Monthly Archives: 6月 2023

モバイルシンクの脚(3)

外側の脚を取りつけるためのボルト穴の位置を割り出すために脚の取付面を写した

型紙を作りました。

前脚は傾いているので、それに合わせて前々脚の隣り合う面は垂直じゃなくて 3° 傾けて

切断しましたが、それでもまだ隙間ができてしまいました。

後々脚も取りつけて脚工作は一応完成。10mm のボックスドライバーは今回の

この工作のために買いました。ペールに長さがあるので内側からボルトを締めるには

ボックスドライバーの長さが役に立つのです。送料無料税込みで 653 円。

気の毒なような値段です。MISUMI が全品送料無料をやめたので、 2022年からは、

ヨドバシドットコムを利用することが多くなってます。

特殊詐欺か闇バイト強盗か

始まりは一本の電話。昨日の夕刻に町内の方から


市税事務所から年金天引きで納税いただいている方に毎年送付させて

いただいている「市民税・県民税 税額決定・納税通知書」を手違いで

違う方に送っていて数年間にわたって、そちらにお届けできていませんでした。

まことに申し訳ありません。直接お伺いしておわび申し上げたいのですが……

というような電話があって明日の10時に来てもらうことになったけど、

○○さん(私)のところには、そういった通知が来ます?


