次のステップは、電源取り付けです。
冷却ファンが底面についたタイプの電源を使うのは二度目です。
このパソコンを組み立てるまで使っていたパソコンの電源の調子が
悪くなったので交換したのですが、それが最初の底面ファン電源でした。
PCケースが底面ファン対応ではなかったので、3.5インチドライブベイの
ひとつを外して、そこにファンを上向きに(つまり、上下ひっくり返して)
電源を取り付けました。今回のPCケースは当然のことながら、底面ファンに
対応しているので、取り付けはとても簡単でした。
電源の配線はPCケースの裏側を通すことができるので、PCケース内が非常に
スッキリします。こういう高級なPCケースを使うのは初めてなので、
こんなことでも、うれしく感じました。PCケースのサイドパネルや上面や
前面の冷却ファン取り付け場所のカバーも簡単に取り外しができます。
ひとつだけ難点は、5インチドライブベイにDVDディスクドライブや
HDD を取り付けるには、前面のパネルを外さねばならないのですが、
取り付けタブが指の入りにくいところにあり、しかも、固いのでロックを
外すのがむつかしく、底面の冷却ファン用のフィルターや、前面パネルの
照明用コードなども微妙に邪魔して、せっかく外したタブのロックが
またかかったりして、外しにくいことでした。
SATA接続内蔵型DVDディスクドライブは、他のPCに取り付けたものが、
二つか三つかあるのですが、実は、まともな動作が期待できるが、今回
購入したものだけなのです。他のドライブは、いずれも読み取りエラーを
起こすみたいで信頼できません。
だから、必要なときには、使い回そうと考えていたのですが、
こうも、前面パネルを外すのに苦労するなら、別の方法を考えねば
ならないかも知れません。
電源の取り付けのあとは、マザーボードやグラフィックボード、PCケース、
冷却ファンへの配線を済ませていきます。マザーボードの取り扱い説明書を
見る必要があるでしょう。
さらに次のステップは、DVDディスクドライブやHDD を取り付けです。
これらのドライブに電源やSATAケーブルの配線が終われば、組み立て完了です。
↑↑↑ を見ると配線がぐちゃぐちゃしてると感じるかも知れませんが、もし、
PCケースの裏側を通した配線が、これに加われば、ほぼ、倍の混雑と
なりますから、私としては、いやあ、スッキリしてるなあという感想なのです。
↑↑↑ が側面で、↓↓↓ が前面から見た図です。
白いケーブルが手前を見苦しく這っていますが、キーボードと繋いでる
USBケーブルです。
Windows のインストールが無事終了したら、自作パソコンの完成ですが、
グラフィックボードのドライバは、Windows 10 の更新を済ませるまでは
インストールできませんでした。
自作パソコンの組み立てって、CPU、CPUクーラー、メモリ、マザーボード、
HDD や SSD、DVDディスクドライブ、グラフィックアクセラレーター、電源、
マウス、キーボード、ディスプレィの、せいぜい、11か12種類のパーツを
PCケースに取り付けて配線するだけなので、プラモデルを作ったり
レゴブロックで何かを作る作業に比べるとずっとずっと単純な作業です。
各パーツの取扱説明書が全部英語だから大変って思うなら、日本語取説が
用意されたものを選べばいいだけのことです。でも、たとえば、マザーボードに
しても、レイアウトの図さえあれば、細かい説明なんて、そんなに必要と
しないのですが、それは、何台か組み立てた経験があればの話で、まったく
初めての組み立てなら、日本語取説があったほうが安心です。
わからないことがあれば、Web 上に解説がたくさんありますから、
単に画面上でながめるだけではなく、ときには印刷して、じっくりと
読み込みましょう。ただし、知恵袋などの記述には、一部信頼できないものが
あるので、すぐに鵜呑みにしないようにしましょう。質問者の方は、
自分で解決できる力がないから質問しているわけで、不具合状況や
何がわからないかを正確に質問できないものなのです。回答者の人も
より正確に状況把握するために逆質問をしたりしますが、当然、
質問者は解決に必要な情報をすべて伝えることができないものです。
だから、回答も、ちょっとズレたものになりがちです。それに、
回答者の能力がピンキリですしね。
パーツ選びで一番大切なことは、前に書いたように信頼できるショップの
店員さんを見つけ出すことです。
今回、ひさびさに自作パソコンを組み立てたと思ってましたが、前回、
組み立てたパソコンは、2017/05 に組み立てたものでした。つまり、
まだ、2年も経っていません。それでも、拡張スロットは、PCI でした。
恥ずかしながら、今回、玄人志向の SATA カードを付け替えようとして、
あらら、拡張スロットの形状が違うじゃんと気づき、そっかー、今は、
PCI Express に、なっちゃてるのかーと知った次第です。調べてみると
2011 年頃から、PCI から PCI Express への移行が始まったようで、
じゃあ、2年前に作った自作パソコンが、なぜ、PCI だったかというと、
ねらってた core i5 が店頭から姿を消していて、core i7 が必要なほどではなく
core i3 が残ってたので、それにしちゃったという経緯から、マザーボードも
2012~2013年代にさかのぼってしまったというのが真相みたいです。
最後に、自作パソコンを組み立ててみようという方に伝言。
・「安いから」という理由で自作パソコンに飛びつくと結果的に
高くつく公算大。
・パソコンに不具合が起きたとき、ネット上の情報を集めて何度も
自力で切り抜けることができたという方なら、チャレンジする価値あり。