先生の白い嘘(2024)

岡山での上映は今夜まででしたが昨夜スベリ込みセーフで

鑑賞しました。

チケットのチェックを受けると「原作漫画が無料で読める!カード」を

もらいました。帰宅後にカードに記されたサイトに接続してみると

全48話のうち16話を無料で読むことができましたが、映画の内容は

かなり原作に忠実だったんだなあという印象しかありませんでした。

むろん、時間的な制約から省略されるエピソードもあるし登場人物も

減らされてはいます。しかし、シーンだけではなくてセリフも多く

採用していたように思います。ただし、1/3 しか読んでいないので

残り 2/3 部分も原作に沿ったかどうかはわかりません。

この作品は、原作や作品自体についてではなくて製作上の

インティマシー・コーディネーター問題で物議を醸してしまいました。

それは残念なことでしたが、奈緒は熱演だったけど、それぞれの

登場人物の描き込みが、なんか味薄いですよね。映画化するために

割愛した登場人物の中に、ちょっと味のあるコもいたけど、じゃあ、

登場させたからといって映画に厚みが増すっていう感じでも

ありませんでした。

で、私の総合評価としては観たからって損したとは思わないけれど

観なかったからって損はしない映画だったというところでしょうか。

でも、それって観なければわからない話なので、そのあたりが

微妙ですけど。もし、原作読んだ人が、この映画を観ても、おそらく

不満しか残らないんじゃないかなあという予感はします。

インティマシー・コーディネーター問題については、費用は制作側が

負担するのか出演者側が負担するのか。日本には有資格者が

少なすぎるという問題をどう解決するのか。今回、せっかく問題に

なったのだから具体的にいくつか解決できることは解決したほうが

いいのではないかと思います。そのきっかけになれば、それこそ

この映画が撮られた価値になります。映画のテーマにも、おそらく

沿えるのではないかとも思います。でも、映画のラストは私には

良かったけれどテーマの解としては、どうなのかなあ。

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日本語を使って書いてね。外国語わかんない。