タイトルを見て、戦争と平和を連想した方は、偉い方です。あの小説は、数少ない
最後まで読むことができなかった小説です。そうでなくても、翻訳本は、人名を
覚えるのがむつかしいのに、ひとりの人間のファーストネーム、セカンドネーム、
叔父、伯母などの親戚関係を頭に入れておかねばならない呼称で呼ばれるし、
さらには、爵位や軍での階級も知っておかねばなりません。あの小説を読むには、
登場人物のプロフィール集を作っておいて、その要素で検索できるような
システムを手元に置いておく必要があります。登場人物多すぎ!
もうひとつ、途中で投げ出したのは、長塚節の「土」 最初っから、暗い暗い、
もう、フォースの暗黒面に囚われるのは必定という描写に、逃げ出して
しまいました。ちなみに、倉橋 由美子のスミヤキストQの冒険は最後まで
ちゃんと読みましたよ。42年前のことですけど。
さて、炭焼き。HARU ちゃんの初ツーリングは、神戸にしようと思ってましたが、
ポリテク同級生が新規に炭焼き窯を造ってると聞いて、見に行きました。
後ろに、同級生の、くわっさんと、その師匠の小さいおじさんが並んで腰掛けている
のが見えるので、窯の規模がわかると思います。これだけのものを堀りあげるには、
当然、人力だけでは無理で、パワーショベルを使ってます。
窯の内部に、ぎっしりと炭材を詰め込んだ、この上に、炭役職人さんたちが腰掛けてる
丸太を置いて、さらに、細い材も詰めて、窯の天井ドームの内側の部分を形成します。
その上に土を被せて突き固めます。雪の代わりに土で作った「かまくら」のような構造に
なるわけですね。このドーム部分の設計と製作がマズいと、炭を焼いてる途中で、
天井が崩れて失敗ということになります。このあと、もうひとり、村人が来て、
小さいおじさんと、ドームの製作方針を巡って議論を重ねていました。
ところで、今回の初ツーで、伊江島と同じ失敗をしてしまいました。さっそうと、
スミヤキストの前に現れたのはいいのですが、スタンドを立てて HARU ちゃんから
降り立とうとしたとき、スタンドがズブズブと地面に沈んで、倒れそうになり、思わず、
「助けて~」 伊江島と違って、今回は、スミヤキストの見守る中でのできごとだったので、
まず、くわっさんが駆けつけてきて支えてくれました。そのとき、初めて、私と気づいて
「あ。ドコさん…」
ジェット ヘルメットでも、被ってると、ちょっと見ただけでは、どこの誰だかわかりません。
まして、フルフェースだと、まず、人相を識別するのは無理です。年齢は、若く見えちゃう
ようです。乗用車の横をすり抜けようものなら、おばちゃんから「にいちゃん、そんなこと
してると、あぶないでぇ」と叱られます。
どこの誰だかわからないのに助けてくれた、くわっさん、ありがとうございました。
今度こそ、ちゃんと舗装していない場所では、スタンドが立たないということを
肝に銘じます。
小さいおじさんもそうですが、後から現れたスミヤキ評議員?のおじいさんとも、
当然、初対面ですが、バイク談義に花が咲きました。どちらも、メグロについての
話題でしたが… 信号待ちで、ひとり暴走みたいな兄ちゃんからも、親しげに
話しかけられるし、ツーリング先で、ハーレーに乗る20代とおぼしき美人バイカーからも
話しかけられます。さあ、みなさんも、バイクに乗って風になろう!