あまり期待もしないで観始めると冒頭から引き込まれて、いやあ、このノリは
どこでコケるの?とヒヤヒヤしながら観ていくと、結局最後まで楽しませて
いただきました。終わってみると、これは名画だぁ!と叫びそうになっていました。
女子高生4人組のマシンガントークは、3割も聞き取れないけれど、そんなことは
映画を観るのに何の支障もありません。
最初は王道のロードムービーかと思いきや、あっさりと、ヒッチハイク→高速バスと
イッキに現実的に解決。その後も、いい塩梅に私の予測を裏切りながら物語は
進行していきます。
女子高生のひとりが、あの三浦透子だというのも驚きでした。他の三人の演技も
自然で、だからこそ物語の世界にスッっと入り込めることができたんでしょう。
さらに、ストーリーも青春の爆発的行動力と考えなしが引き起こす尻切れトンボぶり
など陽の当たる若さと影を差す幼さを4人のケンカのシーンで見事に描ききっていて
……な~んて解説めいたことを書くなんて私らしくありません。面白かったから
面白かったで充分でした。
田畑智子と山下リオと三浦透子にはいつか三姉妹をしてほしいっす(笑)
山下リオは、ともかく、 田畑智子は微妙過ぎかな。
そこは、河合優実で!