要約すると上のような内容の電話がありました。もちろん、いただいた電話では

「市民税・県民税 税額決定・納税通知書」ではなく「何かの通知」でしたし、

事態が進むにつれてわかったことも混ぜたり、本筋とは関係ない部分を

省略したりしています。

「うーん。もし詐欺だとしても、どういう詐欺に繋がるのか想像つきませんが、

明日、市税事務所の方がお見えになるときに同席させていたいだけますか?」

と答えた私は、そろそろ寝ようかと思った時間帯に、ふと、市税事務所からの

電話が虚偽であった場合の重大性に気づいてしまいました。特殊詐欺で

受け子が一人だけで来るのなら私一人立ち会うだけで充分に対応できると

思っていたのですが、もし数人が押しかける闇バイトを集めた強盗なら

私一人では何もできません。悪くすると私の寿命も今日の10時過ぎまでに

なってしまいます。。。とは、あまり考えないんですね。 正常性バイアスです。

しかし、事の重大性だけはハッキリと認識できたので、どのように対処するかを

必死で考えました。単純化すれば、どうすれば警察を巻き込むことができるか

という策を練りました。最悪の場合への対応なので交番から一人派遣して

もらうだけでは不十分です。できれば強行犯係に対応して欲しい。最低でも

マル暴の屈強な刑事二人ぐらいには立ち会って欲しいし、あと数人に周りを

固めていただいて未遂の状態で確保して欲しい。そのためには、どういう

プロセスで事を進めていくべきかを必死で考えました。

さいわい、つい最近、不動産侵奪罪で、こちらのアクションに対して警察が

どのようなリアクションをとるかについてのシュミレートができています。

ただし、不動産侵奪罪は実際に起きている事件でしたが今回は、まだ起きて

いない事件です。しかし、もし起きたときの結果の重大性については、誰しも

想像できるもの……のはずですが、警察にも私と同じだけの危惧を抱いて

もらうことが、もっとも大切になります。強行犯係って警察でも忙しさでは

群を抜いていますから、窃盗犯係のようには軽いフットワークを見せては

くれない恐れがあります。しかし、岡山西警察署管内では現時点では大きな

事件は起きていないハズなので対応してくれる可能性は高いと思いました。

っていうか、どうやって対応してもらうか、こちらも命懸けなので。

今朝は、a.m. 6:00 過ぎには目覚めて昨夜組み立てた作戦を脳内で見直し

しました。a.m. 7:50 に昨日電話をくれた町内の人に警察に相談することを

了承してもらって、a.m. 8:10 西署に電話。この時間帯は、まだ日直が対応中

でした。状況を説明するためのレジュメは作成していましたが、事の重大性を

共有してもらうことは予想通り困難で、10分ほど電話で話したあと、

「じゃあ、a.m. 8:30 になるのを待って強行犯係に直接電話します」

と電話を切ろうとすると同時に、

「ところで失礼ですがお名前を伺ってもいいですか?」

と名前を聞き出しました。これは警察に限らず役所との折衝でも、とても

大切です。聞かれれば答えるし答えたら責任が生じます。しかも急上昇します。

もし、反応が鈍ければ、いったん電話を切って役所だったら課長を指名して

電話します。今回の場合は、名前を聞いた効果が、すぐに出ました。

日直は、交番から、さらに事情を聞くために警官を派遣する。何時頃に派遣できるか

日直の方が私の携帯に連絡を入れると言ったので了解して、電話を切りました。

a.m. 8:20 頃でした。相談をしてくれた町内の方に、その旨を伝えて西署から連絡が

あり次第、おじゃますると伝えました。a.m. 8:35 に交番から警官を派遣したとの

電話があったので、ただちに相談者宅に向かいました。ちなみに相談者は共に80代の

夫婦二人暮らしです。

a.m. 8:40 警官が相談者宅に到着しました。バイクは交番用のバイクではなく、おそらく

通勤用に使ってる私用のバイクで来てくれたので、そういう気遣いをしてくれてるだけでも、

ちょっと安心。

相談者から直接、警官は事情を聞きます。私も横で聞いて昨夜の電話で聞いた

内容との相違点や聞きもらしていたこと、質問も交えて事実関係の上書きをしておきました。

a.m. 8:50 警官の要請で相談者から市役所に今日の訪問についての確認の

電話を入れました。電話番号は私が用意した番号を使ってもらいました。市税事務所は

6月半ばに一斉に「市民税・県民税 税額決定・納税通知書」を発送するので

問い合わせ番号に電話しても何時間も話し中になって繋がらない状態が続くため

通知書に記載の電話番号と1番だけ違う番号にかけてもらいました。すぐに電話は

繋がって、昨日電話してきた人の名前を告げると実在し、電話を代わってもらうことが

できました。本物だ!

ご夫婦と警官、私の4人が同時にホッとして部屋の空気が一気にゆるみました。

全員、笑顔です。さらにおかしいのは、今日の訪問についての確認がとれた時点で

替わってくださいと警官が言って替わったので、さぞかし市税事務所の方は驚いた

ことだろうと、さらに部屋の空気がゆるみました。

その後は、警官は西署にも報告を済ませて、みんなでコーヒータイム。

もし、市税事務所に昨日名乗った人が所属していなかったり、同姓の人がいても

心当たりがないとなれば、事件発生で、一時間ほどの間に実際に応対してもらう役や

周囲に張り込んで、いざというときの応援や確保などの体制がキチンととれたか

どうかは、結局、わかりませんでしたが、この場合は、何もないのが一番いいという

ことだけは間違いないので、よかったよかったと。

a.m. 10:00 30代ぐらいの女性と50代くらいの男性の市税事務所コンビが

やってまいりました。玄関先で済まそうとしたのをむりやり座敷にあげて私も立ち会いで

おわびと説明を聞きました。同姓同名の方がいて、その方には成年後見人か税理士か

代理の方に送付することになっていて過去5年間にわたって間違って送ってしまった

そうです。ところが、今年になって、その代理の方が、代理もやめたし、住所も違うと

やっと連絡してきてミスが発覚したとのことでした。

そして、核心の今回私がぁゃιぃと思った最大の原因のなぜ電話連絡してきたか、

どこで電話番号を入手したのかについては、事情が込み入っていて文書だけで

通知して伝えるのは難しいと判断して事務所に備えられた2010年頃のハローページで

電話番号を探したとのことでした。そりゃあ、アカンよ。でも、今朝の確認の

電話の途中で警官に代わったことには、心底驚いたようです。

まあ、あれやこれや、今日2回目のコーヒータイム。よかったよかったの話を

繰り返しました。

モバイルシンクの脚(2)

今日は買い物をしてきました。

水道用のパッキンと幅広ワッシャーを組み合わせて防水ボルトを作ります。

パッキンの中央の穴はボルト径の 6Φ より、わずかに小さいのでネジ込む

必要がありますが、そのぶん、ボルトとパッキンとのスキマから漏水する

リスクが減るという期待が持てます。通常の使い方でモバイルシンクの底に

水たまりが発生することはないはずですが、配管のスッポ抜けとか

私の誤操作とか、あるいは他のアクシデントによって水浸しになる可能性が

ある限り、被害を最小限に抑えるための対策は欠かせません。

前脚と後ろ脚の間隔を調整した結果です。↑↑↑ は右側。

↑↑↑ が左側。左右とも一番狭いところは 1mm にしましたが、特に左側は

一番上と一番下の間隔の差が大きくて、一番上は 3mm 程度空いてます。

ボルトを通す穴は 6.3Φで、ボルトの径は 6mm です。つまり、前脚と後ろ脚の

それぞれを一杯に開いたときと閉じたときとでは 0.3+0.3=0.6mm の

調整しろがあります。それを使っての調整も含めてベストな状況にできたと

思っていますが、モバイルシンク上面の固定工作や横ズレ防止工作などを経て

再度調整をすることになると思っています。ハッキリしてるのは、部材をすべて

塗装しようと計画しているため脱着しなければならず少なくともそのときには

再調整が必要になります。

バーをはさむ2本の脚だけではシンクを車内外で使うときに安定しないので外側に

もう2本脚を追加します。

SEAWorks さんにホメられたので、しっかりと面取りします。しかし、一ヶ所、

深く切りすぎたので他の三ヶ所をそれに合わせて切り直さざるを得なくなりました。

モバイルシンクの脚(1)

