殺人の追憶 (2003)

投稿者: | 2021年1月13日

英語字幕がついてなかったので、別途、srt を入手し、マージして

鑑賞しました。概略と秀作であることはわかるんですが、この映画は

大筋を掴んでいればいいというわけではなくて、映画のスピードに

追いつけなければ面白さは七割引になってしまいます。何よりも

ラストシーンの意味を知るのに夕食を挟んで30分もかかったのでは

いけません。英語の字幕を自分で訳すのは、とんでもなく大変な作業なので

まず、日本語字幕を手に入れて、日本語としておかしい部分だけを手直し

したことはありますが、それでも何時間もかかります。

では、逆に日本語映画に日本語字幕をつけるのなら、たやすいだろうと

チャレンジしてみましたが、最初の1本で、こりゃモノにならんと、

あきらめました。場面に写ってない人のセリフをどうやって表現すれば

いいかってところで挫折したんです。それと、物音ですね。

日本語映画に日本語字幕なんて必要ないだろうと考える方が多いかと

思いますが、海外では聴覚障害者のために字幕作りのボランティアが

多く活躍されています。ところが、日本では、その素地ができていないのに

2016 年7月5日に、海外映画を無断で翻訳したとして著作権法違反容疑で

日本人初の逮捕者が出たことで、ひょっとして芽生えかけていたかも

知れない字幕作りボランティアの輪は消滅してしまったかも知れません。

まあ、ヒマなんですから生涯学習として、映画字幕を表示時間内で

理解できる英語力を身につけるというのもありですが、筋トレ以上に

難易度が高そうです。 The New Pope という面白そうな TV シリーズが

あるので、とりあえず、手をつけてみることにするかな……

この映画は、華城連続殺人事件という 10代から70代までの10名の女性が

強姦殺害された実際の事件がベースになっていて、この事件は未解決のまま

時効を迎えてしまいました。しかし、2019年9月19日に、警察は 無期懲役の

判決を受けて釜山刑務所で服役している男を犯人として特定しました。

現場で採取されたDNAを最新技術で再鑑定した結果特定できたようです。

その受刑者は、刑務所の中で、この映画を鑑賞したらしいのですが、

その時、彼は何を考えたのでしょうね。

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日本語を使って書いてね。外国語わかんない。