吊り戸製作④

By | 2019年2月21日

年末にニトリでカーテンを発注したら、引き渡し日は、1月13日という

ことでした。その日を吊り戸の仮完成目標日に設定しました。

年末から正月、松が取れる寸前まで、ひたすら吊り戸の枠の製作に励みました。

角材にポリカーボネート中空板をはめ込むための溝をトリマーを使って掘って

いきます。吊り戸1枚について2本ずつ溝掘りをして、長辺2本と短辺1本を

切り分けます。長方形の残り一本は、設計メモの

↑↑↑の部分に書いた単車プレスという名称の吊り戸用の戸車を取り付けた短辺です。

↑↑↑ の一番手前にあるのが、戸車付きの短辺ですね。三辺を組み立て、切り分けた

ポリカーボネート中空板を差し込んでいきます。

ポリカ板の切断はガレージの広い面積を使い、↑↑↑ のようにカッターナイフで

切っていくのですが、こういう作業には1mの取っ手付きのアルミカッター定規が

必須です。しっかりと体重をかけながら、切る位置の内側の使用する部分を誤って

傷つけないようにガードしながら切っていきます。

カッター定規の下に敷いた50cm×1mよりも、ひとまわり小さいベニア板は、

下敷きです。そのまた下にある 910 mm × 1,820 mm の合板は他のことに使うので

カッターの切り傷をつけないための下敷きです。

オルファカッターの刃先は、ケチケチせずに、どんどん、ポキポキ折って切れ味を

確保しながら作業しましょう。

ポキポキと折った刃は、黄色い線内のアルミジュース缶のフタ部分に切れ込みを入れた

言うなれば、貯刃缶を作って、ここに捨てると安全で便利です。なかなか、満タンには

なりませんが、いっぱいになったら、同サイズのアルミ缶とフタを入れ替えて、安全に

不燃ゴミに出すことができます。

なにしろ、1枚 3,430 円もする高価なポリカ板ですから失敗は許されません。切れ味

するどいカッターで切りましょう。それに、特注品なので失敗したら次に手に入るのは

一ヶ月先です。今年の冬に間に合いません。

最初に長手方向を切り、三辺だけ組んだ枠に差し込んでみて、現物合わせしながら

最後の辺(下辺)をどこで切るか慎重に決めます。

ポリカ板の切断が完了したら、保護ビニールをはがして組み立てますが、注意すべき点が

ふたつ。ひとつは、切り口部分、特に短辺はセロテープで覆っておかないとオガクズを

主とするゴミがポリカ板内に入り込んで見苦しいものになります。

もうひとつは、ポリカ板や波板などには、太陽に当たる面と室内に向ける面の

区別があるのが通常です。その区別は保護ビニールに記載されていて、不用意に

はがしてしまうとどちらが太陽側かわからなくなります。今回の吊り戸は室内用なので

仮に間違えても大きな支障はないのですが、直射日光が当たるところに使うときは

要注意です。耐候性や紫外線カットが片面だけなんだそうです。

見上げたもんだ屋根屋の で、ポリカ波板を張ったときに、このことを知らなかった

私は、8枚張ったポリカ波板のうち、2枚は室内側用の面を外に向けて張って

しまいました。30年ぐらい先には、表裏を正しく張ったものと間違えたものとで

劣化その他に差が出てると思われるので、その頃に結果をレポートしたいと

思います。95、6歳になってるはずなので覚えているかどうか自信はありません。

↑↑↑ 長押&欄間ふうのものにも、ポリカ板を張りました。このポリカ板は、風呂の

ヒートショック対策に使った残りのもので、両面とも耐候性があるタイプです。

既存の柱と今回作った柱の間の隙間はふすまの隙間テープ(両面テープ付き

スポンジテープ)で埋めて、1月12日の23時ごろにギリギリセーフ!

仮完成しました。

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