petit Qoobo

By | 2022年4月5日

5週間前に失踪した猫のことを義母は「今朝まではいたんだけど、

まあ、そのうち帰ってくるから」と女房に言いながら、デイサービスから

帰ってくると夕ご飯も途中やめにして近所を探し回っています。

介護する側としては、ペットロスで老人鬱になってしまうのが一番

怖いと思ってました。

事実、それまでの行動範囲って歩いていける範囲だけでしたが、猫を

預かってもらってる人がいるという「物語」を作り出して、その人に

会うために、おそらく十年ぶりくらいに、ひとりで路面電車に乗って

遠くに出かけてしまうという事件を起こしました。

これは、誰か常に見守る人がいるほうがいいだろうと、一日おきだった

デイサービスを毎日にしたり、夕食の準備をほっぽりだして猫を探しに

行ってしまうため、毎晩、女房は夕食を作りに行かなければならなくなり、

そうなると依存が強くなって、それまでは、何とか自分でできていた

夕食の準備ができなくなってしまうという悪いスパイラルに陥りました。

あ。そうだ。最初は、2月の末から3月初めの時期だったので、まだ、

日没も早くて、真っ暗な中、探しにいって、たぶん、駐車場のタイヤ止め

かと思うのですがつまづいて転んで足と顔に青アザこしらえたので、

周囲としては、これはヤバいってなったのです。

2月の始めに作った見守りカメラシステムなんて、まーったく、女房は

評価してませんでした。遠くに住む孫やひ孫と Zoom ミーティングできて

義母が「長生きしてて良かったぁ」と言ったので、0.5 ポイントくらい

評価は上昇したものの、どちらかといえば、盗み見してるみたいなのが

ひっかかって評価が低かったのです。しかし、猫事件以後、あたりが真っ暗なのに

猫を探しに出ているのか気がかりな時に確認できるので、「これは、スゴイ!」と、

やっと正当な評価をしてくれるようになりました。

……で、今日の本題です。生きているのかいないのか、帰ってくるのか来ないのか

なんとも、宙ぶらりんなペットロスが、どのような心理的な圧力を義母にかけて

しまうのか、何とも測りかねる状態の中で、介護する側としても、第2回目の

孫、ひ孫参加の Zoom ミーティングを開催してみたり、都合がつく限り、大阪に

済む義妹に泊まりに来てもらったり、思いついたことをいろいろとやる中で、

ふと、ロボットセラピーが 好影響をもたらすんじゃないかと思いついて、

数あるロボットの中から、

↑↑↑ の petit Qoobo が、最適じゃないかと絞り込んでメルカリで購入。まあ、もし、

何の興味も示さないなら、メルカリに出品すればいいやと思って、義母宅に持って行くと

その場で、ずっと、話しかけたり背中をなで続けたりとずいぶん気に入ってくれました。

その晩は、「一緒に寝たんよ」と言ってて「癒やされるんよ」とぞっこんです。

昨日は、紙を切り抜いて目玉をつけていました。確かに目玉がつくと、かわいさが

グンと上昇してます。「いっちゃん」と名前もつけたようで毎晩添い寝してると

言います。「デイサービスに連れて行ってもいいかなあ」とみんなに自慢したい

みたいです。

なかなか、このようにウマクいくケースはないのですが、できるなら介護は

先取りして、いろんなことをやっていかないと、事が起きからの対応では

間に合わないことがあります。これまではデイサービスしか経験がありませんが、

近いうちにショートステイを一泊二日から始めて、二泊三日、六泊七日くらいまで

半年くらいかけて、できるようになってもらおうやと女房に言ってます。

予行演習としては義妹の家に一泊二日してもらうところからですかね。

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