↑↑↑ 剪定前 ↓↓↓ 剪定後
剪定のビフォーアフターがわかる方は少ないと思います。それでも毎年のように
キウイの剪定の写真を載せていますが、歴代のビフォーアフターの中でも今年の
写真は、その気で見れば一番違いがわかりやすいと思います。なお、写真の
右下の白いお化けのようなのは、キンカンを霜から守るための寒冷紗です。
↑↑↑ は、今日切り落とした剪定枝です。
話は変わってボランティア活動保険加入についてです。現地のボランティアセンターでも
加入できますが、できるなら出発前に住所地の社会福祉協議会で加入しておいたほうが
現地スタッフの事務量を軽減できる効果があります。ボランティアセンターには、
数十人が押しかけることがあります。加入受付事務に一人当たり10分かかったら
48人を一人のスタッフが応対した場合、8時間かかります。実際には、申し込み
用紙に記入するための席をいくつか用意して、一人のスタッフが何人もの申込者の
質問などに対応します。書き終わった人から順に申込書の提出と保険料の支払いを
係のスタッフにして加入カードを受け取ります。いわゆるベルトコンベア方式で
一人当たりの所要時間を短くしたり、記入例のカードを作ったり、間違いやすい
箇所を記入コーナーの前に模造紙で書いて貼っていたり、特に説明に手間取る人には
ベテランスタッフが付いたり、さまざまなノウハウでサバきますが、ズラリと並んだ
ボランティア希望者をすべてこなすには人と手間がかかるのです。
ボランティアセンターのスタッフの仕事は、活動保険の受付だけではありません。
多種多様の多くの業務に追われます。それを限られたスタッフ人員がこなして
いくので、不眠はないけど不休で仕事をしがちです。気仙沼で活動した14日間の
ほとんどを各地から届いた救援物資を仕分けするスタッフとして活動したのですが
気仙沼市の職員が二人、現場を担当してました。一人は14日間のうち休んだのは
免許更新の半日だけ。もう一人は、私が執拗に休みを取れ休みを取れと言ったのが
効を奏したのか1日だけ休みを取りました。彼らが働いてたのは、その14日間
だけではなくて震災が起きてからの45日間ずっとですから、とにかく休みを
取らないと身体も精神も、いずれ持たなくなります。同じ考えで私も7日に
一回の割で休みました。現地スタッフが健康のために最低限必要な休みを
取るためにも、こちらができる軽減策があればやっておくべきなのです。
その考えの上で、ふれあいセンターの窓口で加入申し込みをしたら、案の定、
「ボランティア活動保険加入していただくためには岡山市のボランティア登録を
していただく必要があります。」と岡山市の社協のスタッフが言います。
いやいや、能登半島の現地でも加入はできるんだけども、そこでボランティア
登録をしろと言われればするが、こちらで加入するのは現地のスタッフの
事務量を軽減するためであって、岡山市の社協としては代わりに加入カードの
発行することで寄与することができるんじゃないの?ボランティア登録を
強要することで、その協力をする機会を失っていいの?とまあ、ちょっとだけ
声を荒げたと思います。
実は、過去にボランティア登録をしたことがあります。しかし、実際に
岡山市のボランティアとして働かねばならない状況になったら、まずは、
町内の支援を要する人のために町内会として動かねばならず、岡山市からの
要請を待ってる場合じゃないし、要請があっても応えることができないんですね。
被害状況が、もっと過酷だったら町内会のことも放り出して女房と二人
避難しなければならないかもしれない。どういう状況であれ、岡山市の
ボランティア登録をしてもカラ約束にしかなりません。それに、ボランティア
登録をする際に、「岡山市からの連絡を受けない」を選ぶことができるんです。
こうなると、完全にユーレイ部員です。こういう意味がないことをしたくなくて
見つけたのが、岡山市役所の隣のビルに入ってる社協ではなくて、ふれあい
センターの、しかも時間外に申し込めば、社協の職員の代わりに、ふれあい公社の
職員が対応してくれて、ボランティア登録が必要というルールを知らないため
登録しないで保険加入できるというのを見つけて、何度かそうしました。
しかし、今回は社協の職員の勤務時間内に申し込んでくれと言い渡されて
バトルになったわけです。
今回は、一度は「もう、ええわ」と席を立って筋トレを始めたのですが、
やはり、納得ができなくて、もう一度、窓口に行って「あなたの独断だけで
断っていいの?」と聞くと電話で上司に確認しましたと言うと同時に
岡山県の社協ではボランティア登録は必要ないようです。と付け加えたため
「これは、良いことを聞いた」と翌日、岡山県の社協でボランティア保険に
加入することができました。岡山県の社協職員によると、お隣の倉敷市に
おいてもボランティア登録の条件は付けていないそうです。
何をカッカッする必要があるのと思う方のほうが多いんでしょうね。
ボランティア精神に定義があるわけじゃありませんが、自発的というのは
大切なことだと思うんです。「ルールだから」などと言われて意に染まない
ボランティア登録を強要されて、ハイハイと言うわけにはいきません。
岡山市のボランティア登録はしなくても、現地の社会福祉協議会に委嘱された
活動のみをしますから、保険の支払い要件は満たします。
それに、出発地の社協で加入することによって、ボランティア自身にも
メリットがあります。出発地から現地に着くまでの道中でのケガなどにも
対応してもらえることです。さらに、いくら申し込みに要する時間を短縮して
あっても、それを超える希望者が殺到したら加入カードを受け取るまでに
時間がかかって、その日の活動開始に間に合わないということが起こりえます。
ボランティアの活動機会を一日奪われるかもしれないんです。
しかしながら、この記事を書くにあたって、いろいろ資料を参照したのですが
その中の
のパンフレットに
とありますねぇ。結局、私の見当違いのコブシを降ろすしかないのですか。それはそれで、嗚呼!