ふだんは見ないのですが、昨夜は、たまたま、「カンブリア宮殿」に女房が
チャンネルを合わせていました(本人は、そのまま、うたたね)何となく見ると、
これが面白かったのです。
テーマは「ブラックからホワイトへ!”働き方革命”最前線」
働き方改革です。
私も、現役時代、残業が月に100時間超えは、あたりまえ。さいわい、
100時間を超えたぶんは、閑散月につけることを上司が許してくれたので、
サービス残業はしなくても良かったのですが、本来は、残業時間が100時間を
超えないように労務管理しなければならなかったということですね。
しかし、当時は、そういう考え方自体がありませんでした。しかし、時代が
進み、退職前には、有給休暇を取るための届け出に理由を書く欄が
あることに噛みついて、そもそも、有給休暇は、理由がどうであれ、
使用者側は拒否できないものなので、理由を問うこと自体がおかしいと
主張して届出書の変更を求めたりしました。窓際族どころか、窓の縁に
掴まって身体は窓の外にある身だったので、要求は通りませんでした。
7項目ほどから理由を選ぶ形式だったので、本当の理由がどうであれ、
常に、「7.その他」を選びますよということで折り合いました。当然、
その理由は問わないという条件だけは呑ませました。
まあ、こうした小競り合いをいくつも持ったおかげかどうか、最終の繁忙月だけは、
営業所内の誰もが労使協定以内の残業時間で収めることができました。
退職時に、残った有給休暇をすべて消化して辞めたのも、私が最初か、
せいぜい二人目くらいだったのではないかと思います。
こんな話を書くのも、働き方を改革するどころか、正常な状態にするのでさえ
末端の社員が行うのは、ほぼ、不可能なのものだと言いたかったわけです。
ところが、番組の中でSCSKの相談役 中井戸 信英氏は、新入社員の
頃から、有給休暇の取得に文句を言った上司に対して反論するなど
自分の働き方を考え実践し、その働き方を続けていくための努力を
惜しまなかった方でした。
そういう方がトップになったとき、行った働き方改革は、残業を1~2割減らす
といった小手先の物ではなく、残業を減らした者には、報奨金を与えるなど
まさに改革と呼べるものでした。この方の偉い点は、残業を無理矢理減らせば
業績が落ちるだろうなと覚悟していた点です。さらに、残業を減らして浮いた
人件費は、すべて社員に還元するという決意を持っていたことです。
結果として、月180時間の残業をこなしてきたリーダーを始め、社員が残業を
減らすための業務改革に真っ正面から取り組み、クライアントとの関係性にも
踏み込んで改革を進めて業績悪化どころか、右肩上がりの売り上げ増大と
営業利益率の向上を手に入れたのでした。
もうひとり、ソウ・エクスペリエンスの西村 琢 社長は、子連れ出勤OK、副業OK
という働き方を認めることで、たとえば、子供が何に興味を示すかを見て新しい
ニーズに気づくヒントを得たり、副業を通じて得た人脈や情報を自社の業績
向上に結びつけることができたと述べました。しかし、実際は、Aというやり方が
Bという結果を生んだといった単純なものではなく、社員が生き生きと働ける環境を
整備したことで、ひとりひとりの社員が持てる力を発揮できたので業績が
向上したんだと思います。
上のようなことを、今朝、寝床から出る前に思い巡らしていて、おお!そうだ!
我が家の暮らし方改革に取り組もう!と思いついたのです。たまたま、
昨日は、先日買ったトレーニングウェアを着て、一時間ほどウォーキングを
女房としました。昨年末の人間ドックの結果が思わしくなく、高脂血症対策として
始めてみようかということだったのですが、やってみると中身は散歩ですから
いろいろ発見もあって面白いのです。
夜には、ふれあいセンターのアスレチックコーナーで指導員に運動相談に
乗ってもらい、とりあえず、明日から始めることを決めてきました。
このふたつだけを書けば、悪玉コレステロール値を下げるために、やっと、
重い腰をあげただけみたいです。しかし、これを暮らし方改革という面から
見れば、ちょっと、感じが違ってきます。
◎ ウォーキングもアスレチックも楽しそうだ。楽しいから始めるというのなら
改革と呼べるだろう。
◎ 健康への取り組みというのは、暮らし方改革の主要な柱だ。その点でも OK!
◎ 我が家はツートップ体制(っていうか二人しかいない)なので、女房発案の
「少しは運動したら」に、そのまま乗っかることで、抵抗されるどころか応援を
受けることができるのだから、これに越したことはない。
◎ とりあえず、三ヶ月続けてみよう。三ヶ月後に検診結果をふまえての
受診をするので、運動に取り組んだ結果も見える(指導員の方は
はっきりと数値効果が得られると請け負ってくれた)
とういうように、単に高脂血症対策としての運動ではなく、暮らし方改革のための
運動と考えるとモチベーションもあがり、取り組み方も積極的になります。
今週は、長年できていなかった献血を実に17年ぶりに再開したり、初めて
ご近所麻雀を開催してみたりと、暮らし方改革につながりそうなことを
やり始めています。
PIRIKA も、どんどん、間遠になって、最近は月に一度がやっとですが、
それでも、形式的には一年続きました。これも、2年目の活動を開始しなければ…