モバイルシンクの底に脚を取りつけます。

前脚は、搭載したモバイルシンクが走行中に後ろにズレるのを防止します。

後ろ脚は、前ズレ防止ですね。前脚と後ろ脚の間隔は、上段のバーの厚みに対して、

いくらかのマージンが必要ですが余裕が有りすぎるのは困ります。

前後の脚の側面と上段のバーの側面は並行ではないので、上と下、右と左など

測定箇所によって数値は違ってきます。スムースに搭載できてガタが最少に

なるように経験値から 1 ~ 2 mm 程度のマージンになるように調整してみます。

猫騒動ゴミ事件

話は先月下旬まで遡ります。

ゴミは原則として午前7:30~8:00 に決められたゴミステーションに

出すことになっています。しかし、前の晩に出す人が何人かはいます。

従って未明のカラスの襲撃に備えるために夜中にカラスネットを掛けます。

これが夜中にゴミを出すことを黙認しているカタチになってしまうのですが

夜明け前にネットをかけるのもツライし、実際問題、朝しか出せないとなると

困る人もいるわけで、仕方ないかということにしています。

ところが、夜間にゴミ袋が破られ引っ張り出されたゴミが散乱するという

事件が発生しました。夜間のことなのでカラスによる被害とは考えにくいのです。

直感的には、猫?

5月28日に、原因らしき事実がわかりました。

これはヒドイ!頭隠して尻隠さず。カラスだろうが猫だろうがネズミだろうが

ご自由に気のすむまでヤリ放題でどーぞ状態です。しかも、ゴミを出す時刻が

早い。午後8:00~8:30 には出しているようです。一番ヒドかったのは、

午後6:00頃の、まだ明るいときに出してました。さすがに、これに対応する

ようにネットを準備しておくことはできません(でも、日曜日には敷いておきました)

私が管理しているゴミステーションは、お隣の町内会との境界に面しています。

しかも、お隣の町内会に属する学生アパートが、すぐ近くに建ってます。

もうひとつ、我が町内会に属する単身者アパートも近くにあります。

今回のような頭だけネットは初めてですが缶を燃えるゴミに混入させたり

キチンと結ばずに出して転倒したときゴミを撒き散らしたり、いろいろと

お騒がせを発生させることが多いのですが、それぞれ、入居者が数名で

どの部屋の住人がルールを守らないのかを特定するのは困難です。

といって、ゴミ袋を開けて住所氏名が特定できるものを探すという行為は

個人情報の観点から禁じ手となっています。やるなら市の職員を呼んで

依頼するしかありません。

それでも、我が町内会に属するアパートであれば、各戸にチラシを入れて

注意喚起することもできますが、隣町のアパートにこれを行うのは一種の

越権行為になるし、我が町内会のゴミステーションを使ってもいいよという

誤ったメッセージとも受け取られかねないのでやりにくいのです。

したがって、隣町のアパートに関しては隣町の町内会を通じてアパートの

オーナーに苦情を伝えてもらいました。

同時に我が町内会のアパートにはチラシを入れて注意喚起をして、ネットが

キチンとかけられているかどうかの見回りも強化しました。

ところが、ちゃんとゴミネットがかけられているにも関わらずゴミを荒らされて

しまったという事件が発生したときに散乱したゴミの中に宅配の不在配達票が

あって、これで犯人を特定できたと思い込んだのです。

その次のゴミ収集日前夜に、またまた、頭隠して尻隠さずのゴミが出ていたので

特定していた「犯人」宅を直撃しました。

……その結果、誤爆であることが判明しました。犯人ではありませんでした。

まあ、せめてもの救いは怒鳴り込んだわけではなく「夜分に恐れ入りますが」と

紳士的な訪問により誤解していたことがわかったので、ひらにひらに謝って

謝って謝りました。今後は朝出すようにしますよと、おやさしい言葉。それは

助かります。

そして、ついに昨夜、張り込みをしました。一番ぁゃιぃと思っていた隣町の

アパートのお兄さんは自転車のカゴにゴミ袋を入れて(たぶん、バイトに行く

ついでかな?)隣町が指定するゴミステーションへと捨てに行ったようでした。

(ちゃんとアパートのオーナーに苦情を伝えてくれたんだ……)

