里山は春

By | 2023年3月4日

梅は花ざかり

今日の業務はユズの剪定と

断水していた谷川の水の復旧だったのですが、こちらは自然復旧してました。

昔は谷川の水を飲用にしていた頃もありましたが、今はオタマジャクシの生育用が

主たる用途です。ここに来るカエルは例年は1月末ぐらいに産卵するのですが、

今年はなぜか2月13日以降と遅かったみたいです。

梅の花のアップ

谷川の水は出ていますが流量が少ないのでチェックするために谷川を

遡行しました。ここは第一エア抜き所。水位は問題ありませんがホースが

腰折れしているのでロープを張るなどの手入れが必要みたいです。

上流側から見た第一エア抜き所。ホースが2本ありますが、1本は現在機能していません。

修理する予定もありません。

管路全体の 1/3 くらいの場所です。30年くらい前は小さな滝になっていた所で

緑色の水たまりは滝壺の跡みたいなもんです。

ここは、第二エア抜き所。管路全体の半分よりちょっと下流に位置します。

パイプに下からブロックを当ててるので、ここまで流れてきた水はヨイショと

峠越えして下流に流れていきます。峠部分の水深が数mmだったので出口水量も

その量になっていました。谷川も、このあたりはすっかり干上がっていますが

伏流水は真夏の渇水期でも途切れることはありません。しかし取水口も

干上がってしまうと完全断水しちゃうので、そのときにオタマジャクシが

カエルになっていなければ死んじゃいます。空梅雨のときなどに、そういう危機が

やってくるのですが、太陽電池を利用してポンプアップして来ました。

それでも、ポンプの故障などでオタマジャクシが全滅したことが何度かあります。

アメリカザリガニにヤラレちゃうときには、5月頃までに全滅します。

ハッキリとした危機がなくてもエサとなるミジンコや藻などの量が、この卵の

量に対して絶対的に不足していると思うので無事にカエルになることができるのは

おそらく、1~2%とか、それ以下だと思います。

里山には、断水の心配が少なくエサも豊富なもうひとつの池があるのですが、

なぜか、そちらには産卵しません。なので、数年前からここの卵の一部を

そちらに移住させています。そこでカエルにまでなって巣立てば産卵もそこに

するようになるのでは?という期待をしてるんですが……

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