ここ数日、どのように、スペアタイヤキャリアを取り付けるかの構想を
練っています。予定位置を眺めては、あーでもない、こーでもないと
考えるというよりは、同じ所をグルグルと迷っているばかりだったかも
知れません。で、いつも通り「やってみなければ、わからない」と
試行錯誤方式で取り組むことにしました。
当初は、カバーを外した状態で工作するつもりでしたが、いざとなれば
寸法的な余裕はあるので、まずは、カバーをつけた状態でやっていくことに
しました。
A ~ D の4ヶ所を使って、キャリアの土台を M6 のボルトで固定し、
その土台に自作したキャリアビス止めしようという計画です。強度的に
不安が出たら、土台を下から支える橋脚のような柱を考えなければならないかも。
まあ、このあたりのことはやりながら順番に考えて行きます。
A と B は、車体に溶接された M6 のナットがメクラ蓋を外すだけで見えるので
簡単ですが、C と D は、カバーのどの位置になるのか正確に計測することが
非常に困難なので、ここぞと思うところに、まず、3mm の試し穴を開けて、
どちら方向にズレたかを計測し、正しい穴の位置を割り出してくしかありません。
それでも、最終的には、1 ~2 mm の誤差が出てしまったのでヤスリでバカ穴化
して調整しました。最後の D は、夕食時間が迫ってきたため、ついつい、調整が
足りないまま、無理ぎみにボルトを締めようとしてしまいました。
ひょっとすると、ネジ穴をナメてしまったかも知れません。カバーを外して
確認しなければならなくなりました。あせりは、大敵ですね。
ところで、昨日、伐採が終わったあとの雑談で、「サブバッテリーって、
過充電による水素の発生が気になりませんか?」と、おっしゃる人がいました。
hana ちゃんなんか、6個もバッテリーを積んでいて、4個が完全室内搭載でした。
しかも、普通のスターティングバッテリーで、もちろん、開放型。しかも、
とことん使い切ってました。だから、バッテリー液が減ってるのを気づかないまま
使ったりして、水素ガスを発生させていた可能性がありますが、まったく気にしたことは
ありませんでした。
しかし、改めて指摘を受けると狭い軽四にバッテリーを三個も積んでいるのですから
一応、気になって、いろいろ検索してみました。すると!
硫化水素 の文字が…… 発生するガスは水素ガスだけだと思っていました。
しかし、バッテリー内には希硫酸が満ちているのですから、水素+希硫酸で
硫化水素が発生するとなると、おだやかな気持ちのままでいるこはできません。
水素ガスだけなら、水素爆発するほどの濃度にはならないだろうという見通しと
水素ガス自体は毒じゃないからという安心があったのですが、硫化水素は、
さすがに怖い。
なんとか、硫化水素だけでも車外へ排出したいもんだと、ちょうどバッテリーが
露わになってますから、つくづく眺めました。
ACDelco Voyager のガス排出口は、それぞれ、丸印の位置なんですが、左ふたつは、
工夫次第でなんとかなりそうでも、右端のバッテリーは、インバーターが邪魔して
排出ホースを取り付けるのが困難っぽい。どうしても無理なら排出口が左側に
なるようにすべてのバッテリーをくるりと回転させなければなりませんが、正直、
これはおっくうです。
それぞれに排気ホースを接続できたとしても、どの経路から車外へ排出するかという
課題が残ります。今、考えているのは、硫化水素は空気より重いという性質を
利用して下向きに排出することです。この場合、水素ガスが排出され他場合は
狭い隙間に溜まることになりそうなので、これはこれで、何もしないよりも水素濃度を
高めそうなので不安があります。
スペアタイヤキャリア自作と平行して、バッテリーガス排出についても、いろいろ
試したりしながら検討していきたいと思います。