てっきり、昭和の映画かと思ったら、意外と新しいのね。
この映画を好きって言っていいのかどうか、よくわかんないけど
世間じゃ、どーなんだろって、映画サイトの感想を読んでいくと
絶対、イヤッっていう人が意外と少なくて、もちろん好きって
言い切る人も、どちらかと言えば少数派。
でも封切り時に、この映画をスクリーンで観ちゃったら
どう思ったかなあ。せめて 20インチじゃなくて、私が
持ってるディスプレィの中では一番大きい32インチで
観たので、まっいいか。ただし、解像度が 1920x1080 しか
ありません。グスン。
映画は、雪の上に倒れた女性の胸や股間をまさぐる小学生の
シーンから始まります。まあ、これだけでも、なかなかなもんですが、
自宅に呼び出しがあって警察署に向かった警官は死体検案に立ち会うことに
なります。そのシーンが ↑↑↑ です。
私が、びっくりしたのが全裸の死体役をしているこの女優。
川越美和ちゃんですよ。第31回レコード大賞新人賞を取ってます。
この映画に出演したときも、まだ、33歳ですよ。それなのに、もっと
年上に見えます。ハッキリ言えば劣化してます。この映画のあとに
出演した「ゲゲゲの鬼太郎」では途中でバックレて撮影は大混乱。
川越美和は、遺影としてだけの出演になりました。その後、所属事務所を
辞めて芸能界を引退しています。さらに、翌年35歳で謎の孤独死を
遂げています。
安藤玉恵も女子高校生役で出演しています。ちゃんと脱いでて乳房を
チラリと見せてます。陰毛も見せてますが、画面は暗いし懐中電灯で
照らされているだけのなので代役だったと言い張られると反論できません。
主役と言ってもいいと思いますが、新井浩文は、2019年に強制性交罪で
起訴され、翌年の控訴審で懲役4年の実刑が確定しました。昨年には、
仮釈放されたとの報道もあったようです。
山中崇は、いい感じでしたね。三浦友和の役柄も良かったです。
リンダ リンダ リンダ (2005) で泣かされてしまった私としては
この映画も同じ山下敦弘監督で、しかも翌年の作品と知り、
なんて、芸域の広い監督なんだ……と感心したのは事実です。