自作パソコン~組み立て①

By | 2019年2月27日

1)マザーボードにCPUを取り付ける

↑↑↑ が、今回購入したマザーボード。これに、CPUを取り付けるという作業が

今回の自作では、最大のリスクを負う作業となります。マザーボードに生えた

1,151本のピンに、まっすぐ上からCPUを差すという作業に失敗して、ピンを

曲げたり最悪折ってしまうとマザーボードを修理するか取り替えなければ

ならなくなります。取り替えなら、¥ 24,710 の損害。曲げた場合は有償修理と

なります。じゃあ、自分で直す?ピンとピンの間隔は、1mm あるかないか。

この狭いところで思うように作業できる工具があるかどうか。もしあっても、

ちゃんと作業できるかどうか。きっちりと直っていないと今度はCPUのほうを

壊しますからね。じゃあ、メーカーで修理してもらうにしても、費用のことも

ありますが、修理にかかる時間が問題です。パソコン工房での各パーツに

対する初期不良保証期間は2週間しかないので、マザーボードが修理から

返ってきたころには、ショップの保証が切れてた!なんていう可能性が

あります。

慎重の上にも慎重にホルダーの上にCPUを置きました。実は、この「置く」という

作業さえキチンとできたら、ASUS マザーボードの場合、ほぼ、安全領域に到着と

言っていいでしょう。あくまでも向きを間違えずに、そっとCPUを置くことが

大事です。工具やCPUそのものをソケットのピンの上に落っことさないことが

とても重要です。

取り付けバーをフックに掛けると同時に保護カバーが外れます。この保護カバーが

何らかの働きをしたのかどうかわかりませんが、曲がったり折れたりせずに、CPUの

取り付けは、割とあっさりと成功しました。

なお、CPUの保護カバーは、CPUの取り外しや修理や返品でマザーボードを送るときに

必要になるので「大切に保管してください」の注意書きがありました。

2)CPUクーラーの取り付け

まずは、CPU冷却グリスの塗布ですが、

箱を開けて知ったのですが、虎徹 MarkIIには、シリコングリスが付属してました。

でもまあ、せっかく買った Ainex GS-08 を使いますよね。

↑↑↑ くらい塗りました。塗りすぎよりは、塗り足らずのほうがリスクが低いのです。

指で塗るなんてことは、ちょっと無理ですね。粘度が低く、付属のヘラを使わないと

薄く塗ることができません。金属面との粘着力も低いので伸ばそうとすると塗ったところが

はがれて、そこを埋めるように塗り直しが必要になります。でも、グリスを詰めたピストンが

すぐれもので、穴を埋めるのにちょうどの量を出すといったことができたので、そんなに

苦労せずに塗ることができました。

(そんなにきっちりと塗らなくてもCPUの中央にウンコ盛りしておけば、

CPUクーラーを取り付けたときに面と面の圧力で全体に薄く伸びるから大丈夫という

説があるそうです。でも、たぶん、たいていの人が何とか伸ばしておこうとするハズです)

いよいよ、ここからがCPUファンの取り付け作業ですが、↓↓↓ の金具の取り付けに

ちょっと悩みました。

マザーボードの裏側に使うとわかれば、表裏や縦横は確定できるので

あとは比較的簡単です。(この金具の名前は「バックプレート」と言うのですね。

この名前を知っていれば、マザーボードの裏側に使うと言うことに気づくのが

ちょっとは早まったかも)

↓↓↓ ヒートシンクの取り付け時の注意事項は、2本の取り付けネジを交互に均等に

締めていくことと、CPUとの接触面に張られた保護ビニールをはがしておく(うっかり

忘れたら大変)ことです。

ファンを取り付ければ完了。さほどむつかしくありません。多少のズレができても

簡単に修正できます。

3)マザーボードをPCケースに取り付け

最初に、I/Oパネルという名前のプレートをケースにハメ込みます。私は、この作業が

苦手です。いつも、ちょっと浮いた感じになり、きっちりと取り付けられないんです。

ASUS PRIME Z390-A マザーボードの I/Oパネルには、スポンジのクッションが

貼ってあるので、きっちりとハマっていないとマザーボード本体が押されて

ビス取り付け用のスペーサーの位置と微妙にズレて苦労します。

今回も、苦労させられました。自作パソコン組み立て解説サイトなどを

見ると、ねじ回しを反対に持って柄の部分を使って軽めにたたき込めばいいと

書いてあったりしました。木片などをパネルに当ててトンカチで軽く打ちながら

ハメ込むという方法も有効かも知れません。早くても数年先になると思いますが、

次のパソコンを組む機会があれば試してみようと思います。

4)グラフィックボード取り付け

最近のCPUソケットはマザーボード側がピンになっていて、そのためピン曲がりや

ピン折れという大惨事がよく起きるという情報をくれたのは、パーツ選びのアドバイスを

してくれた店員さんでした。他に組み立てる上での注意事項はありますか?と

訊ねてみると「これは、何度も自作パソコンを組み立てている方には起こらない

ことですが」と前置きして「グラフィックボードを取り付ける時に、ケースの

スロットカバーを外さずに取り付けようとして壊してしまったお客さんが

いました」と教えてくれたので、店員さんと大笑いしました。

スロットカバーというのは、PCケースに取り付けられたメクラ蓋 ↓↓↓ です。

そのときは、まさかだったのですが、私が取り付けようとすると、どうしても

グラフィックボードが入らなくて苦労しました。よくよく見てみると

このPCケースに取り付けるには、2番目と3番目のスロットカバーを

外しておかねばならないのに、ひとつズレて1番上と2番目のカバーを外して

グラフィックボードを挿そうとしてました。人のことを笑うものではありませんね。

差し込むスロットとスロットカバーの位置関係というのは、けっこう

ズラしてしまうもので、ちゃんと確認を怠らないようにしたほうがいいです。

今でこそ、サウンドカードやLANカードなどはオンボードになってますが、

昔は、山ほどカードを挿してましたから、よく、ズラしたものです。

メモリもですが、カード類などを挿そうとするときに力づくはいけません。

じわーっと挿しながら、うまくいかないなら、一度外してちゃんとカード側と

差し込み口をじっくりと観察して、なぜ、すんなり入らないかを検討することを

オススメします。これまた昔話で恐縮ですが、メモリカードを逆向きに

差し込んでしまってマザーボードを焼いた友人もいました。

グラフィックボードの取り付けが完了して、第一夜の作業が終了しました。

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