ヤフオク!で Windows 10 の本物と海賊版を一枚ずつ手に入れました。
けっこう精巧にできてる海賊版です。でも、ニセモノはニセモノなので
間違い探しの要領で見ていくと、いろいろあります。
まず、プロダクトキーシールから見ていきます。
↑ 本物 ニセモノ ↓
フォントの種類や大きさ、位置が微妙に違います。色合いも、ニセモノは
全体的に濃い感じです。また、プロダクトキーの5文字ずつの区切りが
本物はハイフンなのに、ニセモノは中黒です。
しかし、ニセモノと思われる出品に掲載された画像を見ると、
↑は、この写真を見る限り色合いは本物そっくりです。しかし、フォントが
明らかに違うし、全体の印刷位置が上方にズレていて頭切れ状態です。
↑は、色合いが濃いのですが区切りにはハイフンが使われています。
この三つのニセモノに共通するのは、どれも☆が本物に比べて大きいという
ところでしょうか。また、2次元コードの大きさや位置も違います。
一番下のニセモノなんか、QRコード使ってますね。
どのくらいの種類のニセモノが出回っているのか、わからないので、
フォントや2次元コードの大きさや位置、緑や赤の色調も本物そっくりの
ものがあるかも知れません。しかし、これだけは、ニセモノがマネして
いないだろうという決定的な違いがあります。
本物のプロダクトキーシールは斜めにしてすかして見ると歯車の模様が
浮かび上がります。もちろん、ニセモノにはありません。(ただし、
左上の緑の部分と右下の青の部分には、印刷でそれらしく見せようとした
形跡がありました。しかし、黄色の部分や白い部分は何もありません。
他にも、マイクロ文字印刷が、本物はオフセット印刷と見えますが、
ニセモノは、活版印刷のようにデコボコしています。
↑ 本物 ニセモノ ↓ 私の写真の腕では、違いがわかりにくいですよね。
次にインストールディスクを見ていきます。
本物は、ホログラム印刷の 〇 に ↓ のマークがキッチリと6:00 方向を向いています。
ところが、
ニセモノは、0:30 くらいの方向を向いてます。
別のニセモノは、ちょっと見にくいのですが、1:00 方向です。
↑のニセモノは、3:30 くらいですね。コストを抑えるためか、技術的、設備的な
問題があるのか、ホログラム印刷とレーベル面印刷の工程を分けるため、
位置が一定にならないのだと思います。
ディスクに関しては、もう一点
Windows 10 ロゴなどの白抜き印刷部分に注目すると、本物は背景色の
紫色の部分と塗装面にちがいがありません。
しかし、ニセモノは白抜き部分はペターっと平面になってます。うーん、私には
これを説明できるだけの写真を撮る技術と、わかりやすく文章表現する力が
ないみたいです(涙)実物同士を見比べると一目瞭然なのですが。
最後に、パッケージの違いを見ていきます。
本物は、すべての印刷をシール印刷にして白いパッケージに貼ってあります。
ところが、
ニセモノは、バーコードの部分と封印シール以外は、パッケージに直接印刷して
あります。
Microsoft としては、注意書きを変更しなければならなくなったとき、シールを
貼り替えるだけで済むコスト削減をねらい、海賊版制作者は、シールを
貼るという工数が増えることによるコストアップを嫌ったのではないかと
想像してます。
じつは、このパッケージの印刷が、シールに印刷されたものか直接印刷か
という見分け方は、ヤフオク!出品してあるもののニセモノ判別に有効な
場合が多いのじゃないかと思ってます。
↓↓↓ のような商品写真が掲載されていたら
まず、ニセモノに違いないと判別できますよね。また、この判別法は未開封の
出品にも使えるのがよいところです。
注意!:パッケージや、プロダクトキーの画像は、本物を使っている海賊版出品が
あることが判明しました。商品説明にある画像だけで判断することは
困難な場合があるということです。判断しようにも不鮮明な写真を
掲載していることが多いですし、ヤフオクのページから原寸大の画像を
見るためには、ソースを確認するなどの手間をかける必要があります。
わざわざ買って調べるってなかなかの物好きです(笑)
でも、MSも海賊版防止で毎回趣向を凝らした工夫をしてますね
物理配布はコストがかかるからやめたいんだろうなぁ~
実は、海賊版のほうは、ちょっとした事情があって、
支払いをしていません。しかし、そのままにしておくのも
穏やかな気持ちになれないので、Microsoft に
譲ろうかと思って連絡しましたが、何のリアクションもなく
放置プレイ中です。
ヤフオク!は、頬被り主義だから論外だし、ACCS も
2004年頃には、本気で取り組んでいた形跡がありますが
現在は、通報受付さえしてない雰囲気です。
あとは、税関ですが、情報提供窓口のリンクをクリックすると
「接続の安全性を確認できません」と言われます。(デジャブ)