トラブルだらけ志賀町⇄七尾市を往復(3)

さて、いよいよ、能登半島での生活スタートとなり、駐車場内でも最適な

スペースをなんとか確保と好調な滑り出しと喜んだのでした。

スライドアウト部分をタープテントで覆うというミッションもクリア。

使ってみて,明らかに隙間風が入らなくなりました。大成功。

それと、もうひとつ効果があるのではないかと思っているのが、

ボランティア活動中の 8:00 ~ 16:00 に目立つ形で人目に触れても

自作感が小さいというか細部を見てみようという気持ちをあまり

起こさせないのではないかと思うんです。まあ、勝手な思い込みかも

しれませんけど、活動から帰ってジンちゃんの外観をチェックするのですが

違和感などは,全然、感じられません。

さて、生活をスタートしてみると280Wインバーターのリモコンスイッチを

入れても動作しません。インジケーターランプは、ちゃんと点灯してるのに。

本体スイッチが入ってるかどうかの確認なんて不可能とは言いませんが

事実上、無理です。やむを得ず、ヤフオクで落札した200Wインバーター

250円(送料別)を試してみると赤ランプが点灯。ピーピー警告音が鳴り、

ついにダウンしてしまいました。仕方がないので滋賀ではピーピー鳴りながらも

なんとか使うことができた150Wインバーターは、あいかわらずピーピー

言ってるなと思ったら、ほどなくダウン。どちらも、再び電源を入れても

ウンともスンとも言いません。というわけで、使えるインバーターは、

1500Wインバーターしか残っていません。省エネモード対応なので

バッテリー消費は確かに低いのですが、やはり、パソコンを使うときには

それなりのインバーターを使いたいじゃないですか。容量オーバーの

原因については、私の見る限りパソコンのUSBポートに繋いだLEDスタンドが

思った以上に電力を消費しているから?とか、思っちゃうのですけど

インバーターに繋いでるのはパソコンのACアダプターのみなので

なんか腑に落ちないです。安心な大容量インバーターに繋いで

しかも消費電力が小さいのであれば理想的みたいですけど、予備の

インバーターを持っていない状態というのは、精神衛生上よろしくなのです。

最低限スマホさえ充電できれば何とかなるので12V→5Vのカー用品を

買って凌ぐことを考えるか……ですね。

昨日は、2件、今日は4件の活動をしたので、そろそろ、そういったことの

レポートもしたいのですが、寝なければならない時刻になりました。

雨の日は、活動から帰ってからやることが多いのと今日は報道ステーションの

取材を受けたので、必ず出演と思ったら完全カットでした。TV電波の状態が

悪いのでTVerで視聴しました。石川県方式に異を唱えたら食いついてきて

脈有りと思ったのですが、「被災地のボランティア…本格活動を阻む壁」という

タイトルのワリに中身のないものでガッカリしました。

トラブルだらけ志賀町⇄七尾市を往復(2)

今朝、6時8分に地震がありました。こちらで感じたのは初めてです。

余震かと思ったら,震源は佐渡付近とのことです。ゆっくりとした周期で

比較的長く続きました。震度4には思えなくて体感は震度2くらいでした。

志賀町での活動拠点を見つけることが、むつかしそうなので七尾まで

行ってみることにしました。

ナビの「おすすめルート」だと、また、のと里山海道がからみそうなので、

最短コースを選択しました。かなり、マニアックな道で道の脇の雪量も

多かったのですが、路面には、ほとんど残っていませんでした。

しかし、いたるところに補修の跡や応急的に鉄板を敷いたところが

ありました。一ヶ所だけですが、ちょっと大きな段差があって、

ドーンという感じで車が上下に揺れました。ここは、帰り道でも

同じく衝撃を受けてしまったんですよねー。

七尾では、ボラセンが入ってる七尾市文化ホールの敷地内で

長期車を駐めるのもOK。避難場所用に設置した仮説トイレの使用も

OKとのことですが、当日受付でのボランティア活動は受け入れて

いなくて県ボランティアセンターからバスで現地入りする人に

限定せざるを得ない状況だと言うのです。車泊ができても活動が

できなければ意味がありません。

七尾市→志賀町の最短ルートを引き返しました。

ふたたび、志賀町ボランティアセンター周辺をくまなく見て回りました。

町役場の駐車場に駐めて徒歩で探してまわろうとしたら、なんと!

