さて、マグネットを使うかルーフレールを自作するか……第三の方法は
ないのか……
とりあえず、ふたつの方法を比較検討してみるところから始めなければ
なりません。
項 目 | マグネット | 自作ルーフレール |
コスト | ¥10,000 ~ ¥20,000 | ¥2,000 ~ ¥3,000 |
工作の難易度 | 簡単だが落下リスク低減の ための工作が必要 |
さほど難しくないが 手間はかかる |
事後のレイアウト変更 | 容易 | レールは残る |
走行中の落下リスク | 有る | 小さい |
雨漏れリスク | 小さい | 防水防錆工作必要 |
持ち込み検査 | 不要 | 必要かも |
マグネット式の工作の難易度は簡単と書きましたが、屋根の幅よりソーラーパネル
2枚を合わせた幅のほうが若干大きいのと、屋根の端はドアに向かって曲面に
なっているため、ステーを用いるなどの工夫は必要だと思います。それでも、
ルーフレール自作のように実際に天井に穴を開けてコーキング材で固めて……
みたいな作業に比べると非常にラクです。
車高変更による持ち込み検査も、普通の人なら少しおっくうに思えるでしょうけど
一応整備士資格を持つ私には、お茶の子さいさい……整備士資格ったって、3級
ガソリンだけで、しかも、40年前に取得して以来、ほとんど使っていない資格……
つまりは、普通の人なら陸運事務所に行って、どうちゃらこうちゃらするって
考えただけでも気が遠くなるかもしれませんが、私なら検査員の詰め所に行って
あらましのことを聞いたり、窓口の人につきっきりになってもらってマークシートの
書き方を教えてもらうということができちゃうだけなんですけどね。
ボルトナットでの簡易取り付けになるので、記載変更無用ということになる
可能性もあります(昔は、蝶ナットならOK、普通のナットはアウトというのが
あったりした。今は普通のナットでもOKのはずだけど)
コスト差がここまで広がるのは、ルーフレール自作に用いるブランケット類の
手持ちがあるから。それに倍率で考えるとスゴい差ですが、差額の金額は
さほどではありません。たとえば、キャディ用のルーフキャリアを買ったり
したら、とてもこの金額では済みません。
結局、落下リスクと雨漏れリスクのどちらを重視するかということと
それぞれのリスクを軽減できる方法があるのかないのかということの二つが
選択の一番大きな要素となることでしょう。
落下リスクの軽減には、ワイヤーやロープを使う方法やソーラーパネルの
下に入り込む風対策としての風防の設置など、いろいろ考えられそうだし、
まず、マグネット式を試してみて、どうしてもダメならルーフレールを
自作するという方向が、結局いいかな?
しかし、マグネットを発注しても、どうせ注文受付は盆明けだろうし、
もう少し、現物を見ながら悩んで見ることにします。