オールド・ボーイ (2003)

投稿者: | 2021年1月16日

やっぱり、パク・チャヌク監督作品は日本語字幕があるほうが イイ!

やたらめったら、張り巡らされた伏線をセリフがわからないと見落として

しまうんですね。しかし、その伏線のひとつとして、冒頭、酔っているとは

いっても、主人公の、あまりのしっちゃかめっちゃかぶりに、15年間も

監禁されたというのに、同情心がわきにくくなったり、(あとから説明は

あるものの)こんな、きれいなネーチャンが親子ほ年齢が違う(ここ、

大事)イチゲンさんのオッサンを自分の部屋に連れてくるハズねーし、

みたいな無理設定が、これでもかこれでもかと繰り出されるのですけど、

それを気にしているヒマを与えずに、どんどん展開していって、結果、

ちゃんと面白いのだから、それはそれで見事だったかな。

それにしても、日本語字幕がついていても、

というハングル文字が映し出される部分で、この文字の字幕を流さないという

暴挙に出られたため、そうでなくてもわかりにくいラストシーンなのに、そもそも、

どういう問題文なのかがわからないまま映画が終わってしまうという悲哀を

味わってしまいました。そこまで言うなら映画を理解するには、その映画に

使われている言葉が母国語じゃなきゃダメじゃんってことになるし、もっと、

言うなら、その国の文化歴史風習も知らなきゃなんないなんていう深い谷底に

突き落とされかねないのですが、日本映画なんて音声が聞き取りづらくて

何て言ったかわからないことがよくあるし、そもそも、知らぬ時代の知らぬ国の

出来事だから興味を持って観てしまうってところが映画にはありますよね?

今日は時間があったので、親切なクムジャさん (2005) も日本語字幕版で

観てみました。英語字幕版では、クムジャさんが、なぜ、小指を切り落としたのか

まったくわからなかったのですが、同様に、謎だった部分の多くがわかって

スッキリしました。

パク・チャヌク作品の復讐三部作では、私の好みでは、クムジャさんがいいですね。

孫の復讐をする役のウォン・ミウォンという女優の演技が凜として印象に残りました。

イ・ヨンエは、このとき、34歳くらいだったんですね。もう少し年齢が上だったかと

思ったくらい出所後の役作りが見事でした。(見事すぎて、日本語字幕版を

観るまで、謎が噴出しました)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語を使って書いてね。外国語わかんない。