思ったのと違った(っていうか)
1970年、ボストン近郊。名門バートン校の生徒たちは、誰もが家族の待つ家に帰り、
クリスマスと新年を過ごす。しかし、留まらざるを得ない者もいた。生真面目で融通が
利かず、生徒からも教師仲間からも嫌われている古代史の教師ハナム。勉強はできるが
反抗的で家族に難ありの生徒アンガス。ベトナム戦争でひとり息子カーティスを失った
ばかりの料理長メアリー。雪に閉ざされた学校で、反発し合いながらも、孤独な彼らの魂は
寄り添い合ってゆく…。
ほろ苦く、あたたかな、良質ドラマの新たな金字塔が誕生!
という映画の説明にミスリードされてしまった(っていうか)
自ら勝手に想像をたくましくしてしまった(っていうか)
女房を連れて行ったので、これでは女房を満足させられないな
という焦燥感が上映中にじわじわ積もっていった(っていうか)
観て終わって今思うのは、結局、三人の誰に対しても「ガンバレ」と
応援する気持ちになれないままで終わってしまったし、三人の誰もが
小さなヒットは打つけれど散発的で得点には繋がらないし。
いやいや、違うなあ。観て損したとまでは思わないけど観なかったからと
いって別に何の損もないよなあという映画でしかありませんでした。