風化した瓦なら下地処理の前と後とでは大違いですが、予備瓦の場合、
上の写真では差がよくわかりません。肉眼で実物を見れば塗った跡が
アリアリで丸わかりなんですけど。
でっかいシンクでの作業は前かがみになって腰がツライので道具箱を
使って臨時の作業机を用意しました。今日は昨日下地処理した瓦の
縁廻りを塗っていきました。こういう細かい作業はキッチン用の
ゴムべらが最適です。
下地処理を終えた瓦は、屋根に並べて乾かすことにしました。一晩置くと
ほぼ、固まります。しかし、昨夜は強めの雨が降ったので雨に打たれて
一部シラケた瓦がいくつかありました。粉体と混和剤と水を混ぜるんですが、
混和剤は白色なので、おそらく粉体部分が雨で流されて混和剤が浮かび
上がってきたのではないかと思ってます。混合比は指定があるのですが
水だけは粉体の重さの 30~40% と幅があるので、40% にしています。
塗りやすいのと混合をしてから1時間半以内に使いなさい( 20 ℃)という
指定時間に間に合わないのとで柔らかめのほうが都合がいいんです。
指定時間の倍くらい過ぎた最後の最後でも何とかなります。
今日は、500g しか混合しなかったのですが、結局、ナイターに
なってしまいました。でも、残業時間は 30分程度で済みました。
今日までで 14枚の瓦の下地処理をしました。かなりの厚塗りながら
わりとすべての面をちゃんと塗れている感じなので2度塗りは
必要ないかなという感触です。裏面は塗る必要ないと思いますし、
このペースなら、全部の瓦の下地処理をするのに、今、買ってる
材料だけで充分足りそうな計算です。まあ、そのあたりは、今後、
処理が済んだ瓦が増えていくに連れてハッキリしてくることでしょう。