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里山水道復活プロジェクト 2

里山水道は、いったい、どれほどの長さなんだろうという疑問を

抱き続けながらも、測定したこともなく、目測でわかるはずもなく、

謎のままです。しかし、水道管に使っている呼び径 40mm の

ポリパイが、各社いろいろだけど、一巻き90mのものを使って

いたとすると、父が作ったものは、継ぎ目が一箇所なので

2本分の180mではなかろうかという推測ができます。

これを地形図に当てはめると、おおよそ、上の図の紺色の

線ぐらいなのではないかと思っています。管は蛇行しているので、

実効長さは、せいぜい、150m くらいでしょうか?

この地形図にジョイント箇所を加えると

 

父の継ぎ目は、管の中のエア抜きも兼ねてますが、この一箇所だけで

エア抜きするのは大変なので、もうひとつエア抜きを作ったのが、

10年くらい前のことでした。そのときに、私の継ぎ目(3)と

継ぎ目(4)が、できました。

昨年、砂詰まりで水が止まったときに、取水源を

川下にしようと継ぎ目(2)のところで切断しました。

砂詰まりが「里山水道復活プロジェクト 1」で解消できたので、

3FNジョイントで継いで1ヶ月ほど水を流しっぱなしにしていました。

管の中に残っている砂を洗い出せたらいいなと期待してのことですが

「クラック!」事件があって里山水道工事を再開する余裕もなく

放置状態だったという面もあります。

↑↑↑ が、継ぎ目(3)と継ぎ目(4)の間に接続するエア抜きです。

ジョイント本体は元の物を使いましたが、パッキンを新しいものに

替えました。(このパッキン1枚は320円ですが、2枚分の送料が

1,500 円もかかって、ずいぶん高くつきました)

継ぎ目(4)を接続しました。

継ぎ目(3)も、OK!

