春ドラマは、「ケイジとケンジ、時々ハンジ」、「勝利の法廷式」、「弁護士ソドム」の
三個の法廷ドラマと「それってパクリじゃないですか?」。ここらは、平均的なレベルで、
まあまあ楽しむことができました。
「ペンディングトレイン ―8時23分、明日 君と」は、朝ドラで人気者になった赤楚クンの
ガンバリもあってか、水準以上のドラマになったと思います。SFというハンデを持ちながら
それを果たしたので立派なものです。
ここからベスト3。
第3位 「日曜の夜ぐらいは…」
清野菜名 は存在感ありますねー。 岸井ゆきの も安定してます。 生見愛瑠 が意外と
好演でドラマの厚みを増しました。脚本の岡田惠和 の経歴を見ると、まさに職人ですね。
NHKのドラマの脚本も多く手がけていて印象に残る作品も数あります。
第2位 「波よ聞いてくれ」
小芝風花 がスゴイ!日本でコメディとなると必ずコケるというジンクスをブッ飛ばして
緑のマスクマンばりの大好演。このコが、これほどの力を秘めていたとはっ!
そして、ぶっちぎりの 第 1 位 「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
このドラマの核は原作のスゴさなんですけど、そのスゴさを表現するには、河合優実 という
才能がなければ実現しなかったと言い切れるほど演技力がハンパありません。中学生から
30才までを22才が違和感なく圧倒的に演じきる!今後、河合優実から目を離すことは
できません。
VIVANT の第2話。かなり、ガッカリでした。アド砂漠で少しだけ盛り返したけど、その程度では
焼け石に水。頼むから、第3話以降、尻すぼみにならないでくれーっ。
で、ここから夏ドラマ。
まず、ダメダメなのが 「CODE」台湾ドラマの焼き直しって言うんだけど、VIVANT の第 1 話の
真逆で、つじつま合わせがヒドイというレベルを超えて、つじつまそのものが存在しません。
要するにツッコむ気にもならないというレベル……なのに、なぜ、毎週見てるかというと
女房が見るのでしかたなく。
「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は、 伊藤沙莉 が出てるから、それなりに……
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」は、 芦田愛菜ちゃんが出演するので観始めました。
意外と面白くて得した気分。松岡茉優の役作りには???があるけど、森田望智が今後どのように
ストーリーにからんでいくのかという期待があります。
「何曜日に生まれたの」は、8月スタートで始まっていないのですが、野島伸司 脚本ということなので
ちょっと期待してます。
今夏ドラマのダントツ 1 位は、「やさしい猫」。原作は 中島京子 で読売新聞に連載されたので
毎朝、感情をゆさぶられながら読みました。このドラマの中ではスリランカ人のクマラさんが
健康を害して倒れても救急車を呼んでもらえないというシーンがあり、さらに家族の
面会中にまたもや、高血圧で昏倒して、一度は認められなかった仮放免を勝ち取ることに
繋がるわけですが、新聞連載終了寸前に実際に名古屋入国管理局の施設で、スリランカ人の
ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなりました。2021年2月15日に行われたウィシュマさんの
尿検査数値が「飢餓状態」を示すものであって、それを少なくとも医療関係者のうち一人が
確認していたにも関わらず、なぜか、その時点では救急車は呼ばれませんでした。救急車が
呼ばれたのは亡くなった当日の3月6日で、病院に着いた時点でウィシュマさんの息はすでに
なかったといいます。 2007年以降、ウィシュマさんを含め17人の収容者が入管で亡くなっています。
理由は、病死、自死、餓死など。これらについて、入管職員が責任を追及され起訴されたなどという
報道は見当たりません。
春から始まって、夏になると2シーズン目を迎えてる「アンという名の少女」
実は、シーズン2とシーズン3は、過去に観たことがあるのですが、2度目には2度目の面白さが
あります。
アストリッド と ラファエル も今日からシーズン3に入りました。録画してあるので観るのは
明日か明後日か。