まさかの完全なるイノシシ対策

By | 2016年5月13日

里山には、果樹以外の作物がほとんどないので、今の時期、

イノシシ君が出没しても、さほど、被害はないのですが、女房は

「もぉおおぉ~」と、イノシシ君の来訪が心から気に入らない様子です。

そこで、イノシシ対策をしました。

ワイヤメッシュを3枚ブロックの上に敷いて、電柵用の電流を流して

おいたのです。これを設置したのが昨日。今日、様子を見に行ってみると、

イノシシがぶつかったりした痕跡もなく、周囲にも出没した様子がないので

空振りだったかなと思ったのです。

ところが、このワイヤメッシュから最短でも20mは離れた所に

ウリ坊の死骸が…

確かに電撃を受けたら死ぬほど驚くとは思いますが、電圧は高くても

電流が小さいので、触れただけでは感電死することはないはずです。

それに、もしも感電死なら、ワイヤメッシュから離れた場所で死んで

いるのは不自然です。といって、昨日仕掛けて、今日死骸があるの

ですから、偶然行き倒れのイノシシの死骸があった…というのも

確率的に非常に小さい。ですから、電撃に遭って死ぬほど驚いた

イノシシ君は、最高速度で逃げ出し、石垣に(文字通り)死ぬほど強く

頭を打って、脳挫傷を起こして死んだ…というのが、確率的には

もっともありそうな出来事だったと思えるのです。

私が、「死ぬほど驚かす」と言ったら女房は「死んでしまえばいい」と

答えたのですが、まさか、死んでしまうとは思ってもいなかったでしょう。

ともかく、このイノシシ君は里山に出現することはなくなったわけで、

そういう意味では完全なるイノシシ対策になったのですが、やはり、

少しばかり後味が悪いですね。

穴を掘って、きちんと埋葬しました。安らかに眠ってね。

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