無事、オタマジャクシ池に水道は繋がりました。

里山水道復活プロジェクト 1

去年の夏、谷川から引いている水が止まりました。原因を調べるため

中間点あたりのホースを切断してみると非常に細かい砂が出てきますが

肝心の水量が、ほとんどありません。どうやら、長年の使用でホース内に

砂が溜まって詰まっちゃったようです。

ちょうど同じ時期に草刈り機で汲み上げポンプの配線を切断してしまう

という事件があり、渇水期にオタマジャクシ池に水を入れる手段を

なくしてしまいました。十数年にわたって、毎年、オタマジャクシの

巣立ちを見送ってきたのに、去年はとうとう干上がらせて

全滅させてしまいました。

毎年なら、1月の末には蛙が卵を産むのですが今年は2月も半ばに

なっても産まないので「あ~あ、去年全滅させてしまって産みに来る

蛙がいなかったんだろうな」と嘆いていました。

ところが、2月も末頃になって今年も蛙が卵を産んでるのを見つけました。

ひょっとすると、今年の冬の猛烈な寒さに親蛙が冬眠の寝床を出たく

なくて産卵が遅れたのかも知れません。大きな卵で、知り合いの

農学博士によると、たぶん、タゴガエルじゃないかという話でした。

県によっては絶滅危惧~準絶滅危惧指定されてますが、岡山県では

2009年に留意指定されたようです。

卵が産み付けられるまでは今年からはオタマジャクシがいないんだな……と、

ガッカリすると同時に渇水期を乗り切るために谷川を掘って伏流水を

浸み出させて汲み上げるという世話をしなくても済むんだなというホッとした

気持ちとが交差してました。でも卵を見つけた時、うれしい気持ちのほうが

強かったのは、意外なような当然のような……

中間点あたりでホースを切断したまま放置しておいたら、ひょっとして

詰まった砂が流れ出すかもという期待があったのですが、調べてみると

少しは流れるようになってはいました。しかし、どこかで詰まったままである

状況は変わっていないようでした。

先日、ふと、ホースを持ち上げた感じで砂が詰まった箇所を

探り当てることができるかもと思いついて、水源部分から手応えを

試してみることにしました。すると、水源から数m のところでフッと

ホースが軽く感じたものですから、とにかく、そこを切断してみました。

すると、何と言うことでしょう。その切り口から細かい砂が、いくらでも

出てくるのです。どうやら、砂が詰まったのは取水部分そのものだったようで

取水部分にホース内の水を逆流させては、ホースを降ろして砂を

吐き出させるということを繰り返して、かなり勢いよく水が出るように

なったところで、一晩置いたら、もう砂は出てこなくなりました。

あとは、3FNジョイントという継ぎ手で切断したホース同士を繋いで

中間点の切断場所から勢いよく水が出るなら作戦成功!

この 3FNジョイント はスグレモノですが、価格も 3,290 円+消費税と

お安くはありません。ボルトとナットもセットされています。しかし、それを

使うのではなく、ステンレスのボルトとナットを別に買って使ったほうが

良いと思います。今回の使った場所は、これまで通りなら砂で詰まって

しまうのは、数十年先かも知れませんが定期的に切り離して砂を

除去してやれば最大水量を確保できるし、もっと下流に砂が溜まるのを

防止できることでしょう。そのことを考えるとボルトとナット3組で

431 円(税込み)の出費は高いとは言えないと思います。

バッチリと接続できました。ここで使ったステンレスボルト&ナットは

下流で使っていた 3FNジョイントのものの使い回しなので、わずかに

錆がでていますが問題ないでしょう。

ところで、組み合わせ方向を間違えないようにしないと締め付けが

確実にならないということを老婆心ながら申し上げておきます。

黄色の丸の中の方向に組み合わせると失敗です。外側には、40 と口径が

書いてある平らな面が来なければなりません。実は、つい間違えて

組んでしまったので一度全部外して付け替え直すハメになってしまいました。

中間地点から、勢いよく水が出て大成功。けれども砂混りなので

週末の雨まで待って、できるだけホース内の砂を吐き出させておいて

接続することにします。

椎茸!

昨年の秋、ホダ木用にドングリの木の枝打ちをしておいたので、

種コマを買っておきました。

かなり太い枝を何本も落としたので、買ったコマの数は800個です。

葉枯らしにしておいたのですが、枝落としの時期が11月末だったのと

今冬は例年より湿気が多かったのか、3月の半ばを過ぎても

乾燥が十分に進みませんでした。

でも、今後、暖かくなると雑菌が繁殖しやすくなるので、これ以上

待ちきれずに玉切りにして、さあ、穴開けしようとしたら、ゴンパチの

インバーターでは、ドリルの回転が目で追えるくらいしか回りません。

やむなく、自宅まで持ち帰って穴開け作業をしました。

穴開けを済ませたホダ木を里山に運んで、

コマ打ち作業。一番安定がいいホダ木を腰掛けにして、トントン、

トントン打ち込みます。意外と楽しい作業なんです。女房は、

そうとは言いませんでしたが……

結局、ホダ木が余ったので、帰りにホームセンターに寄ってみたら

種コマをまだ売ってました。昔、原木はあるのに種コマが、どこに

行っても売り切れていて結局あきらめた経験があるので、

今回は1月に買っておいたというのに、3月の半ばを過ぎても

売っているとは!しかも、特価 (^ー^)b 少し迷いながらも

200個買いました。

追加の穴開け作業。ホワイトボードは、今、何列開けたかを

磁石付きペンで示すことで数えるため。一番手前の三角定規

みたいな板片は、穴の間隔を計るためのもの。今回は、

コナラ(ミズナラかも)だけではなく、アラカシ?にも試しに植えて

みています。

2年後が楽しみです。時期が遅くなったので仮伏せは省略して

いきなり本伏せです。

今年もオタマジャクシが元気です。さて、この中からカエルに

なれるのは何匹?

