映画を観るとき、何も名作、傑作に出会うことだけが目的じゃないはずで、
悪く言えば他人の人生の覗き見。良く言えば、人生の切片を味わうことも
目的になりえます。リンダ リンダ リンダ (2005) は、高校生たちを描き、
天然コケッコー (2007) は、中学生たちを主として描きながら、周囲には
大人もいるし、もっと小さな子たちもいて、高校生は文化祭という限られた
数日間、中学生は2年生から3年生、卒業して高校生になる直前までの
ちょっと長い期間を撮っているのだけれど、どちらも、映画の長さとして
ちょうどいいというか、ていねいに描かれていて、映画の中での時間の
流れ方って、不思議な感じです。
リンダ リンダ リンダ (2005) には、不覚にも泣かされました。
天然コケッコー (2007) の 夏帆ちゃん、かわいい♡
それで、じゅうぶんですね。この2本の映画は。