総量としては、たいしたことないのですが、他の遊びにうつつを抜かす気には
なれない程度に、10月は毎年、町内会の仕事月です。道路使用許可申請、
レクレーション保険加入、ダンジリの用意などの祭りの準備が、それぞれ、
〆切日を持っているので、どうも、追い立てられる気がしてしまうのでしょう。
資源ゴミの申請事務もあるし、防犯灯と赤い羽根は、まだ残ってます。
その前に今月末の回覧文書作成と公会堂の資源ゴミを出さねば…
でも、祭りも終わって、ホッとした気分で、未鑑賞のままになってる映画でも
見ようかという余裕も出てきて、男女の立場が逆転した大奥を描いた
表題作を期待するでもなく観たのでした。
すると、これが、絶品でした。まず第一に、こういうトンデモ設定のドラマは、
たいていは、荒唐無稽な部分とリアルさを出す部分の配合に失敗して
ツッコミだらけとなることが多いのですが、そういう邪念に囚われることなく、
すんなりと映画の物語世界にひたることができました。おそらく、これは、
原作のマンガが、しっかりしているのでしょう。
でも、この映画の見どころは、ストーリーとか構成とか映像とか、そんなものは、
邪魔しない程度にチャンととしていればよく、ただただ、菅野美穂のかわゆらしさ
なのでした。まあ、ああいう表情で見つめられてしまっては、堺雅人も結婚して
しまうわなと、得心したのでした。