見上げたもんだよ屋根屋のふんどし

By | 2021年11月1日

田へしたもんだよ蛙のしょんべん。。。寅さんファンも減って

慣用されなくなっちゃってるでしょうね。

下地処理の手順は、

ゴムべらを使って処理剤を瓦に載せます。

キッチン用のゴムべらで全体に延ばしていきます。

上面が全部塗れたら、塞いでしまった釘穴を結束バンドで穴開けしておきます。

上面の次は側面です。

雨水は瓦の上を上辺から下辺方向に流れます。ということは、下辺を

あまりしっかりと塗ってしまうと瓦が含んだ水を排出できなくなります。

右辺は、左辺の下に敷かれる形になります。上辺も下辺の下になるのですが、

棟瓦や上の瓦で受けきらなかった雨水がルーフィングの上を上辺に向かって

流れてくるので、しっかりと受け止めて左右や下方向に分散させなくては

なりません。横なぐりの雨を瓦に染み込ませないために左辺の防水は

大切です。下辺からも風にあおられた雨水が入り込もうとしますが、

重力によって下方向へとUターンさせられるので防水要求は低いです。

これらの状況をふまえて、下辺を最初に塗りますが、多少の塗り残しが

あっても大丈夫と思って気楽に塗ります。次に左辺を多少厚めに塗ります。

上辺が、一番気を使います。上面を塗るとき、上から下へとゴムべらを

動かすので上辺近くの塗膜が薄くなっていたり、塗り残しがあったり

するので、これらを修復というか二度塗りしながら、上辺は、できるだけ

丁寧に塗ります。最後に右辺ですが、薄塗りでいいので塗り残しがないように

だけ気をつけて塗ります。下面は、まったく塗る必要がないので、四辺が

塗れたら完成です。

下地処理が終わった瓦は屋根で干します。今日は、8枚塗ることができました。

しかも、明るい内にです。今日までの累計で、40枚。1/3を塗り終えました。

ちょっとずつ、屋根屋に近づいているのでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語を使って書いてね。外国語わかんない。