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唾棄すべき男-山口敬之

基本的には、週刊新潮の記事ぐらいしかソースがなく、

なみなみならぬ覚悟を持って顔出し会見した詩織さんを

読売新聞は、なぜか31日の時点で一切報道していません。

不思議なのは、朝日新聞も同様だという点です。

ただし、朝日新聞は、5/25 に、室井佑月「奥さん、あの噂、

知ってます?」という記事を掲載し、週刊新潮の記事に

ついての室井佑月の感想?という内容で報じているようです。

ちゃんと報道したのは、毎日新聞だけでした。

まあ、この山口敬之。もう、同じ男性でいることが恥ずかしく

なるくらいヤな男です。

 

嘔吐臭が耐えられなくて別のベッドに寝ていたのに、当の女性が

そのベッドに入ってきたら「そいうことになって」しまうというのも

都合がいいけど、何よりも高輪署の捜査にホテルの関係者は、

「客室に2つあったベッドのうち、ひとつしか使われた形跡が

なかった。しかも、そのベッドには血痕がついていた」と

証言してると言います。

タクシーの運転手も都ホテルのベルボーイも防犯カメラの

映像も、詩織さんは自分で立つことができない状態だったと

証言、証明しています。しかも、嘔吐を繰り返しているのですから、

もし、山口敬之がクスリを盛っていないなら、命に関わる

急性アルコール中毒と判断すべきで救急搬送しなければ

ならない状況です。

それでも、両脇を抱え、引きずって部屋まで運んだというの

ですから、まあ、スゴイ執念ですね。

翌朝5時頃に意識を取り戻した詩織さんに、なおも挑みかかろうと

する山口敬之。その毒牙から、かろうじて逃れ、

詩織さん:一緒に仕事をしようという話だったのに、どういうつもりで、
どういう神経でこんなことをするのか。しかもコンドームも付けないで、
妊娠だって病気だってあるだろうし、何を考えているのか。

山口:ごめん。君のことが本当に好きになってしまって。早くワシントンに
連れていきたい。7時にチェックアウトをして空港に向かうので、
シャワーを浴びたら一緒に薬局でピルを買いましょう。

詩織さん:とにかく服を返してください。(なかなか返却されず部屋を
探し回る)

山口:下着だけでもお土産で持って帰ってもいいかな。いつもは
強気なのに困った時は子供みたいで可愛いね。

勘ぐれば、下着だけでも持って帰りたいというゲス発言も

自分の体液が付いた(自分のDNAが付着した)証拠を持って

帰りたいという発言なのだろうか?

今回の件は、今後明らかになっていくのかどうかわからない

けれども、いくらなんでも、官邸が全面的に山口敬之を

擁護するとは考えられません。※

ことの起こりは、当時、警視庁刑事部長であった中村格氏が、

判断ミスをして高輪署に横やり入れて逮捕を中止させて

しまったことにあります。さらに、この中村格氏は、新潮の

取材に「私が判断した」と明言してしまうという二度目の

判断ミスをしてしまいます。

ミスといえば、山口敬之も新潮から質問状が届いたことに

あわてふためいて、北村氏に、その質問状を転送しようとして

こともあろうに新潮に誤転送してしまうというミスを冒して

しまいました。

この北村氏というのが、北村滋内閣情報官、官邸のアイヒマンと

呼ばれる男。まあ、山口敬之はもう使い途がないから、

北村氏から切って捨てられることになるだろうけど、北村氏

自身も前川・前文部科学省事務次官を下半身問題で

葬り去った功績もチャラになるほどの打撃を受けることを

避けられないでしょう。これこそが、山口敬之の唯一の

手柄です。皮肉なことに。

結局、今回の問題の本質は、女性の人権擁護よりも

マスコミ対策を優先させた警察官僚のミスをきっかけに

何よりも重要なことが明らかになったことです。

一政権を保守するために下賎な情報を集めて御用記者を

使ってリークさせるといったことをこのまま平然と続けさせて

いいのかどうか。内閣情報調査室の役割は、果たして

こんなものでいいのかという意味で民進党もマスコミも

何よりも国民が気づかねばならないし、これを放置する

だけではなく今後も同様に利用し続けたいというなら

そんな政権は必要ありません。

※ この記事を書いたときには知らなかったのですが、
山口敬之は、安倍首相とは官房副長官のころからの
つきあいなんですってね。
山口敬之の姉は、昭恵夫人と同窓だというし。
それに、マスコミには番記者した相手が出世すると記者も
社内で出世するという不文律というか風習?みたいなものが
あるらしくて、ワシントン支局長にまで登り詰めたのも
安倍首相のおかげってことかな。でも、せっかく、
第2次安倍内閣が発足した翌年にワシントンに赴任してるん
だよね。このあたりのTBSの扱いも微妙?
また、TBSが準強姦容疑について知ったのは約1年後の
ようだけど、隠し通すのはむつかしくなかったのかねぇ。
もっとも、TBSが準強姦について本人に訊こうとしたら
さっさと「自己都合」で会社を辞めたらしいけどね。

このTBSを退社した理由を「取材したことを報道する
という、ジャーナリストとして当たり前のことができなく
なったからです」などとイケシャアシャアと述べています。
だったら、文春に書いたことでTBSから処分された
時点で辞めろよ。そうすれば、詩織さんに対して
「当該女性がもし、純粋に不起訴という結論に
不満だったなら時をおかず不服申立していたと
考えます」などと言い放った言葉と自家撞着を
起こさずに済んだのに。