鏡 (1974)

By | 2016年6月16日

わけがわからん映画です。惑星ソラリスも、難解そうだなあと、

観ることなく放置しているのですが、アンドレイ・タルコフスキー監督の

作品っていいかも。とススメられて、まずは、「鏡」を観てみました。

現代と過去(といっても、どこが現代かがわからない)が断片化し、

パッチワークのように繋ぎ合わされる作品は、他の監督の作品にも

よくあるけれど、ロシアだけではなく、スペインや中国や日本の歴史的な

フィルムまでもちりばめられるものだから、さらに混沌としていくのです。

上映時間の108分のほとんどを、「早く終わらないかなあ」と

ひたすら待ち続けました。救いは、日本語字幕も入手してたのと、

入手した avi には、英語の字幕がついていたので、両方を

見ることによって、「ああ、これは、わけがわからん映画だ」と、

確信できたことがひとつ。字幕なしでこれを見てたら、きっと、

ナレーションやセリフがわかれば、もう少し理解できたかもと

勘違いしたかもしれません。

もうひとつの救いは、冒頭に2回、終盤に3回(終盤の3回のうち

1回は同じ映像をモノクロにして繰り返したもの)の風のシーンが

あって、どれも見事だったことでした。

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