑↑ を ↓↓↓ のように。

シイタケとキウイを収穫し、隣の山主さんから安納芋とサツマイモを

いただいたことを感謝し、危険と隣り合わせだったにも関わらず無事で

あったことを言祝ぎながら寝床に向かうことにします。

寒い!

今日は寒かったです。風が冷たくて、とても屋外作業をする気には

なれませんでした。

そこで、室内で作業することにしました。瓦の中にはモルタルが盛られて

いるものがいくつかあります。桟瓦のように予備があるものなら、そういう瓦を

避けて予備瓦を使えばいいのですが、棟瓦や袖瓦、裾瓦などは予備が

ほとんどありませんからモルタルを取り除いて正常な形に戻す必要があります。

このモルタルを取り除く作業の難易度は高そうに思っていました。道具も、

タガネさえ持っていないのか、どこかに紛れてしまったのか、とにかくないし、

とりあえず釘抜きを代用にして、どの程度できるものか試してみました。

あらら。意外と簡単に取れちゃいます。

次から次へと調子に乗って、どんどん、瓦の表面のモルタルを取り除いて

いきました。

こんなのも、ちょちょいのちょいと

……とは、いかなくて割れてしまいました。

予備の瓦を使って作り直そうとしましたが、金属用のドリルでは、文字通り

《刃》が立ちませんでした。まあ、この件は先送りすることにして、今日の

作業を終えることにしました。

室内というだけで暖房なしでも暖かく作業ができましたが、どんどん

寒くなってきていて日没も早まっているし、なんとか下地処理の工程を

済ませたら秋の陣は引き払って来春に続きをするしかないかなあと思って

います。ガレージでは水が使えないし、下地処理が終わった瓦を干す場所も

ないので屋内作業に切り替えるのは厳しいですね。

といっても、寒風吹きすさぶ中での作業は、とても無理だし、どうするかなあ。。。

木を倒す

今日の任務は、根元にほど近い位置から三つ股に枝が出た木を倒すことです。

樹種は栗。樹齢アラフィフですが、近年、ほとんど実をつけなくなったのと

大きくなりすぎて他の木を陰にしてしまうのと、そろそろ、椎茸の次の原木を

用意したかったのとで倒すことに決めてました。本当は、今月前半には

倒したかったのですが、ついつい、今日になってしまいました。遅くなると

来春に椎茸の植菌をする時期までに乾燥が間に合わなくなるので、あせって

いたのです。

一本目の枝を切り落とした様子を別の角度から写しました。

一番難儀なのが、この枝。

背が高いのとスペースが足りないのとで、下手に切ると左隣の ↑↑↑ の木に

枝がかりしてしまいます。

できるだけ、高い位置で切って枝がかりを回避しようとしたのですが、それでも

隣の木の枝に当たってバウンドし、ハシゴの上にいた私めがけて倒れてきたので

枝の一本が、私の頭に当たりました。チェーンソーは持ってるし、ハシゴも

不安定なので下手に頭をかばってハシゴから落下するのを避けた結果でしたが、

眼鏡も吹き飛ばされました。あまり太くない枝だったので、さほど、痛くなかったのが

不幸中の幸いです。ハシゴの上にいたので、地上に落ちた枝がハネかえってアゴに

刺さるよりは、マシということでしょうか。(お隣の山主さんの実体験です)

いずれにしろ、安全に木を倒すには、まだまだ経験の積み重ねが大切です。

残り1本の枝は難なく切り落とすことができて、これで伐採完了です。切り口からは、

いずれ、ひこばえが生えて、20年もすれば、また実をつけると思います。

紅葉は、今が見頃です。

柿、ユズ、シイタケ

シイタケは、11月7日(日)に今年の初物を収穫をしました。そのあとは、

一週間ごとに収穫するとちょうどいいスパンになります。

こちらは、2017年の3月に植菌したものです。発生が遅くて去年くらいから

やっと、1本とか2本、生え始めました。原木の乾燥が不足していたことが

原因かも知れません。今年も、栗の木を伐採して原木を用意するつもりですが

まだ、倒していないので、なるべく早く切らねば……

ユズも収穫時期を迎えたので、1/3ほど穫りました。残りは12月と1月に分けて

収穫するつもりです。この木そのものが貯蔵庫ということですね。でも、1月も

あまり遅くなると熟れすぎるのか寒さにやられるのかわかりませんがダメになるので

前半くらいまでには穫りきらねばならなかったはずです。

柿は、三回に分けて収穫した最後です。それでも、まだ、ちょっと青いのがありました。

一番上の枝の柿は鳥さん用に残しました。

今日の収穫。あとは、勤労感謝の日を過ぎたあたりにキウイの最適収穫時期を迎えます。

我が家の紅葉は、まだ、始まったばかりです。

ゴムべら壊れた!

