おっさんは、クサい。それを「近所の人に嫌われるよ」と
「良かれ」と思って、しつこく指摘してきます。この時期、
10分置きにシャワーを浴びないと、おっさんは、クサい。
夏だから、焼き肉食いたい、ギョーザ食いたい、キムチ食いたい
→クサい。ビール飲んじゃう→クサい。
だから、焼き肉もギョーザも、キムチも、食べるときは、一緒に
食べる。ビールは、飲む前に一口でも二口でも献上する。
そういった努力を積み重ねていても、いろんなシーンで、やっぱり、
クサいと言われてしまいます。
そんなとき、攻撃力をそぐための魔法の言葉「スメハラ」と唱えて
シャワー浴びれば済むものなら、シャワー浴びてました。
でも、ちょうど、スメハラに関するニュースがあって、読んだら、
スメハラって、「臭いで周囲に不快感を与えてしまうこと」
なんですってね。てっきり、私は、自分の発する臭いに対して
攻撃されることと思ってました。
といったようなことを某所で書いていたら、娘さん共々、その「スメハラ」に、
とても苦しめられてきたという団塊の世代でもトップランナーの
昭和22年、23年生まれのご夫婦の奥さんから書き込みをいただきました。
それは、下着類、タオル類など明らかに薄黒くなって嫌なものだったそうで、
しかも、漂白が効きません。それが、年金を頂くころに臭いを感じなった
ということです。ただし、ドライブのときなどに口臭が感じられるので
「歯医者に行け」と言っても「これは内臓からだ」と言い返されて我慢して
いるけど、ご主人自身も体臭が薄くなったことに最近気づいたようです。
「うちの夫は若い頃から凄かったですから今は快適ですよ~。その代り
膝関節痛や腰痛がでてまいりますがもう暫くのご辛抱を。」
と、おっしゃるのです。何十年も被害に遭われてきたというのに、
お優しいですねぇ。そう言われてみると、私が「超」がつくヘビー
スモーカーだった頃、車に染みついたタバコのニオイで走らなくても
ウチの娘達は、私の車に乗るだけで車酔いしてました。
今さらなんですが、家族専用の掲示板を使って、娘達に謝りました。
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「悪うございました。」 投稿者:ちち
最近、耳にするようになった「スメハラ」
まだまだ、普及度はイマイチみたいだけど、誰もが、加害者になったり、
被害者になったり…
でも、自覚がないことには、どうにもならないよね。で、その自覚していなかった
ヘビースモーカー時代に、チチの車でお出かけすると、必ず、強度の車酔いを
起こしてたふたりだけど、車が出て、5分と経たないときに、
「いつ、着く?」「いつ、帰れる?」
と訊いて、チチの逆鱗に触れたりしてたけど、今考えると、まさに、スメハラ被害者の
血の出るような心からの叫びだったのね。あと、どのくらいの時間を耐えれば、
このスメハラ地獄から抜け出せるかという。。。
他のハラスメント同様っていうか、数あるハラスメントの中でもズバ抜けて、
自覚度の低いスメハラ、今さらだけど、当時は、ホントに、すみませんでした。
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返信は
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スメハラ、気づいてもらえてよかったデス(笑)
車臭くなるくらいタバコ吸っていたチチが、今は吸わなくなったことに
驚いたよねー。
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許していないようです(笑)
博多中州の繁華街に架かった橋のたもとに原田種夫の文学碑が
あります。
「人間」
ひとを にくむなかれ
にくむこころは はりねずみ
サボテンのとげのいたさである
ゆるしてやれ いたわってやれ
ひとのにくたいの一部には
どうしても消えぬ臭い所がある
それがにんげんが神でない印だ
ゆるしてやれ いたわってやれ
平成元年七月書八十八翁
いくら、家事ハラされても、許します!
スメハラ、初めて聞きました。
ざっと検索で見ると、何だかもう、やりきれんなあ、という感じがしました。
他者にあれこれ要求するより、個人が防毒マスクでも被った方が
早いのではなかろうか?
車酔いするほど苦しみながらも、付き合って下さるお嬢様、
レッドカードも出さずに、家事指導なさる奥さま、思えば
どんだけ大事にされてる大きな「おこちゃま」でしょう(笑)。
果報者よのう。
当時、小学校低学年でしたから、親が「出かける「と言えば、
拒否権などありませんでした。高学年になれば、どんな「用事」を
作ってでも、拒否しますがね。だから、付き合うじゃなくて、連行、
児童虐待でした。行った先でも、スキーで建物の壁の雪が融けて
溝のようなところに突っ込んで、身動きとれずにもがいていたり、
けっこう、悲惨な目に遭ってました。宿をとらずに、車での野宿が
基本でしたから、父の出資で東京ディズニーランドに行ったときには、
「ホテルに泊まった」ことに、最も感激してました。
スメハラに、やりきれんなあ…同感です。
今、子供たちの間で妖怪ウォッチというゲームが大流行なんだ
そうです。舞台は、どっかの架空の島でもなければ、ダンジョンの
中でもなく、子供たちが日常生活を送ってる学校帰りだったり、
公園だったり,団地だったりします。
そこに、妖怪が現れて、たとえば、ジミーという妖怪は、
人を目立たせなくする忍術を使うので、友達のひとりが、
存在感がなくなって悩んでいたりするのです。
そこで、それが、ジミーという妖怪のせいだということを
見つけて、ジミーと仲良くなることで、友達の悩みを
解決してあげるというふうに、ゲームは展開するのだそうです。
他にも、どんなことにも自信がなくて「ムリ、ムリ」を
繰り返させるムリカベとか、人を疑ってしまわせる
ぎしんあん鬼などと対決していくんだそうです。
これこそ、今どきの小っちゃな「おこちゃま」が
抱える人間関係の悩みといった背景が感じられて、
やりきれんなあ…です。