Followers (2020) の第一話を見て、華やかな世界の話も悪いわけじゃないし、
お!沢尻エリカが、出演してる!そう言えば、全裸監督にも、ピエール瀧が、
かなり重要な役で出演してたので、期待できる?って思ったら、第二話以降、
第五話までは、出番がなくて……っていうか、よくもまあ、長い時間をかけて
辛抱して、第五話まで見たもんだと自分をほめたいくらい忍耐強かったんです。
役者は揃っていて、それぞれの演技が悪いわけじゃない。映像も、さすがに
きれいで、リアリティもさすが。たぶん、脚本を寒竹ゆり、大浦 光太、蜷川実花の
三人がかりで書いちゃったっていうのが、失敗の元なんでしょうね。
小さいエピソードのいくつかは、決して悪くないのがゴロゴロしてるのに
それらが、芽を出す前にしおれたり、花が咲いても受粉しなかったり、
やっと結実したのに収穫前に落実したり、寄生虫が入ったり。
たぶん、第九話まで見ることは見るんでしょうけど、このまま行けば、
今日書いた以上に悪態を羅列した感想になりそうなので、全部見ないうちに
書いたほうがいいだろうという大人の配慮をしました。もし、三人がかりじゃなく
一人が脚本書けば、ここまでヒドイものにはならなかったんじゃないかと
思います。あるいは、ヘルタースケルターのように、原作があって、
それを三人がかりで肉付けしたのであれば、何とかなったかも知れない?
実は、昨日は、Followers (2020) の息抜きに途中で、もう一本映画を観ました。
風 (1998) です。園子温の監督・脚本作品とくると期待して見るじゃないですか。
のっけから、これは何か起こるゾ……起こらない。途中で、こう来ればきっと
何か起こるゾ……起こらない。最後に、いよいよ、これは何か起こるゾ……起こらない。
で、終わっちゃいました。なんじゃ?そりゃ。