石見銀山

By | 2014年11月24日

女房が「連休、どこに連れって行ってくれる?」「石見銀山は?」と、

珍しく候補つきでリクエストしてきたので、お出かけしました。

世界遺産になる前から行きたかった石見銀山。私としては、大森銀山と

呼ぶほうが、しっくりきます。前の晩に出発して、朝一番から見学すれば

混雑を避けることができるのですが、女房の行き先選定理由は、「どっかに

行きたい」「以前から、(私が)行きたがっていた」くらいで熱烈に行きたい!

というわけではないのが感じられたので当日出発にしました。

hana ちゃんの準備は、前日に済ませておきました。もう、半年くらい

動かしていないので、室内のフルフラット化や、祭りのダンジリ電源に流用した

バッテリーの元の場所への取り付け、燃料満タンなど、2~3時間かかりました。

朝寝坊したのもありますが、積み込む荷物の準備も朝からだったので、

出発は、午前10時を過ぎていました。ナビは、広島道から浜田自動車道へと

回るルートを示しましたが、私は、開通前で無料区間のある尾道道経由を

選びました。結果的には、これが、正解でギリギリセーフ、紅葉の最終日に

間に合った感じで、山里の紅葉も楽しむことができました。

あわただしい出発で持ってくるのを忘れたお茶や、翌朝の朝食などの

買い物を世羅のスーパーで済ませ、お米を研いで炊飯器のスイッチを

入れたのが、12時15分頃。ゆめランド布野で昼食を開始したのが、

13時5分頃。おかずは、家から持ってきていたので、あたためたり、

インスタントの味噌汁を作る程度だったのですが、食後のコーヒーを

飲んで出発したのは、13時45分頃。残りの距離がけっこうあるし、

山間部の道路状況がどうなっているかわからないし、さて、今日の

見学に間に合う時間に到着できるのか心配になってきました。

でも、石見銀山世界遺産センターへの到着時刻は、15時数分前。予想して

いたよりも30分も早く到着できました。その大きな理由が、道幅が広くて、

曲がりくねった箇所が少なかった道路のおかげでしょうか。特に広域農道は

立派でした。途中、国道375号をちょっとだけ通らざるをえない場所が

あったのですが、そこだけ、工事中の片側交互通行が2ヶ所あったり、

きついカーブの所があって、少し時間をくいました。

石見銀山世界遺産センターの第三駐車場は満車の札がかかってましたが、

案内に従って第一駐車場に行くと、パイロンをよけてマイクロバス用に

縦2台分確保されていたと見られる場所に駐車できました。ときどき、

こうした役得に、あずかれるんですよね。

↑↑↑世界遺産センターと第一駐車場の様子です。第一~第三駐車場あわせて、

400台ぶんありますが、遅い時間だったにも関わらず、ほぼ、満車状態でした。

すんなり駐車できたのは、つくづく、マイクロバス特権のおかげです。

銀山公園の観光案内所前や、代官所前にも無料駐車場がありますが、

それぞれ、20台、10台とスペースが少ないのと、道が細いので、路線バスと

離合するシーンに出くわしたら、かなり、あせると思いました。

時間帯や曜日などの関係で、すいているなら、路線バス経路とは逆方向から

入って代官所前の駐車場利用はありかなとは思いましたけど、10台では、

かなりの強運を必要としそうです。

肝心の石見銀山そのものには、遊歩道を歩くかレンタサイクルで行くかの

二択ですが、hana ちゃんに自転車積んでいけば、大森までのバス料金

(一人片道200円)も不要だし、いいかもって、今、思いつきました。ただし、

行きは、ずっと登り坂なので、しんどそうです。

遊歩道沿いには、お寺や精練所跡(女房が行きたくないというので行けなかった)や

新切間歩↓↓↓などがあって、退屈しません。

↓↓↓みたいな、ちょっとした公園風のところもありますし。

さて、メインの龍源寺間歩ですが、旧坑道の天井は低いので、背の高い人は、

頭を打たないように、ずっと、頭をかがめて歩かねばなりません。坑道から、

横に鉱脈に沿って掘った跡が見られますが、驚くほど狭く、どうやって、

掘ったり鉱石を運び出したのだろうかと不思議に思えます。

↑↑↑横坑のいくつかは、外部から植物の種が入り込まないような対策が

とられていないせいか、かなり草が生えていたのが、ちょっと、残念でした。

せっかくですから、もう何枚か撮った写真を掲載しておきます。

龍源寺間歩の見学を終えて、帰り道は遊歩道ではなく、自転車用の道を

歩きました。お寺や神社や吹屋跡など楽しい散歩道になってました。道沿いの

民家のひとつですが、庭にたくさんのタヌキの置物を配置していて目を楽しませて

くれたりしました。遊歩道も、帰りの道も深い谷の道で、いわば、裏山のような

日当たりが悪い斜面ばかりに挟まれているせいか花は少なめでした。

あざみや、マムシ草の実などを見ることができたかな。もちろん、木々の紅葉も

楽しむことができました。

町並み地区の散策も楽しかったですよ。大森代官所跡への到着は日没後で、

バスに乗ったときには、すっかり日暮れていました。

石見銀山見学後は、まっすぐ、温泉目指して、国民宿舎さんべ荘へ。ここの湯は、

相当にぬるく、ついつい、長風呂になってしまいました。石見銀山から三瓶温泉までは

山の中、食材を買うところもなかったので、国民宿舎のレストランで食事。私は、

小盛りうどんと茶碗蒸し、釜飯セットで、600円。女房は割子そば+釜飯で、850円。

そばは、最強のコシで、おいしかったですよ。レストランで食事のわりには、

安上がりで良かった良かった。

一泊の予定でしたが、「月曜は生ゴミの日だし…」と女房が言うので、そのまま、

帰路へ。国道54号と、松江道との位置関係がわかっていなくて、吉田掛合から

吉舎まで無料で乗るチャンスを逃し、おそらく、一時間以上、よぶんに時間が

かかってしまいました。でも、行きの道もそうでしたが、石見銀山から三瓶温泉に

向かう道、三瓶温泉から吉田掛合に向かう道、どちらもよく整備された良い道でした。

ひょっとすると、世界遺産指定されたことで、周辺道路の整備が進んだのかな?

尾道ー松江道も、今年度中には全線開通の見込みだというし、もっともっと、

こちら方面にはドライブやツーリングに来てもよさそうです。

帰宅時刻は、22時過ぎだったかな。約12時間の日帰り強行旅で、翌朝は、

8時頃まで目が覚めませんでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語で書いてね。外国語わかんない。