ところで、ダイハツのお兄さんに聞いてみよっ!とか、Amazon で何やら妙な物を買ったり、
100Ω だ!200Ω だ!と 騒いだり、何をしているのか、「今日できたところまでが今日の予定_06」
あたりから読み返してみたのですが、本人でもスッっとは理解できません。で、やろうとしていることを
説明しておこうと思います。
自動車は、オルタネーターで発電した電気を使って走ってます。オルタネーターは
エンジン回転をベルトで伝えた回転力で発電しています。つまり、エンジンをかけないと
オルタネーターは働きません。だから、エンジンをかけるときだけ、バッテリーを
使うのです。エンジンをかけるときバッテリーの力が弱ければエンジンをかけることが
できませんから、オルタネーターで発電した電気で充電して、いつでもエンジンを
かけるだけの力持ちにバッテリーをしておきます。
さて、このオルタネーターは、回転するだけでは発電できなくて、最初だけバッテリーから
「発電しなさいよ」と電流を流します。この動作を初期励磁と言います。
「続きは、明日か明後日?_02」で、 テストしました 。ダメでした。と言ったのは、
この初期励磁に失敗したということです。
上の図のイグニッション電源から「今作ってる配線」を通して、A経由でオルタネーターの
Bに励磁電流を流そうとして失敗したと言い換えることもできます。
じゃあ、そもそも、アイソレーターって何?ってことになりますが、オルタネーターで
発電した電気を車載バッテリーとサブバッテリーとで仲良く分けて充電に使うための装置が
アイソレーターです。充電するだけなら、アイソレーターなんて必要ないっちゃ
必要ないのですが、エンジンを止めた途端に、車載バッテリーとサブバッテリーが、
お腹すいた?ご飯食べる?と自分の電気を相手に送ろうとするので、白ヤギさんと
黒ヤギさんのお手紙のように延々と続いて、結局、どちらのバッテリーも
お腹がすいて動けなくなってしまうのです。まあ、そんなことにならないように、
アイソレーターが「オルタネーターが両方のバッテリーの充電をするのはいいけど、
バッテリー同士やバッテリーからオルタネーターに電気を送っちゃダメッ」というルールを
守らせてくれています。
初期励磁に失敗すると、エンジンを始動させても、バッテリー警告灯は、点灯したままに
なります。この問題が解決できなくて、ここ何日か苦しんでいるということです。
抵抗を増やしてみたり、イグニッション電源を取るヒューズを ECU IG2 の5Aから
IG MAIN の25Aに変えたり、いろいろやってみてました。
そしてついに、空ぶかしをすることでバッテリー警告灯が消える=発電が始まるということが
わかったのです。3,500 rpm あたりで消えます。
これが、悩ましいのです。3,500 rpm って、通常の市内走行では、そんなにエンジン回転を
あげません。
1)高速に乗るまで、バッテリー警告灯の点きっぱなしをガマンする
2)エンジンをかけるまで、アイソレーターのA端子と車載バッテリー側のK端子を
短絡させておいて、エンジンがかかったら、切断する
3)2)のスイッチをアイドリングストップキャンセルスイッチと一体化させる
4)2)のスイッチをソーラー発電 ⇔ 走行充電切り替えスイッチと連動させる
5)空ぶかしをする
などなど、いろんな方法があるとは思いますが、悩ましい……