宮城谷昌光という小説家を知ったのが 「太公望」 でした。これが
初めてかどうかがわからなかったのは高校生の頃に読んだ 「三国志」 が
ひょっとひょっとひょっとしたら、宮城谷昌光著の 「三国志」 だったかも?
と思ったからでしたが、私が50歳を過ぎた頃に書いた本のようなので
違ってました。おそらく読んだのは吉川英治著のものなんでしょうね。
さて、 「太公望」 は、主人公 望 の住む村が商の国の人狩りに遭って
全滅させられそうになったとき、少年少女5人を引き連れて逃げ延びる
迫真のシーンから始まります。このときが、15歳くらいなのかな?
父や母を含む村人を殺されたり奴隷として連れ去られた復讐を
遂げるために商を滅ぼすということを目標として、さまざまな人との
出会いを得て成長していき、やがて太公望として国と国を結びつけ
連合軍を形成して商との決戦に挑むという壮大な歴史ドラマが
描かれています。
とにかく文章が重厚で、それでいて読みやすく、ぐいぐいと物語に
引き込まれていくものですから、読了間近となって宮城谷昌光の
他の作品も読みたくなって県立図書館で湖底の城全9巻を三冊ずつ
三回に分けて借り出して今日読了しました。
実は、「太公望」 を読み終えたのも今日です。
ヤフオクで 「晏子」 三巻と「重耳」 三巻を落札したものが、昨日
届きました。本日も、「子産 上下巻セット」 「孟嘗君 全5巻セット」
「夏姫春秋 上下巻セット」をヤフオクで落札しました。
読書三昧の日々が、まだまだ続きます。