ナッジ!!一方通行(02)

投稿者: | 2025年5月20日

市政へのご意見・ご提案フォームを使って、岡山市に意見を伝えました。

市道の○○号線のうち、○○マンション(岡山市北区○○町
○丁目○○-○○ )の北側道路部分は、一方通行道路ですが、
逆走車を頻繁に目撃する道路です。○○町内会も、この道路に
面していて町内会会員が日常的に危険な目に遭っております。
このため、どうにか逆走車を減らす手立てはないものかと
考えておりましたところ、画期的とも思える方策を見いだし
ましたので、岡山市役所 市民生活局 市民生活部 生活安全課
交通安全防犯室に相談したところ「交通安全防犯室の仕事は、
交通安全のための啓蒙活動なので道路標識に関する話は維持
管理課にしてください」とのことでした。
私は、「タライ回しかよ」と捨てゼリフをを吐いて同じ話を
北区役所地域整備課 課長補佐の○○さんにしました。
今度は、一応、丁寧に話は聞いてくれたものの、結局は、
「警察に相談してください」でした。
警察とは、これまでの二十数年にわたる幾度かの「相談」に
おいて苦い経験しかありません。それに、ナッジ理論に
基づいたこの方法であれば、一方通行逆走抑止効果が
かなり期待できるのですが試行してみて実証できた場合、
市内のどこから優先して普及させるかとなった場合、
岡山市の力だけで調査するとなると費用対効果が高い調査を
行うのは至難のワザであることが容易に想像できます。
そこで各町内会に向けて要望を提出させて、なおかつ、
標識一ヶ所について数万円程度の負担金を町内会に、
お願いすることにより、各町内会も、やみくもに要望ばかりを
出すのではなく優先順位の高いものから要望するでしょうし、
市の予算に合わせて年度ごとの要望数や当年度の予算に
達した時点で、その年の受付終了するなどの取り決めを
すれば持続可能な計画の実施ができると思います。
具体的な逆走車を減らす手立てについては、さらに
長文になりますし、図を使った説明も必要なので
http://dokolife.net/dokolife_3/?p=13341
に書きました。一読いただければ幸いです。

数日後に、以下の返答がありました。

》お問い合わせいただいた市道○○号線の件について

》お問い合わせいただいた市道○○号線の件について以下の通り
》ご回答いたします。

》先日、北区役所地域整備課へご来庁いただいた際にもご説明させてい
》ただきましたが、一方通行などの交通規制に関する業務は交通管理者で
》ある警察が行うものであり、道路管理者である岡山市が行う業務ではご
》ざいません。

》まずは、所轄警察署である岡山西警察署へご相談いただけますようお
》願いいたします。


》**************************************************
》〒700-8544
》岡山市北区大供一丁目1番1号
》岡山市 北区役所 地域整備課 維持第2係
》TEL.086-803-1688 FAX.086-803-1769
》**************************************************

私としては、当然、納得できる内容ではないので以下の意見を返信しました。

先日、渾身の力を込めて意見を伝えきったつもりでいましたが、
1mmも伝わっていないことには驚きもし、脱力もしました。
回答は、北区役所地域整備課維持第2係から届きましたが、
先般の意見に書いたとおり、まったく同じ内容の説明をすでに
聞いているのです。同じ話を二度していただく必要はありません。
反論も、その場で行っています。
岡山市の組織図をじっくりと眺めた結果、まず、私の意見を
取り上げるべきは、市民生活局市民生活部生活安全課交通安全
防犯室しかないと思っております。もっと、しかるべき部署が
あっても良さそうなものですが、ないのですから、しかたが
ありません。
交通安全防犯室の仕事は、広報・啓発活動であることは
理解します。しかし、交通安全に関する広報・啓発活動は、
なぜ行うのかという、そもそもの目的を忘れてしまっては
意味がなくなります。そのことに何も気づかないようなので
「タライ回しかよ」と捨てゼリフを吐いて差し上げたのです。
これまでの広報・啓発活動で、どれほどの効果をあげることが
できたかという測定はできていますか?広報・啓発活動と
いうものは、もともと、効果測定ができにくいものなのでは
ありませんか?やり方がないわけじゃないのでしょうが、
少なくとも数値で表現できるものではないはずです。
私の申し上げてる道路に一方通行逆送防止策も、本来は
効果測定が容易ではありませんし、もしやれば、大きな
費用がかかります。しかし、町内会と連携することによって
ほとんど費用ゼロでモニタリングすることが可能です。
対象道路を長時間にわたって監視する要員が町内に存在し、
かつ、協力を惜しまず、報酬を要求しないからです。
しかも、一人だけではなく、数人の要員を町内会は置くことが
できます。また、長年にわたって町内全域の観察ができて
いますから、町内のどこに設置すれば、費用対効果がもっとも
高いかを熟知しているわけです。我が伊福本町町内会で言えば
ほんの3~4枚の道路上の標識を設置するだけで驚くほど
効果をあげられるものと期待できるだけの知見を保有して
いるということです。これを使わないのは、明らかな機会損失です。
これ以上のムダ遣いはありません。
ここまで書けば、通常なら、おわかりいただけると思うのですが、
これは警察の仕事ではありません。少なくとも、一地方警察署の
仕事ではありません。警察署は町内会とのパイプを持って
いませんから。単に警察との連携が必要な市の仕事だというだけです。
以上のことが、万一、交通安全防犯室では理解できないと
いうのであれば、生活安全課が行えばいいし、生活安全課も
同様なら市民生活部が、それもダメなら、市民生活局が
行えばいいのです、組織というのはそのように使うべきもの
です。市民生活局が、これだけ明白なコスパもタイパも良くて、
しかも、市民の命に直結する案件に対して、ちゃんとした判断が
できないというのであれば、いよいよ市長の出番ですが、さすがに、
そこまで情けない市役所とは市民のひとりとして思いたくない
ですね。この案件に関しては、さいたま市など先進の自治体に
問い合わせするなど情報収集の手段を持っていることも警察と
違って岡山市の強みです。
どうか、岡山市を全国有数の交通安全市としていくための
最初の一歩を踏み出していただきますよう伏してお願い
申し上げます。

※付録: 将来的なナッジ理論の利用例
自転車レーン・歩道の自転車左側走行ルールの確立に利用
 ・対向自転車を避けるために車道や歩道にはみ出る→事故リスク
 ・逆走すると車両との相対速度が増大→事故時の損傷が大
 ・外国人が増えているので標識・文字警告では有効性が疑問
                  →図示だと万国共通
リスクが具現化してから対策を打つのではなく事前に予測
          →これこそ市政に期待されていること

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