安全第一

投稿者: | 2022年10月26日

ハシゴは、↑↑↑ んな感じです。。。と言っても、わかりにくいですねぇ。

反対側からのほうが、ちょっとはわかりやすいでしょうか。隣家との隙間は狭く

ブロック塀があるのでハシゴは境界の溝に立ててます。なので、ほぼ、垂直状態。

このハシゴを登っていくと隣家との間に身体がくるので後方に倒れかかっても

隣家の壁が支えてくれるので倒れることはありません。左右への転倒も足場の

関係で非常に起こりにくくなっています。

それでも、ハシゴは後方にも左右にも倒れてしまわないようにロープで留めています。

さらに、命綱を矢印あたりに留めて踏み外そうが、どうしようが地上まで落ちて

しまわないようにしています。屋根の上での作業においても同様です。ただし、

実際に落下テストをしているわけでもなく、あらゆる事態への対処ができるかどうかを

検証しているわけでもありません。命綱をしているので安全が確保されていると

安心してしまうことはできません。気をつけながら作業をする。危険そうだと思えば

回避する方法を模索するという基本をおろそかにしないようにしています。

プロは、もっとシビアです。にわか雨が降って屋根が濡れたら、その日の作業は

中止していました。屋根の上は命綱をかけるところがないので、どんなに気をつけても

滑りそうなときには作業自体をやめるしかないのです。口癖のようにおっしゃっていたのは

「雪は危ないから」でした。朝早くだったら露が瓦の上で凍っているかも知れません。

夏は夏で照り返しで熱中症になって目まいで落下事故を起こすかも知れないし

ハシゴの掛け方、登り降りの方法、掛ける場所の選定、ハシゴの固定の仕方などなど

プロのやり方は、とても参考になります。用心をキチンとできてこそプロであり、事故を

起こさないのがプロだという覚悟のようなものが伝わってきます。

そのプロの仕事も十日目の今日で完了しました。1,335,885 円かかりましたが

途中途中の工程や作業の様子をスマホで撮った写真で説明してくれましたし、

トタン板のケレン作業時の注意事項も教えてくれました。他にも、いろいろ質問に

答えてくれて大助かりでした。ネットで調べることができることには限界があります。

まったく知らないことは調べようとしないので知ることができません。しかし、プロに

尋ねると私の質問の本意がわかるので、先回りした知恵を授けてくれたりします。

ただし、仕事中なので手短な答えで済むように、こちらも気配りが大切です。

というより、職人さんなので答えはたいてい短いので、その意図を嗅ぎ取って

さらに質問しなければならないこともあります。でも、とどのつまりは失敗からしか

学べないんですね。技術的なことについてはそれでいいのですけど、こと安全に

関しては、失敗しない方法を用意しなければならないため危機管理の考え方が

とても重要だと思っています。

今日は無風で、とても作業がやりやすく効率も良くて 4枚の透湿防水シートを

張ることができました。5枚目もやりかけたのですが、縦に半分に畳んだ状態で

張らねばならないので、あせってやると失敗をしやすくなるので明日以降に

回しました。

いつものようにブルーシートで養生をして今日の作業は終了。

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日本語を使って書いてね。外国語わかんない。