二日続けて「なぜか評価が高い」けれど、私には「ゴミ」という作品を
見てしまった不運を表現するのは、かなり困難です。しかも、それが
デイヴィッド・リンチの作品なので、しゃがみこんでしまいたくなるほど
対処不能な状況に追い込まれています。「エレファント・マン」には、
心の奥底をゆさぶられたし、「デューン/砂の惑星」は、「スター・ウォーズ
エピソード4」と双璧をなすSF映画の傑作だと思っています。
もし、デイヴィッド・リンチが、ジョージ・ルーカスのオファーを受けて、
「スター・ウォーズ エピソード6」を撮っていたらなあと、本当に残念に思います。
さらに、「デューン/砂の惑星」のファイナル・カットの権利を有していたら、
SF映画というジャンルにとどまることなく、映画史上に残る大傑作と
なっていた可能性が高いと思います。
……が、大幅な予算カットと引き換えにファイナル・カットの権利を得た
Blue Velvet が、これですからねぇ。映画も、たらればで語ってはダメって
ことですかね。