岡山市と書いた紙を貼ったコーンが二つ並んでありました。

うーむ。これは謎ですが、町役場の隣の岩盤浴のお店や、その先の

バス乗り場を見に行きました。乗り場だけではなく事務所もあって、24時間

使えるトイレもありました。しかも、ウォシュレット!活動中は時間的に

毎日入浴することはムリなので、お尻が洗えるのは、ホントにうれしいのです。

バス乗り場の道路を隔てた向かいにタクシーが停車している駐車場があって、

何の駐車場だろうと見に行くと駐輪場があって、その先に数台の車が駐車してました。

向かい側にも、9台分の駐車スペースがあります。歩道から

見える位置に看板があって

とあります。ふーむ。これなら町役場に管轄する部署があるんじゃなかろうか。

町役場にとって返して、とりあえず、総務課はどこですか?と最寄りの窓口で

聞いてみると「どんな要件でしょうか?」と訊かれたので上の写真を見せて

この駐車場を管轄している部署があれば、長期駐車の許可をくださいと

言えば、なかなかOKとはならないでしょけど無断じゃないよというか、一応、

お耳に入れておいて、不審な車が何日も駐めているといった通報があったときに

「あー。その車のことは聞いてますよ」と答えていただけたりしないかなーと

担当の方を教えていただきに来ました。

あやしげな相談なのに、きちんと対応してくれて駐車場は志賀町が所有して

いることも調べてくれて担当は2Fの「まち整備課」だと親切に教えてくれました。

まち整備課に行ってみると岡山市の災害支援のゼッケンをつけた方が二人並んで

お仕事されてました。あのコーンは、これかあ。

「岡山からご苦労様です。私も岡山から来ました。ボランティア活動をする予定です」

と、挨拶をしているまに担当の方がお見えになりました。たぶん、1F から通報が

あったのでしょう。「長く駐めても誰も言って来ないと思いますよ」ということで、

無事、私からの「通知」は終えました。あとは、その駐車場に面して散髪屋さんを

やってるお店の人に「かくかくしかじかで、10日から2週間程度、長期駐車すると

思いますが、よろしくお願いします。」的な挨拶をしておきました。

もう、寝なければならないので、今夜はこのへんで。

トラブルだらけ志賀町⇄七尾市を往復

今日も、能登半島では震度3の地震が観測されたようですが、ちょうどその

時間帯は車を運転中で気がつきませんでした。

志賀町に最初に入ろうと思ったのはボランティアセンターに歩いて行ける

距離に道の駅があって、ここを拠点にすれば、10日から二週間程度の

活動ができるかなと思ったからです。ところが断水でトイレが使えないので

道の駅は営業自体を行っていませんでした。事前に調べたのですが、

そのような情報に行き当たることはできませんでした。

ボランティアセンターも夜間は施錠するためトイレを借りることができません。

すぐ近くに公園があるのですが、ここも断水で使用不可でした。

ボランティアセンターの方と話をしたのですが、羽咋市は断水がないので

羽咋市にある道の駅を拠点にしてはどうかとの提案がありました。

ジンちゃんで通わねばならないので毎朝、スライドアウトを片づけて

道の駅に戻ったらスライドアウトさせて車内の荷物のほとんど全部を

移動して食事を作って食べて記録して……道の駅とボランティアセンターの

往復も朝の時間帯だったら、どれだけかかるか。寸前に飛び込むわけにも

いかないので余裕を見たら、朝、何時に起きればいいんだ?

石川県のボランティア募集は非常に独特です。全国からボランティアが

駆けつけた東日本大震災や熊本地震とはまったく違います。

事前にボランティア登録して、その中から県がメールで案内し、

エントリーをした中から参加決定通知(メール)を送るので

当該日時に集合場所まで集まって金沢駅西口か地場産業振興センターから

県が用意したバスに乗って各ボランティアセンターまで行って

活動するという決まりになっています。

(2/10~2/18分)の詳しい募集要項はこちら

被災地への交通渋滞を防ぐため、直接現地に行くことは

固くお断りいたします。

と、あります。無視した結果になったのは、何月何日に集合しろと言われても

所要時間が読めず、早朝のバスに乗るためには、最低でも3日前には

出発しなければなりません。全市町村でボランティアに参加できる個人は、

一日に185人のみ。そのうち、10人は2/10のみ。先月の21日の時点で

少なくとも 1万1500人 がボランティア登録し、そのうち県外が8,300人。

その後も登録は増え続けたと思われるので宝くじとは言わないけれど

商店街の福引きよりもボランティア活動できる確率は低そう。しかも、

一定期間続けるなどということはできない相談です。

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明日の朝が早いので、続きは明日以降にします。寝なきゃ。

出発しました。

朝ドラは見たけど朝刊は読まずにパソコンなどの最後の積み込みをして

さあ、出発しようとしたら車庫のシャッターのカード型リモコンがないっ!

