ジェヴォーダンの獣(2001)

By | 2016年6月1日

圧倒的な迫力。完璧な映像力。緻密なストーリー。謎の深淵と

あざやかな解明。ジェヴォーダンの獣そのものは史実にあり、

あまりに多くの人が犠牲になり、死者は、88人だったとも、

123人だったとも伝えられ、正確な数がわからないといいます。

結局、この野獣の正体は、はっきりせず、後に巨大な灰色

オオカミだったとも、ハイエナだったとも、ハイブリッドウルフ

だったとも、さまざまな解釈が生まれることになります。

この映画でも、ある解釈が暗示されます。

マニという名のインディアンが、むちゃくちゃカッコ良くて、

この登場人物のおかげで、アクション映画の要素もあり、

(この作品がアメリカ映画になってたら、単にそれだけに

なっていた可能性あり?)史実に基づくということから

歴史映画としても見応えがあり、主人公と伯爵令嬢の

恋愛映画、ストーリーの展開に重要な役割を担う娼館の

シーンでエロティックな描写もあって、よくもまあ、これだけ

詰め放題に詰め込んで、わずか2時間18分の上映時間に

まとめあげる力量とか、いやあ、もう、ただただ脱帽でした。

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