ジンちゃんの目印で象徴とも言える自動追尾式 BS アンテナですが、9ヶ月前、
四国で動作確認をしてみるとアンテナレベルが 14 で、まったく映りませんでした。
そのときは、衛星方向に石鎚山系がどーんと構えている石鎚山ハイウェイオアシス
だったので、電波状態が悪くても仕方ないかなと思っていました。
とはいえ、機器の故障かも知れないし、帰宅したら一度調べてみよう……と思って
調べたのが昨日です。宿題③ですね。
広~い駐車場を持つスーパーがあって、まわりに高い建物はないし、調べるなら
そこと決めてた場所を試運転のゴールに決めてました。この駐車場は、私が
中学生の頃は広大な田園地帯にあって、真ん中あたりに護岸工事をしていない
用水がありました。悪ガキ仲間三人で 2B弾の火薬をほぐし、ロケッティという名の
模型ロケットエンジンの燃料と火薬をミルフィーユ状に重ねて鉄のパイプに詰め、
ボール紙でパイプを巻き円錐型の先端と尾翼を4枚取り付けてロケットを作りました。
発射実験をする場所として、その用水が候補地となり自転車を連ねて出かけました。
万一事故が起きたとき、田んぼ面より1mくらい低い用水の川原?なら、怪我を
しなくて済むかなあという配慮で実験地に選んだのです。それに、見事実験に
成功したときに着地場所に誰かいたり家や車があって傷つけたりすると面倒なので
広~い田んぼの真ん中で行いました。導火線に火をつけて、三人は地面に伏せました。
発射の瞬間を目撃できないのは残念ですが、万一、横っ飛びしてこちらに来たら
ヤバいので、そこはガマンしました。ズンッという低いけど大きな音がして
青い煙があがりました。何かが飛んでいった様子はなかったと三人の意見は
一致しました。発射台を見てみるとロケットの尾翼が1枚残っているだけでした。
あとは、何もありません。何もです。木っ端みじんになったんだろうと思いました。
つまり、70年安保闘争の始まる直前に鉄パイプ爆弾を完成させたのが
我々三人の中学生です。
なぜ、このことを思い出したかというと、最初に駐めた場所でアンテナ強度が
出なかったため、あれっと思って見回したら大きな送電線鉄塔が衛星方向に
ありました。まさに、鉄パイプ爆弾実験をした場所でした。
駐車場をあちこち移動してアンテナレベルの高い場所を探しましたが、どうしても
16 ~ 17 が限度でした。この時期ですから日没は、ほぼ真西なので衛星の方向を
間違えるはずがなく、いくら何でも石鎚山山系の麓と同程度なのはおかしいと
製造元で調べてもらおうと考えました。
ところが、今日、アンテナを買ったのはいつごろだったかと、過去のブログを検索して
みると、2013年10月頃で、しかも、その時に里山でアンテナレベルを測っていました。
その値が、17 ! 実は、衛星と昨日の駐車場を直線で結んだ延長線上に里山は
あるのです。当時も、里山でアンテナ強度が出ないのは、おかしいと思いながら、
コンパスで計測したわけでもないので衛星方向が開いてると思ったけれど、どっちかに
ズレているのかなあと深く追求はしませんでした(どのように追求すればいいのか
わからなかった)今回の結果と合わせて考えてみると、DACP-355 自体の構造に
起因するのではないかと思えてきました。岡山だと、BSAT-2c,3a の仰角は 42.4 °
なので、よほど高い建物の間近とか樹木に囲まれてしまっていない限り真南から
38 ° 西方向の空が見えていたら問題なく電波は届きそうなものです。
2016年6月頃までは、アンテナを水平に設置していなかったのですが旅先で
駐車場所と車の向きを、いろいろ変えると、けっこう、電波を拾えたものですから、
気にしないままでした。
アンテナレベルが、16 ~ 17 だと音声は明瞭に入ってくるけど画面は真っ黒なままです。
で、この記事を書いていて、ふと思いついたことがあります。もう一つの要因として
チューナーの性能という問題が関係している可能性もあります。これまでは、家庭用の
TVに内蔵のチューナーを使ってきましたが、9ヶ月前と今回は、東芝 レグザチューナー
D-TR1 を初めて使っています。まあ、そのあたりのことを調査するのなら、家庭用TVを
ジンちゃんに積み込んで試してみればいいのですが、その前に、旅先で、じっくりと
BS放送を観ることがあるのか?という根本的な問題があります。長期滞在型ではない
私のキャンピングカーライフにおいて、放送時間のリアルタイムに視聴しなければ
ならないという必要性自体が希薄なのです。帰宅してから録画を観れば済むこと
なんです。ここでまた、実は……という話になるのですが、つい、2~3年前まで
TVを録画してまで観るという習慣が我が家にはなかったのです。しかし、ふと、
TV自体に録画機能があって、しかも、外付けハードディスクを繋ぐだけで良い
ということを発見してしまいました。我が家には、250GB クラスの外付け
ハードディスクがゴロゴロしていたので、試しに使ってみると、非常に便利。
ただし、前のTVは録画中に他局を視聴することができなかったので安い
チューナーを買ってきたのか、その前からあったのか、それを繋いで録画中も
他局を視聴できるようにしました。
そのTVを昨年買い換えて、BS 4K/110度CS 4K ×2、地上デジタル ×3、
BS/110度CSデジタル ×3 の計8個のチューナーが内蔵されているので
BS 4K/110度CS 4K 以外は、2番組同時録画ができるし、録画中の番組を
追っかけで視聴できるし、さらに録画中ではない他局を視聴することもできます。
つい、3年ほど前には「TVなど録画してまで見るものではない」などと
エラそうに言ってた者とは思えないほど録画機能に頼ったTVライフを
送っています。
どうしても、旅先でもBS放送を見たいなら、NHKオンデマンドを
契約すれば、好きなときに好きな番組を視聴できます。(民放の BS や
CS を見る習慣はありません)わずか、900円で、一ヶ月見放題。
DACP-355 をバンテックに送って診てもらうだけでも往復の送料が
かかりますから、それだけでも2ヶ月分以上のオンデマンド代が飛びます。
まあ、パケットの問題は生じますが、スマホの契約を見直すだとか、
d Wi-Fi に繋ぐとか、いろいろ手はあります。
地デジについては、ナビのTVで充分に役立ってます。画面が小さくて
不満に思い出したらナビとパソコンをHDMIケーブルで繋いでパソコンの
17.3型ワイド画面で見ることができます。音響もよくなるハズです。
というわけで、宿題③ は、未提出決定。
ご存じかも知れませんが、NHKは「NHKプラス」を申し込めば、地上波だけですが契約者は追加費用なしで見ることができますよ。
見逃した時に便利ですよね。
一度だけ使いました。
ただ、最近は字幕に頼っての視聴なので
そのあたりも課題です。やはり、TVは
帰宅してから録画を見ることを
原則にしたほうが良さげです。