さらに張り込むこと30分。ついに、現れました。ゴミの上だけにネットをかけて

平気で去って行きます。「○○さん」私は声をかけました。猫が出没して

ゴミ袋を荒らすので、こうやって(私が見本を見せます)ネットの裾をちゃんと

かけて寄せて猫がもぐりこまないようにしてくださいとお願いしました。

捕まえてみれば、犯人は、いい年をした古くからの住人のオッサンでした。

まさかの真犯人にガックリと疲れが出ましたが、そこはそれで大人の対応を

しておきました。

ちなみに犯猫は、女房が目撃しています。ソフトボールくらいの大きさの

白い子猫だそうです。ちっちゃいから、ほんのちょっとスキマがあれば

潜り込むことができたんでしょうね。この猫、ゴミだけではなく、わが家の坪畑に

ウンチをするという悪行も重ねていて、これはこれで、いろいろと対策を重ねて

いますが、いまだに決定打がありません。

ゴミ対策では車庫の屋根のところに ↑↑↑ んな防猫灯を設置してゴミステーションを

夜通し照らしてみたのですが光が弱いからか、まったく効果はありませんでした。

モバイルシンク搭載プラン着手

2階の作業場は、↑↑↑ んな状態でしたが

掃除機をかけました。安全な作業は、きれいな作業場から。

工作に使う資材を見繕いました。若干、シロアリが囓った跡がありますが、このくらいなら

問題ありません。板の手前の馬は走行中に冷蔵庫のレールが前後して騒音をたてるので

対策のために作ったものですが、他の方法に切り替える予定なので不要になりました。

分解して資材として使います。

角材で脚を付けてバックキャリア上段の上で前後にズレないようにします。

スモモと山椒の挿し木経過

スモモを収穫しました。品種は大石早生です。この樹から収穫できたのは

何年ぶりでしょう。樹が弱ったのか、ずっと収穫できていませんでした。

半数くらいは、まだ完熟していなかったので鳥害から守るために

寒冷紗をかけました。

逆光になってわかりにくい写真になりましたが、保護したのは一本の枝だけでした。

不思議なことに他の枝には一切実をつけなかったんです。もっと不思議なことに

完熟した実もあったのに、いっさい鳥に食べられていませんでした。なぜ?

もう一本のスモモにもネットをかけました。こちらは、数年前に植えた若木ですが、

今年初めて実をつけたんです。品種は……忘れました。パッと見はソルダム系?

