湖北野鳥センター

By | 2023年11月28日

長浜市湖北町にある湖北野鳥センターは、琵琶湖に生息する水鳥の生態を学び、

水鳥や野鳥の自然環境の保護を啓発することを目的として、1988年に整備された

「湖北町水鳥公園」の中心施設として開設されました。

入館料200円を払って券売機でチケットを買って入館すると同時くらいに

おねえさんに「オオワシが見えてますよ」と望遠鏡に案内されました。

山本山のおばあちゃんと初対面です。おばあちゃんは、 越冬のため長浜市に飛来した

オオワシで、26年連続 で長浜市で越冬しているんだそうです。私が、湖北野鳥センターを

訪れた3日前に飛来したばかりということで、非常にラッキーでした。

おばあちゃんと言っても、推定年齢は31歳とのことで、31歳で「おばあちゃん」も

ちょっと気の毒な感じもしますが、体長1m、両翼2.5m の堂々たる体格です。

作シーズンの飛来は、11月26日だったそうで繁殖の有無を見分ける指標とされる

腹部の羽の状態がボロボロだったことから、湖北野鳥センターは「繁殖に成功して

渡来した可能性が高い。まだまだ元気な証拠」とみているそうです。

ホラ、やっぱり、現役バリバリじゃん。

餌は主に魚で、魚が捕れないときには水鳥を捕食することもあるそうで

最近は他の水鳥、たとえばミサゴが捕った魚を横取りすることも増えてきたそうです。

ミサゴから魚を奪った直後にトビから激しい攻撃を受けているのが上の写真で

なかなか厳しい世界ではあるようです。

センターの館内には生命の進化についての展示や

鳥の生態についての展示

鳥のデコイなんかも展示してありますが、全体的に展示品は少なめで

せっかく生きた鳥が周囲にたくさんいるのだから本物を見なさいよって

感じで、自由に使わせてもらえるズラリと並んだ双眼鏡や望遠鏡で

琵琶湖の水鳥を観察できるようになっています。

センターのすぐ近くの湿原

山本山の近くでオオワシの写真を撮ってるカメラマン達

センターとカメラマン達の中間地点にある野田沼。

センターだけではなく、周辺一帯が野鳥を観察するためのフィールドに

なっていて、この日もでっかいレンズをつけたカメラを持った人々が

たくさん集まっていました。

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