安藤忠雄氏の設計なのでコンクリートの打ちっぱなしの建物です。
どの駐車場からでも、入り口に至るには建物の外周をぐるっと
回らなければなりません。近道をしようにも建物を取り巻く
お堀のような水面に阻まれます。
今日、展示されていたのは、福島隆壽氏の作品でした。
同時開催として「児島虎次郎を偲ぶ絵画コンクール 30年の歩み」と
題した高梁市内の小中学生が参加する絵画コンクール展で30年間に
児島賞を受賞受賞した全270点の展示が行われていました。
これは、駆け足で観ただけになりましたが、子供らしい作品群の中に
2点ほど、これは!と光る作品がありました。今考えると、ひと通りキチンと
観ていれば、もっともっと光る作品に出会えたかもしれませんが、そのために
270点もの子供の絵を眺めていくのは、ちょっと、タイパが悪いというか……
ごめんなさい。
福島隆壽氏の作品は、氏の60年以上にわたる苦悶とその苦悶の中で
垣間見た輝く物との出会いが感じられて、挑戦的な若い頃の作品と
80歳に至ってたどり着いた作風の長い道のりを味わうことができて
想像していたよりも満足できました。しかし、全般的に暗い展示室内で
天井のスポットライトが作品の一部に当たっているものがいくつかあって、
作者の意図を誤誘導するというか、むしろジャマしているのではないかと
気になって作品世界への没入を阻害されたように感じました。
行きと帰りは違う道を使いましたが、私の脳内ロードマップと異なる
場所に成羽は位置していて驚いたのと矢掛の台湾料理店で食べた
ランチが780円なのにボリュームがあって特に卵スープの味が絶品で
大変おいしくいただくことができたのは幸せでした。