第二回 宇宙語講座

By | 2014年7月14日

前回の講座の中で、https://74.125.235.120/ に繋ごうとしたら、

とか、

とか、

とか、

といった、警告が出て、びっくらこいて、ブラウザを閉じちゃった方も

いらっしゃるのではないかと存じます。実は、それが、正しいやり方です。

ドコさんが、書いてるのだから…と、「このサイトの閲覧を続行する (推奨されません)。」を

したり、「続行しますか?はい(Y)」をしたり、「危険性を理解した上で接続するには」に

進んで例外を追加したり、「このまま続行」をしたりした方は、ちょっと、

セキュリティ感覚に問題有りです。

「なぬ!ハメたのか?踏み絵を踏ませたのか!」と、お怒りになるのは、

ごもっともなんですが、そう、怒らないでください。私自身も、ああ、そういうことに

なるんだぁと、勉強になったんですから。つまり、知らなかったということですが、

そう言われれば、そうなるよねーっていうくらいの知識はあります(エヘン

←って、いばるところじゃないっ!)

この話は、たてこもりよりはひきこもりがマシの宇宙語部分に関係する話

なんです。あの記事の中で、SSL証明書という宇宙語が出てきました。

上の警告は、要するに、SSL証明されてないから、ヤバいんじゃね?っていう

警告なんです。google は、www.google.co.jp に対して、SSL証明書を

インストールしてるだけで、74.125.235.120 というIPアドレスに対して、

証明書をインストールしているわけではないのですね。だから、このURLは

「ぁゃιぃ」という警告が出るのですね。

ちなみに、https://74.125.235.64/ ~ https://74.125.235.255/ の範囲で

末尾の数字をどのように変えても、google につながります。他にも、

https://173.194.117.0/ ~  https://173.194.117.255/ でも、googleに

繋がります。もちろん、警告が出ますから、例外として認めなければ

ならなかったりしますが、https://173.194.117.0/ と、https://173.194.117.255/ だけは、

警告が出なかったりするので、これはこれで、興味深い現象ではあるんですけどね。

そこで、173.194.117.255 を逆引きした https://nrt04s12-in-f31.1e100.net/

で繋いでみると、404. That’s an error.  になるけど、https://173.194.117.255/

だったら、繋がります。あれぇ?

って、もう誰も読んでない?失礼しました。

話を戻すと、Yahoo! や、dokolife.net は、http:// だったので、上のような

警告が発せられたりしなかったんですけど、google は、https:// だったので

エライことになったんですね。え?何?って方は、:// の前に「s」があるか

ないかを見落としてません?このたった一文字の「s」で、こんなに、

ややこしいことになるんです。では、https:// って何?という話ですが、

ブラウザからサーバーへIDとかパスワードを送信するとき、暗号化されるので

盗聴防止になると言われてます。最近は、家の中では、WiFi とかで飛ばして

ますからね。その通信も、暗号化されてるハズですが、それは、自宅内の

話です。自宅から接続先のサーバーまでの経路のどこで盗聴されてるとも

限らないので、パスワードとか、口座番号とか、クレジットカードの番号とか、

自分の体重とか、知られたくない情報は、暗号化して送りたいですよね。

そのために通信を暗号化しますよというサイトが、https:// で始まるサイト

なんですが、実は、これには、もうひとつの効用があって、サイト側で、

SSL認証というのを第三者にしてもらっていなければ、冒頭に並べたような

警告が出るんですね。警告が出れば、当然、「ぁゃιぃ」ってことで、

警戒しますよね。実際には、この警告が出たら、さっさと、ブラウザ閉じた

ほうが身のためということなんです。

最近、フィッシング詐欺とか、なりすましサイトが、巧妙化して、ホンモノと

見分けがつかなくなってきてるということですが(以前は、ぁゃιぃ日本語が

使われてたりしてた)いろいろ、大切な情報を入力しなければならないのに、

https:// から始まるサイトじゃないっていうだけで、相当に「ぁゃιぃ」と

考えなければなりません。

また、ときどき、新聞をにぎわしますが、ホンモノのサイトを書き換えて、

詐欺ページに自動的に誘導させるという手口も、警告出ちゃったら、

せっかく、よそのサイトにもぐりこんでまで、誘導させようとしたのに、

おじゃんですよね。でも、そこで、おじゃんとさせるためには、https:// に

ついての知識がなければ、ダメってことになります。

ということで、第二回目の宇宙語講座は、以上です。はたして、第三回目の

宇宙語講座が開催されるかどうかは、コメント次第ということになるかも。

3 thoughts on “第二回 宇宙語講座

  1. まのじ

    「続きは、コメント次第」なんて、試験みたいぢゃあないですかっ。
    読んでますよお、地球人レベルで。ドキドキ。
    ただ、私がアクセスしようとした時は、そんな小難しい警告は出なかったので
    単に「今回の更新は、まだだなあ。カッコさぼってるなあ。カッコとじる」と思おてましてん。
    これまでの講義で分かったことは、「httpの後に、sがあるかないかは大問題」ですが、
    でも、そのsの有る無しは、どうやって突き止めるのだろう?
    だって、サファリ画面には、ドメイン名のようなものしか表示されてないしサ?

    Reply
  2. 何処吹く風 Post author

    そこっ!それが、どまんなかなんです。まさに、ブラウザ違えば、まるで違ってくるという…
    本文中に、4種類のブラウザの、それぞれの警告画面を載せてますが、4っつも
    ブラウザ使っている時点で、地球人にとっては、異常の人。でも、それ以上に、
    いろんなブラウザが使われているんだよね。しかも、同じブラウザでも、バージョンによって
    全然違う動きするし、ひどいのになると、同じブラウザの同じバージョンなのに、
    レンダリングエンジンを選べるようになってて、その選択で、まるで違う動きに
    なったり…

    Reply
  3. 何処吹く風 Post author

    それから、サファリのURL欄については、

     http://www.cis.twcu.ac.jp/cis/QandA/WWW/browse_safari-addressbar.html

    ってことかな?検索で似たような別のサイトに誘導される場合だってあるから、
    URLの確認は、習慣づけたほうがいいかも…って、なかなか、それって、むつかしいの
    だけどね。最新?ieでも、URLがどこに表記されてるのか、最初わからなくて、
    面食らいました。
    パソコンだけじゃなく、スマホとなると、また違うし、まったく、インストラクター泣かせだよ
    って、インストラクちゃんでさえもなかったのでした。

    Reply

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日本語で書いてね。外国語わかんない。