今日の作業をしていて、いつになく腰が痛いのです。どうやら、椅子の高さが

合っていない?

いつも使ってる浴室用腰掛けから左の腰掛けに変えてみました。

↑↑↑ という仕掛けですが、めっちゃラクに作業ができました。

椅子の高さって大事です。おかげで腰は痛くなくなったのですが

どうも、作業が進みません。

骨が見えてます。肝心のゴムべらの先端に力が入らないので

ウマクいかないのです。次のゴムべらを入手しなければ……

今日の下地処理は、 たったの4枚しか処理できませんでした。

累計 49 枚です。

正解は……

ふとん干し桟でした。

反対側から見ると ↑↑↑ となってます。右肩上がりなのは、政府の願い事ではなく

ちょっと見づらいですが、[A] の 番線を収納するための切り欠き工作が

間に合わないまま使用したため、浮いてしまいました。

ふとん干し桟は、横倒しにすると、断面がコの字の ↑↑↑ という形状をしています。

どうせ、鉄柵を切り取った部分にドアを作るのがいつになるかわかったものでは

ないため、その間、ふとんを干すことができないのでは、あまりな仕打ちと、

女房が心に思うだけではなく、ハッキリ口にしたので応急処置です。

それにしても、今日は、ふとん干し日和でした。とにかく、乾燥するする。

おかげで、下地処理剤の乾燥も早くて作業終了前に固化が始まりかけて

しまいました。今日は、軒瓦ばかりを処理したのですが、風化がMAX で

分厚く塗る必要もあって、5枚しか処理できませんでした。累計 45 枚です。

何を作っているのでしょう

ガランとしたガレージ2F工作室。

作業台とボロボロの木材を持ち込んで

カンナがけでボロボロ木材を reproduction そう言えば、瓦も reproduction です。

セメント瓦は、岡山市では「出せないごみ 」に分類されていて回収してくれません。

通常なら産廃業者に依頼するしかないのですが、自分で下地処理 → 塗装して

再生、再利用って、とっても SDGs ♪

3本の木材を使うのですが、そのうちの1本の両端をトリマーで面取りをしました。

意外と簡単にできることがわかったので今後も使う場面が増えるかも知れません。

明朝使いたくて急ピッチで作業を進めましたが、わずかにおよびませんでした。

明日、仮使用したあとで完成させる予定です。

見上げたもんだよ屋根屋のふんどし

田へしたもんだよ蛙のしょんべん。。。寅さんファンも減って

慣用されなくなっちゃってるでしょうね。

下地処理の手順は、

ゴムべらを使って処理剤を瓦に載せます。

キッチン用のゴムべらで全体に延ばしていきます。

上面が全部塗れたら、塞いでしまった釘穴を結束バンドで穴開けしておきます。

上面の次は側面です。

雨水は瓦の上を上辺から下辺方向に流れます。ということは、下辺を

あまりしっかりと塗ってしまうと瓦が含んだ水を排出できなくなります。

右辺は、左辺の下に敷かれる形になります。上辺も下辺の下になるのですが、

棟瓦や上の瓦で受けきらなかった雨水がルーフィングの上を上辺に向かって

流れてくるので、しっかりと受け止めて左右や下方向に分散させなくては

なりません。横なぐりの雨を瓦に染み込ませないために左辺の防水は

大切です。下辺からも風にあおられた雨水が入り込もうとしますが、

重力によって下方向へとUターンさせられるので防水要求は低いです。

これらの状況をふまえて、下辺を最初に塗りますが、多少の塗り残しが

あっても大丈夫と思って気楽に塗ります。次に左辺を多少厚めに塗ります。

上辺が、一番気を使います。上面を塗るとき、上から下へとゴムべらを

動かすので上辺近くの塗膜が薄くなっていたり、塗り残しがあったり

するので、これらを修復というか二度塗りしながら、上辺は、できるだけ

丁寧に塗ります。最後に右辺ですが、薄塗りでいいので塗り残しがないように

だけ気をつけて塗ります。下面は、まったく塗る必要がないので、四辺が

塗れたら完成です。

下地処理が終わった瓦は屋根で干します。今日は、8枚塗ることができました。

しかも、明るい内にです。今日までの累計で、40枚。1/3を塗り終えました。

ちょっとずつ、屋根屋に近づいているのでしょうか。