まさかの完全なるイノシシ対策

里山には、果樹以外の作物がほとんどないので、今の時期、

イノシシ君が出没しても、さほど、被害はないのですが、女房は

「もぉおおぉ~」と、イノシシ君の来訪が心から気に入らない様子です。

そこで、イノシシ対策をしました。

ワイヤメッシュを3枚ブロックの上に敷いて、電柵用の電流を流して

おいたのです。これを設置したのが昨日。今日、様子を見に行ってみると、

イノシシがぶつかったりした痕跡もなく、周囲にも出没した様子がないので

空振りだったかなと思ったのです。

ところが、このワイヤメッシュから最短でも20mは離れた所に

ウリ坊の死骸が…

確かに電撃を受けたら死ぬほど驚くとは思いますが、電圧は高くても

電流が小さいので、触れただけでは感電死することはないはずです。

それに、もしも感電死なら、ワイヤメッシュから離れた場所で死んで

いるのは不自然です。といって、昨日仕掛けて、今日死骸があるの

ですから、偶然行き倒れのイノシシの死骸があった…というのも

確率的に非常に小さい。ですから、電撃に遭って死ぬほど驚いた

イノシシ君は、最高速度で逃げ出し、石垣に(文字通り)死ぬほど強く

頭を打って、脳挫傷を起こして死んだ…というのが、確率的には

もっともありそうな出来事だったと思えるのです。

私が、「死ぬほど驚かす」と言ったら女房は「死んでしまえばいい」と

答えたのですが、まさか、死んでしまうとは思ってもいなかったでしょう。

ともかく、このイノシシ君は里山に出現することはなくなったわけで、

そういう意味では完全なるイノシシ対策になったのですが、やはり、

少しばかり後味が悪いですね。

穴を掘って、きちんと埋葬しました。安らかに眠ってね。

反則のドリルスタンド

里山は、今が紅葉のさかり。今年は遅いですね。

植え替えたワサビは順調に根付きつつあるようです。

さて、妄想計画A のほうも、じわじわと進行しています。

左側の支柱が完成しました。

筋交いの工作精度も、満足できる範囲でした。

寸法を測るのに斜めの部分は一人ではできないので

女房に助っ人を頼みましたが、測り直すたびに寸法が

違うので、結局、上端部は現物合わせにしました。

微妙に寸足らずになったようなので、隙間ができずに

済んだのは、ある意味、奇跡かな?

