バックキャリアの取り付け金具がバックドアのサイドを破損させています。
↑↑↑ の写真ではわかりにくいのですが、このバックキャリアの支柱を取り外してみると
バックドアの一部がミカンの皮をむいたかのように裂けて浮いています。
サイド部分も同様です。
左サイド側は、下方から裂けようとしています。
車内側から見た支柱付け根の破損状況です。ぽっかりと口を開けています。
あわやというところでバックキャリアの積荷は落下しなくて済みましたが、もし、高速道路上で
落下して後続車を直撃していたら死亡事故を起こしていた可能性が大です。
ジェリ缶を含む「巣箱」の重量は、19.9kg でモバイルシンクは屋根を含めて 14.2kg です。
そんなものが、100km/h の速度で運転席ウインドウを突き破って飛び込んできたら
即死です。私は、あわや殺人者となるところでした。違法とは言わないものの運輸支局などの
検査を受けたものではないので、保険会社は支払いを拒否する可能性が大きいと
思います。被害者救済を考えて、被害者への賠償金は支払い、同額を私に請求するための
裁判を起こすかもしれません。運転席だけではなく、もうひとつの積荷が同時に助手席にも
飛び込んだら犠牲者は二人になるかも。重過失運転で実刑になることも考えられます。
想像すれば想像するほど、ゾッとします。旅から帰って、他の用件でトヨペットに行ったとき、
担当の営業マンに自作の全貌を見てもらっていました。道の駅などで、オッサン達の
興味を引き、「好っきやわぁ~」などと絶賛を浴びたジンちゃんでしたが、その営業マンも
同じように喜んでくれながら、ふと漏らしたひと言「樹脂製だからなあ」が気になって、
支柱を留めてるボルトは M6 だけど細いなあ。樹脂のドアにもピンポイントで高負荷が
かかるし。M12とかM14にすべきか。樹脂製ドアにかかる力を分散するためにパイプの中を
ボルトが通る構造にしなければならないかも。ステンレスって折れやすいんじゃないだろうか。
などと考えながら、とりあえず、荷物を降ろしてみたら……冒頭の恐怖の光景に遭遇したわけです。
いくら樹脂だからといって、ここまで強度がないものとは想像もしていませんでした。
とにかく、バックキャリア計画は中止どころか、おそらく廃止方向に行くことになります。
じゃあ、ジェリ缶をどこに搭載するか。室内は何としても嫌なので屋根の上しかないか……
それとも……
あらら、バックドアは樹脂製なのですか。
バックキャリアに34KG乗せると、車が振動するごとに34KGのハンマーでガンガン叩いているようなものなので、取り付け部が割れても仕方なさそうで、相当な補強か荷重を下げないと安心できなそうですね。
おっしゃる通りなんです。樹脂製だということはわかっていましたが、
開け閉めもするし、必要な強度はあると、どこかで思っていました。
しかし、まさかボルト締めした部分が本文と繰り返しになりますが
ミカンの皮でもむくように破断するというのは想像できていませんでした。
ボルトの径を大きくすれば大丈夫と思い込んでいました。
ですから、今回、ミカンの皮状態になってくれたことは、いくらボルト径を
大きくしても、どうにもならないということを教えてくれたということで
むしろ、ありがたかったというべきなんでしょう。
それにしても、震えがくるほどゾッとしました。