新宿野戦病院と岡山弁

投稿者: | 2024年9月13日

終わっちゃいましたねー。おおいに笑わせていただきました。

クドカンといえば、今年1月の大ヒットドラマ「不適切にもほどがある!」は、

多くの人が知っているでしょうけど、4月の「季節のない街」を知る人は

少ないかもしれません。しかも、黒澤明の「どですかでん」と対比して

鑑賞できた人は、70代以上に限られるでしょうから、この世代が深夜の

放送時間帯に鑑賞したとも思われず、知る人ぞ知る名作となってしまったのは

ちょっと残念でした。新宿野戦病院も、一話、二話のグチャグチャな面白さを

すべての年代(特に若い人)に求めるのは少しムリがあったようで視聴率的には

伸びなかったようです。しかし、今どき、リアルタイムで視聴する層が主流なのかと

いえば、疑問があるわけで、TVer や、フジテレビの Fodプレミアムなどを

使っての視聴が増加してきているだろうし、視聴率だけではヒットしてるのか

していないのか判別しがたくなってる時代だとも言えるのでしょう。

リアルタイム視聴派をひょっとして下支えした理由があるとすれば、大人気

朝ドラ「虎に翼」に出演した 仲野太賀 岡部たかし 平岩紙 塚地武雅 が出演した

ことがあった?かもしれない。彼らだけではなく、 高畑淳子(舞い上がれ)

濱田岳(カムカム) 生瀬勝久(ブギウギ) なども、最近の朝ドラ出演俳優ですが

それぞれ、朝ドラでのキャラクターとのギャップというか違いがありすぎて

視聴率に寄与するほどの効果があったかというと疑問は残ります。

しかし、両方を観た我々世代の多くが「塚地武雅 の演技力、スゴイじゃん」って

思ったのではないでしょうか。

さて、小池栄子の岡山弁!ネイティブとしては、スゴイの一言。まったく違和感が

ありません。余貴美子のブロークンな岡山弁に比べるまでもなく、ほぼほぼ、完璧な

岡山弁だったと太鼓判を押したい!岡山弁といっても、備前市あたりと倉敷市では

かなり違うし、倉敷市といっても、玉島や児島は、それぞれ市だったものが、

1967年に合併したもので、その後も倉敷市は周辺町村の編入合併をして

市域を拡大してきました。岡山市は県庁所在地でもあることから県内の各地域から

移住してきた人も多く、方言的には県西部の備中地域や県北で使われてきた

言葉も入ってきたと思えるのですが、三代前からの岡山市民の話す言葉が

標準岡山弁として幅を利かせ組み込まれることは少なかったのかもしれません。

だからか、近年、岡山弁の代表扱いをされている「もんげー」をリアルな生活の

中で私自身は聞いたことがありません。

「目が走る」とか「傘に乗せて」などの他県の人からは想像しがたい言葉も

ありますが、映画「仁義なき戦い」シリーズで使われた広島弁にも似ている

ことから、柄の悪い言葉として思われているらしいというウワサは絶えません。

ひょっとしたら小池栄子が、このウワサの上塗りをしたかもしれませんが

岡山弁をちょっとだけ全国区にしてくれたという点でクドカンとともに感謝です。

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