ということは、右側の支柱工作の時に、苦労しそうです。

さあ、据え付けという段になって、

排水口の金具が邪魔になることが判明。以前、ここには

洗濯機を置いていたので、そのための排水口なんですが

金具は接着されていて外すことが出来ません。3mm くらいの

厚みがあるので、設置するには、支柱側の工作が必要です。

トリマーで難なく解決。

次は、右側の支柱工作です。

上下の横木の穴開け作業が完了した時点で、

何やら、怪しげな作業を始めています。

ひゃあ。ドリルスタンドを横倒しにしてる!見るからに危険な

香りのする作業ですね。

↑↑↑ というような部品を作っているわけですが、上側の横木に

はめて使います。なぜ、このような部品が必要かというと

右側の支柱ができあがるとハンガーを掛けるためのパイプを

渡します。っていうか、この妄想計画A は、この4本のパイプを

この位置に設置するというのが目的なわけで、もし、空中に

浮かすことができて、多くの洋服を吊り下げても何の問題も

起こらないのであれば、こんなに大仰な柱なんて必要ない

ということになります。それは、さておき、パイプの長さは

柱と柱の外側の面を結ぶ長さです。

ということは、手前三本のサッシ窓がある部分は別として

一番奥の柱は裏側が壁なので、両方の支柱が設置された

あとでは、パイプを渡すことができなくなります。

一方、手前三本はパイプがあとで抜け落ちないように、

両側を押さえてやらねばなりません。このあたりのことを

ウマクやるための部品が、この木片なんですが、

これを作るためには ↑↑↑ のような砥石や、ジグソー、

サンダー、ノミなど、いろんな道具と腰が痛くなる長時間作業を

よぎなくされます。

ワサビ

去年は、10月に買おうとしたらもう売り切れだったので

今年は、9月初めに購入しておいたワサビの種500粒。

冷蔵庫に保管しておいたものを、ひたひたの水に浸して

さらに、5日間ほど冷蔵保管して、昨日、種蒔きしました。

プランターの底部に鹿沼土を入れて、その上に培養土を

入れて、しっかりと水まきをしました。

種は、ゴマよりもひとまわり小さく、水で濡れてたので、

とてもじゃないけど、一粒ずつ蒔くということなどできなくて

指先に載せた10粒前後を土になすりつけ、土と混ぜながら

引き伸ばすといった感じだったので、おそらく、密集した場所、

まばらな場所と偏りができたんだろうなあ…

2ヶ月ほど、ここで育ててから、里山に植えに行きます。

春になったら、このプランターで柘榴の苗木を育ててみようと

種を用意をしましたが、こびりついた実を取るのが

大変でした。

室内で一日陰干しした種は、ビニール袋に入れて、春まで

冷蔵です。

〆切迫る!

↑↑↑を↓↓↓にするのに、三日かかりました。

実は、この部分は、隣地に仕事できてる方が、「ちょっと、やったげらあ」と、

やってくれた部分です。「刃がありゃあせんが」と、手持ちの刃に交換した上で…

私が刈ったところは、もっと、もっと虎刈りです。言い方を変えるとナチュラル?

じゃあ、なぜ、三日もかかったかというと、一日目は、肩紐の金具がこわれて

いたからというのは、すでに申し上げました。二日目は、谷川から引いてる

水が断水してたので、水源地まで1.5往復して直していたのです。ここのところの

雨続きで水量は問題ないのですが、大雨が降るとホースが暴れて、空気だまりが

できるため、断水するのです。これを直すために、途中二ヶ所に作ってる開放

ホースを使ってエア抜きをしてやらねばなりません。

第一エア抜き開放ホースのところで、↓↓↓を見つけました。

グロいのでクリックして拡大するときには、覚悟の上でお願いします。

なにかというと、ナメクジがエッチしてるところです。初めて見ました。ナメクジって、

雌雄同体なんですってね。今、連載してる小説の参考になるかも知れません。

(なるか!そんなもん)

草刈りが、やっと終わったときには、18:00 を過ぎてました。もう少しやることが

あったので、とりあえず、コーヒーブレイクにしました。18:20 頃だったかな?

ガサゴソっていう音がしました。しばらくして、また…。休憩は、hana ちゃんの

中でしてましたから、網戸から外の様子を見ると、ウリ坊が山の中から現れて

ました。山椒の根元を掘った犯人に違い有りません。私は、hana ちゃんの

テーブル用の鉄管を持って、外に飛び出し、全速力で追えるだけ、ウリ坊を

追い続けてやりました。ウリ坊も一声「ブヒーッ」と、叫びながら全速力で逃げて

いきました。姿を見失ったところで、手に持った鉄管を使って、「ガンガンガンッ」と

大きな音を立ててやりました。少しは驚いただろう。

さて、昼寝もたっぷり取りながらではありますが、なぜ、こんなに熱心に、

里山の手入れをしているかというと、14日の日曜日に久々の

里山焼き肉大会を開催するので、その会場設置準備をしてるのです。

今のところ、予定の1/3くらい?明日は、カメリア小麦粉の特売日だし、

予定の一部を端折らないと間に合わないな…

ウドを収穫

毎年、ゴールデンウィークには、ウドを収穫します。

合板4枚で囲いを作って、上からトラックシートを被せて遮光して作るんですが、

毎年、このくらいの量の収穫です。たった、これだけの収穫の中から、5軒に

お裾分けするので、我が家で食べることができるのは、酢味噌あえが、一回と

皮を使ったキンピラが一回の計二回食卓にのぼるだけです。腹一杯食べる

ようなものでもないので、自給作物のひとつに数えています。フキとミツバと

アスパラも収穫しました。