里山には、果樹以外の作物がほとんどないので、今の時期、
イノシシ君が出没しても、さほど、被害はないのですが、女房は
「もぉおおぉ~」と、イノシシ君の来訪が心から気に入らない様子です。
そこで、イノシシ対策をしました。
ワイヤメッシュを3枚ブロックの上に敷いて、電柵用の電流を流して
おいたのです。これを設置したのが昨日。今日、様子を見に行ってみると、
イノシシがぶつかったりした痕跡もなく、周囲にも出没した様子がないので
空振りだったかなと思ったのです。
ところが、このワイヤメッシュから最短でも20mは離れた所に
ウリ坊の死骸が…
確かに電撃を受けたら死ぬほど驚くとは思いますが、電圧は高くても
電流が小さいので、触れただけでは感電死することはないはずです。
それに、もしも感電死なら、ワイヤメッシュから離れた場所で死んで
いるのは不自然です。といって、昨日仕掛けて、今日死骸があるの
ですから、偶然行き倒れのイノシシの死骸があった…というのも
確率的に非常に小さい。ですから、電撃に遭って死ぬほど驚いた
イノシシ君は、最高速度で逃げ出し、石垣に(文字通り)死ぬほど強く
頭を打って、脳挫傷を起こして死んだ…というのが、確率的には
もっともありそうな出来事だったと思えるのです。
私が、「死ぬほど驚かす」と言ったら女房は「死んでしまえばいい」と
答えたのですが、まさか、死んでしまうとは思ってもいなかったでしょう。
ともかく、このイノシシ君は里山に出現することはなくなったわけで、
そういう意味では完全なるイノシシ対策になったのですが、やはり、
少しばかり後味が悪いですね。
穴を掘って、きちんと埋葬しました。安らかに眠ってね。