上段に着手です。
脚や支柱を外してバーを加工します。
電動スライド丸ノコを使って
バーの先端を強めに面取りします。
ディスクグラインダーやオービクルサンダーを使って、さらに丸めます。
万一、この先端が人間に当たったとき被害を軽減することが目的です。
↑↑↑ は、バックドアに引っかけてキャリア上段を固定するための金具ですが
ゲンノウ、ペンチ、マイナスドライバーを駆使して金具の間にバネ座金を叩き込みます。
バネ座金の下には角ボルトがあります。
角度を変えると、↑↑↑ んな感じ。
支柱に組み込むと、↑↑↑ なります。このバネ座金の目的は
本来は存在しないナットを追加して締め付けボルトがゆるむのを
防止するためです。
元の締め付けは、手で締めるだけなので走行振動によってゆるむおそれが
あります。なぜ、こんな危なっかしい設計になっているかというとルーフキャリア等は
簡単に取り外すことができることが条件なので、簡単に取り外す=脱着に工具不要と
なっていた時代があったためです。しかし、工具不要にこだわることで脱落リスクが
高まるのでは車検基準を設ける本来の目的(安全の確保)に矛盾するため簡単な工具で
脱着ができるなら、構造変更は不要というふうに変化していきました。
しかし、実は、もう一つの要因があって日本でもマイカーが当たり前という時代を
迎えて、どんどん(主にアメリカから)バックキャリアなどが輸入されるようになりました。
これに対して、当初は脱着に工具が必要なので取りつけたら構造変更をしなければ
ならないとなったわけです。ところが、これは非関税障壁であるという外圧が強まり、
溶接やリベットで固定しているようなものでない限り車検に通るようになって
いったのです。RVブームも後押ししましたね。
中央の支柱もボルト留めです。
バックドアの内側は、↑↑↑ のように留まっています。
両端もガッチリと留まっています。
次の工程は、モバイルシンクの搭載です。
トランスフォーマーから飛騨の木工職人になってきたねぇ……(笑)
どこもきれいに面取りしてあってかっこええっす
ヤだなあ。元々、 飛騨の木工職人なんだってば。
》 人間に当たったとき
と、書きましたが床に這いつくばって探し物や作業をしていて
急に立ち上がった時、頭をブツけるのは私なんですよ。
でも、上段だけでも気を抜いたら大惨事に繋がりかねない要素が
たくさんありますから、気を引き締めてかかります。( 。•̀_•́。)キリリッ