今年の6月の不動産侵奪罪という記事で私の土地と隣家の土地が
侵奪されたので警察に告訴しようとして実際に警察に来てもらって
侵奪の状況を記録してもらった件について書きました。
しかし、女房が嫌がるし、年寄りが妙な正義感を振り回したところで
ロクなことにはならないことは何度も経験してきたことなので、結局、
状況が悪化しない限り、告訴は思いとどまることにしました。
その後、
侵奪の動かぬ証拠だったブロック塀を撤去して、あるべき土地境界標を
探しましたが、なぜか存在していなくて何者かが損壊したような跡も
見いだすことができませんでした。なぜ、境界標が存在しないのかは
謎でしたが、ないものはないとして再び境界確認のために隣家Aと私、
売主の代理人である不動産屋と買主の代理人である不動産屋、
測量会社の5者が集まって協議する場を設けてもらいました。
先月の上旬のことです。その場で私と隣家Aは不動産を侵奪したものを
返したら終わりということにはならない。わが家には、A区域を隣家Aには、
B区域を損害賠償として無償譲渡せよという申し入れをするようにと
各不動産屋に伝えました。
その後、一ヶ月半近く何の音沙汰もなかったので土地売買の話は
白紙に戻ったのかなと思っていたら、つい先日、測量会社から
売主は、その条件をのみ、買主もA区域+B区域ぶん買う土地が
少なくなることを了承したとの連絡がありました。
昨日、私も隣家Aも境界立ち会いの書類に署名捺印しました。
一件落着ではあるのですが、A区域の面積は、わずかに0.06㎡ で
B区域は長さがあるものの 0.88㎡ です。まあ、何とちまちました話でしょう。
金額にすると実勢の売買取引価格でA区域が 18,000円ほど。B区域が
270,000円というところです。土地の分筆までは売主の負担ですが
A区域、B区域を登記する費用については、こちら持ちとなります。
その費用の負担割合をどうするかについては隣家Aと協議になりますが、
おそらく、私のほうは得られる土地の価値よりも登記に要する費用のほうが
高くなるでしょう。やはり、妙な正義感を振り回したら損をするということが
立証されてしまったようです。