過去にも、何度も見失って、その都度出てくるんですが、今朝のは

しぶとかった……

でも、出発直前に見つけました。ボストンバッグの上にチョコンと置いて

ありました。

食料を買い込んだり、給油したり、里山に置いてあった道具をひとつ

取りにいったりで、結局、高速に乗ったのは午前11時ごろでした。

雨が降ってるし寒いしで、とても湯を沸かして自炊という気分には

なれなくて、宝塚北SAで外食しました。

東に向かうときには、草津PAで最初の給油をする習慣がありますが

PAを出るとすぐに分岐があって、みぞれ交じりの空模様で視界が

ハッキリしなくて、つい、名神じゃなくて新名神のほうに入ってしまいました!

うわーっ!と思ったけれど、どうしようもなくて分岐から一番近い

草津田上ICで降りようとしたら、料金所の手前に事務所の表示が

ありました。左折して敷地内に入ると除雪車が何台もならんでいて

建物内のおねえさんと目が合って、車を降りて間違えたことを

話すと高速の事務所は、もうひとつ違う建物だと教えてくれました。

そちらの建物に歩いて向かったら玄関に「ご用の方はインターホンで」と

書いてありました。インターホンを操作しかけたら、中からお兄さんが

出てきてくれたので分岐を間違えたことを伝えると

「本来は、一度インターを出てもらって入り直してもらうのですが、

今日は車が少ないのでドライバーさんの責任の上で安全を確認して

もらって降りてきたのと逆の入っていく方向に行ってもらうと300m先に

分岐があるので右方向に行って北陸道に入ってください」

と教えてくれました。おかげで、時間のロスはありましたが

高速代は高くならずに済みました。ありがとうございました。

南条まで来ると、すっかり、雪景色。さらに進むとみぞれですが視界は

悪くなり、そのうち路面にも薄く積雪しだしたので中くらいのスピードの

グループに入って走りました。(ふだんは一番速いグループ)

