書道展は、女房を車で送っていっても終わるまで車で待っているのが
通例です。県展だけは、ひととおり眺めはしますが気になる作品以外は
足を止めることもなく通り過ぎるだけです。唯一の例外が石心会書道展。
毎年、楽しみにしています。
どど~ん!圧倒の大作です。
クリックして拡大しても字の判別は難しいと思いますので釈文を転記します。
「木蓮や塀の外ふく俄風」
もちろん、他の作品も力作揃いで
森山良子の「ユー・レイズ・ミー・アップ」
この作品もステキ。
メインの展示場は、メインメンバーの作品が飾られていますが、第二~第四展示場には
書道教室に通う子供の作品にいたるまで、書道を趣味とする方々の作品が並んで
います。メイン会場の作品がすばらしいのは上に書いたとおりですが、趣味の作品は
それぞれ書くことを楽しんでいる感じが伝わってきて見てるこちらも楽しくなってきます。
たぶん、のびのびと書くことができる雰囲気に満ちた教室なのかなあと想像します。
ところで、冒頭の作品は何だか枯山水を眺めているような気持ちになってきて気持ちが
落ち着いてくるんです。1時間でも2時間でも、この作品の前にすわっていることが
できそうでした。ちょうどいい位置に椅子があるので、このときも15分くらいは見て
いました。
この会の ナンバー2 の作品が好きで毎年楽しみにしているのですが今年は
主宰者のこの作品が凄過ぎました。主宰者は、石雲先生とおっしゃるのですが、
石庭先生とお呼びしたいくらいです。これだけの大作となると普通のお宅では
書くことができないので、この会場を借りて書いたんだそうです。