2階のドアの開閉がキツくて、特に開けるとき向こうから誰か
引っ張ってるのか?というくらいキツいのです。以前、この件は
女房から指摘されて診断した事はあるのですが、KURE 5-56 で
直っちゃうレベルではないだけじゃなく、柱か戸か、あるいは両方を
加工するか、もしくは、金具(三角締りという名称のようです)を
交換するといった一つ上のレベルを要求されるものでした。
これが、ドアと柱の隙間が大きくなって、軽く開き過ぎるという
不具合なら、受け金具と柱の間に隙間調整のステーを入れればいいので
割と容易に直せちゃうんです。うまく行かなければ、ステーの厚みを
変えればいいだけで、ステーを木で作れば何度でも作り直せます。
で、物置のドアで実際にやってみたことがあるんですけど頭で考えるのと
違って、隙間調整って、とても繊細で微妙なものだということを
知りました。何とか実用レベルには調整できたのですが、あまり、
満足していません。だから、広すぎる隙間を埋めるよりも難易度が
高い隙間を拡げるほうには、二の足を踏んでしまっていたのです。
ところが、昨日、女房がドアを開けようとして筋を痛めてしまって
今日になっても、何かの拍子に小指に繋がる筋が強く痛むようで
何度も声をあげます。親指以外の4本の指を引っかけてドアを引いて
開けたときに、上の2本の指が外れて小指に大きな力がかかったようです。
↑↑↑ を調整するわけですが、工作するには柱側のほうが圧倒的に
ラクです。
まさかのマイナス木ネジ。そういえば、プラスネジに変わる順番としては
建築の世界は、最後尾に近かったような記憶はあります。
42年の歳月が、これ以上ないくらい小さな小さな琥珀の卵を産んでました。
彫ったのは、↑↑↑ くらいです。使ったのは、ノミだけです。
↑↑↑ が木屑のすべてです。測りようがないのですが、おそらく感覚的に
厚み調整としては、0.5 mm 程度ではなかったかと思います。それも、
一律に 0.5 mm じゃなくて、上辺が0.7 mm 、下辺が 0.3 mm と傾斜した
形で彫ったと思います。もうちょっと、下辺側も彫らなきゃなんないかな?
というタイミングで受け具をはめて開閉を試してみたら調子よかったので
完成ということにしておこうという感じです。
この写真を見て気づきましたが、上下で違う木ネジを使ってますね。
上側が深くて下側が浅いってことが、わかりますか?