スモモは、もう一本あって品種はソルダムです。これが熟すのは、まだまだ先なのと

大木になっていて作業が大変なので今日はネットをかけませんでした。

山椒は、鹿沼土に挿した十数本のうち、元気そうなのは、3~4本というところでした。

その場の土に挿したものは全滅でした。

谷川から引いた水が止まっていたので中間エア抜き場所をチェックしたら

エア抜きホースがスッポ抜けていました。

ホースを挿し戻しておきましたが、これは一時的に凌いだだけということになるので

天気予報を見ながら、もう少しキチンと対策をしてやる必要があります。

今のところ、来月になってからでも間に合いそうな中期予想ですね。

バックキャリア上段

上段に着手です。

脚や支柱を外してバーを加工します。

電動スライド丸ノコを使って

バーの先端を強めに面取りします。

ディスクグラインダーやオービクルサンダーを使って、さらに丸めます。

万一、この先端が人間に当たったとき被害を軽減することが目的です。

↑↑↑ は、バックドアに引っかけてキャリア上段を固定するための金具ですが

ゲンノウ、ペンチ、マイナスドライバーを駆使して金具の間にバネ座金を叩き込みます。

バネ座金の下には角ボルトがあります。

角度を変えると、↑↑↑ んな感じ。

支柱に組み込むと、↑↑↑ なります。このバネ座金の目的は

本来は存在しないナットを追加して締め付けボルトがゆるむのを

防止するためです。

元の締め付けは、手で締めるだけなので走行振動によってゆるむおそれが

あります。なぜ、こんな危なっかしい設計になっているかというとルーフキャリア等は

簡単に取り外すことができることが条件なので、簡単に取り外す=脱着に工具不要と

なっていた時代があったためです。しかし、工具不要にこだわることで脱落リスクが

高まるのでは車検基準を設ける本来の目的(安全の確保)に矛盾するため簡単な工具で

脱着ができるなら、構造変更は不要というふうに変化していきました。

しかし、実は、もう一つの要因があって日本でもマイカーが当たり前という時代を

迎えて、どんどん(主にアメリカから)バックキャリアなどが輸入されるようになりました。

これに対して、当初は脱着に工具が必要なので取りつけたら構造変更をしなければ

ならないとなったわけです。ところが、これは非関税障壁であるという外圧が強まり、

溶接やリベットで固定しているようなものでない限り車検に通るようになって

いったのです。RVブームも後押ししましたね。

中央の支柱もボルト留めです。

バックドアの内側は、↑↑↑ のように留まっています。

両端もガッチリと留まっています。

次の工程は、モバイルシンクの搭載です。

不動産侵奪罪

ことの起こりは、先月19日に筆界確認に立ち会ってくれないかという話が

登記測量事務所から持ち込まれたときでした。

わが家としては、A地点を確認すればいいだけの簡単な話になるはずでした。

しかし、現実は登記された図のとおりじゃありません。

登記されたような単純な十字ではなくてズレがあります。A区域は、私から言わせれば

わが家の敷地内に食い込んでいます。もし、その主張を相手側が認めたら、隣家の

B区域も隣家のものと認めなければならなくなる可能性があります。

しかし、約30年前に私の父親が認めているのなら、今さら騒ぎ立てるのもどうかと

思われるので現状のとおり認めてチャンチャンと終わりになるところでした。

しかし……

初回の立ち会いで思いがけない事実が発覚しました。以前に定めた

筆界の外側にブロック塀が立てられていたのです。上の図での侵奪は

ほぼ、ブロック塀の厚みの10cmですがブロック塀の反対側の端は

境界から20cmハミ出てます。

ややこしいのは、売買が行われる土地の現持ち主とブロック塀を設置した

人物が異なることです。持ち主との関係で言うと義理の妹が侵奪しました。

持ち主は大阪に住んでいて、義理の妹は岡山の、しかも、わが家の近所に

住んでいます。

———————- 以上が状況説明 ——————————-

経緯は(私自身の事情がからんでくるし周囲の方々の個人的な状況にも

触れなければ説明が困難になってしまうため)省略しますが結論として

私は、この塀を設置した土地の現持ち主の義理の妹を不動産侵奪罪で

告訴しようと考えました。

6月11日(日)に岡山西署に最初の電話をしました。とりあえず、状況を

確認してからということで近くの交番から警官が派遣されてきました。

私の言い分を聞いて現場の写真を撮った上で、いったん交番に戻って

西署と連絡をとり(たぶん、告訴しないように説得するように言われて)

再び、わが家に来て(説得して)帰っていきました。

翌6月12日(月)に、再び西署に電話しました。今度は直接担当の刑事さんに

電話しました。県警本部と相談したとかで少し時間がかかりましたが

二人の刑事さんが来て、もう一度私の言い分を聞いてくれて現場の写真も

丁寧に撮ってくれました。その結果……

不動産侵奪罪の時効は7年なので、争うとしたら民事でしかできないと

言ったのです。時効はブロック塀を設置したときからスタートするので

少なく見積もっても10年以上前なので時効が成立していると言うのです。

刑事が現場を引き上げ、西署にたどりつく前に検索して不動産侵奪罪は、

刑事訴訟法250条2項4号により、侵奪の事実がなくなってから7年で

時効になるということを知ったので刑事が帰署したら電話してもらうように

西署に電話を入れました。ほどなく、担当刑事から電話があったので

現に侵奪状態にあるのだから事訴訟法250条2項4号により時効は

進行しないはずなので県警本部に確認をとってくれと頼みました。

刑事は、ちょっと宿題にしてくれと言うので了解しておきました。

翌6月13日(火)に西署から電話があり、説明するので訪問させてくれ

とのことだったので了承しました。その「説明」によると不動産侵奪罪には

着手犯(侵奪を始めたとき)と継続犯(現に侵奪している状態)があり、

今回は確かに継続犯なので時効は成立していないが、告訴するには

土地の登記簿謄本とブロック塀を設置した業者名が必要と言うのです。

登記簿謄本は簡単に取得できますが、問題は業者名で相手に聞いても

答えるはずもなく個人で調べることは事実上不可能です。本当に

施工業者名の記載がないと告訴状を受理しないのか業者名不詳としても

受理されるものなのか、そのあたりのことはやってみなければわからない

ことなのかも知れませんが、捜査に着手したくないという熱意?だけは

ひしひしと伝わってきました。

百歩譲れば、むやみに他人を告訴告発できないようにハードルを

あげているとも考えられなくもありませんが、さて何歩譲るべきでしょう。