最後の最後で道路工事がらみの大渋滞で1km進むのに10分かかるという

7kmをノロノロ進み抜いて、今夜は徳光PAで停泊してます。

まわりは、トラックだらけのギュウギュウ詰めです。

明朝出発の準備ができました

3Dジグソーパズルのようです。二つの充電器と予備バッテリー二つ、ジグソーと

オービクルサンダーとディスクグラインダーをベッド下の木箱に格納できました。

レールとレールの間。畳んだ助手席の足元にできた隙間。冷蔵庫の台車にある

スペース。12リットル清水タンク横のスペース。ギャレーの台車にあるスペース。

ありとあらゆる隙間やスペースを使って持っていく物を使用頻度を考えながら

とにかく詰め込んでいきました。

自宅とガレージの間を何度往復したか数えきれません。今日一日は、とにかく

持っていく荷物を漏れなくジンちゃんに積み込むと同時に、どこに何を積み込んだかを

記録していくことに費やしました。使用頻度ではなく、能登で使う可能性が低い物は

取り出しにくい場所へ。必ず使う物は目に見える場所へ。被災地での活動に何が

必要なのかは、あらかじめわかるものではありません。しかし、持ってきていれば、

あれができたのに。これもできたのに。と、後悔したくないのでスペースが許す限り

積み込みました。

活動に使う物は、これまでの経験から、ある程度わかっているつもりでしたが

今回はダメージを受けた建物内での活動も考えられるのでヘルメットを買いに

行きました。濡れた物を持つことも考えてゴム引きの作業手袋も追加しました。

防寒用や雨や雪に対応出来る装備も持っていきます。

生活に必要な資材については、前回の滋賀の旅で経験したことが役立ちます。

山積みしてるだけに見えますが、↑↑↑ の量の積荷なら運転中の左後方の視界も

確保できるし、寝る時のスペースも確保できます。

今回、予定より出発が3日ほど遅れてしまいましたが、ひとつはコロナワクチンを

打たなきゃと思ったのが遅かった上に免疫ができるまでの期間として2週間程度

見なければならないという知識がなかったことと、ふたつには、楽天モバイルを

申し込んでから届くまでに4日もかかったというのが予想外でした。

でも、ある意味、そのおかげで考えていた準備工作がすべて完了できたわけで

まあ、こんなものかなあという気もしないではありません。

さあ、明朝出発なので、そろそろ、寝なきゃ。

自作ルーフBOX & 初めてのハトメ

ジンちゃんの屋根に載っているものは、携行缶格納BOXも太陽光パネルも

磁石で、くっついています。もし、磁石の固定力を上回る力が加わったときに

落下しないようにクライミングロープで固定します。

フロント側

リヤ側

いよいよ、携行缶を積み込みます。

携行缶を積みました。

南京錠でロックしました。悲願のラスボス打倒です。

さて、ついにラストタスクです。スライドアウト部分をテントで覆って

隙間風や虫などの侵入を防ごうというものです。

メルカリで購入したパンチセットを使って、初めてのハトメに挑戦です。

二ヶ所はウマクいきましたが、一ヶ所だけ三度やり直しても失敗したので

ハトメなしのポンチ穴をそのまま使って3mmロープで結びました。

テントの丈が長すぎるので木の棒を芯にしてクルクルと巻いてテントの長さ調節を

しました。

↑↑↑ のようになります。裾を引っ張りながらテントに付属のロープでクルリと

一周くくります。ウクライナカラーがイイですね。

風防と錠前とクライミングロープ

荷物が届く予定があって買い物に出ることができないので、先に錠前を

取り付けました。

ビスとビスの間を縫うようにビス穴を開けます。

取り付けできたんですが、金具を付け直したり蓋の開け閉めに干渉する部分が

出たのでヤスリで調整したり、それなりに手間取りました。

買い物に行って入手したのは亀座金。風防の材質はアクリルしかないと

思って、ノコでは切りにくいし、固いし、ヤだなーと考えていたんです。

ところが、ふと、義母宅のガラス障子を直したときのポリカーボネートの

端材があるじゃん!て思いつきました。これなら、楽勝。楽勝。

カッターナイフで自由自在に加工できますから。端材は、たっぷりあるので

垂直方向と水平方向と2枚合わせで強化ポリカ風防ができました。

一旦、風防を外して、一番手前の三角壁も外してクライミングロープで

太陽光パネルと携行缶格納BOXを繋ぎます。後方へのズレ防止が

目的です。後ろ側にも前方へのズレ防止のロープを張ります。

風防と手前の三角壁を取りつけました。磁石のダンボール緩衝材も

外したので屋根にガッツリとくっつきました。

危険!強力磁石

脚にロープフックやマグファインを取りつけていきます。マグファインとは、

マグファイン社が製造販売するネオジム磁石で、現在ある中で最も強力な磁石です。

異方性フェライト磁石に比べ約8倍程度強力なエネルギー積を持っており、

機械的強度も優れています。錆びやすいので表面処理にニッケルメッキを施して

あります。 他の磁石に比べて耐熱温度が低いという短所も持ってます。(標準耐熱約80℃)

強力な磁力を持っているため、最終的に取りつけるまでダンボール紙を緩衝材として

貼り付けています。

脚を携行缶用の筐体に取りつけていきます。

取り付けていってるとボルト穴の位置を間違っていることに気づいてしまいました。

元の穴を使って取りつけても、カッコ悪いだけで機能的には問題ないのですが

穴を開け直すだけで修正できるなら、やっぱり直します。

箱を天地ひっくり返して各脚の長さを決めていったときに前後を勘違いしたのが

原因です。結局、6個の穴を開け直さねばなりませんでした。他にもマグファインを

留める皿ボルトの長さを間違って購入したため返品して買い直さねばならなかったり、

またもや、ビスの交差で位置を変えなければならなかったり、タイムロスな出来事ばかり

起きてヘコみました。

脚が付いたので屋根にくっつけてみると車高は210cm以内に収まりそうだと

いうことがわかりました。BSアンテナを搭載していたときと、ほぼ同じ高さです。

これだけは、ホッとさせてくれた今日の出来事でした。

ラスボスを倒すために地味だけど大切な工程

ひたすら、穴開けでした。↑↑↑ の後に6個の穴を開けましたが、もう二つ穴開けを

しなくちゃなんないことに、この記事を書き出してから気づきました。穴を開けたら

既存のビスが横断しているところが、二ヶ所もありました。部材の中央にビスを打ったり

穴を開けたりしがちなので交差することが時々あります。一気に作るときには事前に

気がついたりすることもありますが、今回のように以前こしらえた構造物を改造する

ときには、ついつい見逃すんですね。何mmか横に、よけて打ち直しました。

今日の工程は建物で言えば基礎部分なので、とても重要です。問題は頭で思い

描いた形状なり寸法の金物が入手できるかどうかです。このタイミングで

通販で入手するのは納期的に厳しいと思われます。

段ボールの台紙で風防部分のイメージを描いてみました。荷物を含む車高は

2m40cmまでで収めることができると思っていますが早めに測定しておいたほうが

良さそうです。

ときたま、荷物をうずたかく積んだ軽トラを見かけることがありますが、

トラックの高さ制限は原則3.8mで、「高さ指定道路」に限り4.1mまで

という規定を誤解している可能性があります。軽四の場合は、地上高

2.5mまでです。軽四は昔懐かしい三輪トラックと同じグループに

分けられます。このあたりのことを調べると奥が深くて道路交通法だけでは

ハッキリしなくて、確か政令まで深掘りしなければならなかったような……

ウロ覚えです。